いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【ヌートリアの皮、頂きました】

京都の応援していただいている方から、ヌートリアの塩漬け生皮を30枚ほど頂きました。

最近なめしていなくてやり方を忘れつつあったので、古民家生活が落ち着いたら皮をなめして革にしようと思います。

【今年も熟成栗の多品種食べ比べセット発送完了しました】

 

 

当団体企画の商品「熟成栗の食べ比べセット」、遅くなりましたが本日無事に発送致しました。

日本で唯一、世界でも一つのここにしか無い商品「和栗の熟成栗を多品種まとめて食べ比べられるセット」です。f:id:inakadss:20161108015559j:plain

去年は8品種でしたが、今年は農家さんが頑張ってくれてなんと11種類の栗を入れることができました(値段だけ見ると高そうですが、実は仕分けや選別がこんなにあると非常に面倒くさいです。手間暇かかってます。)

11種類内訳:森早生、丹沢、国見、ぽろたん、伊吹、筑波、有馬、銀寄、利平、石鎚、柴栗f:id:inakadss:20161108015610j:plain

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買って頂いた方、お楽しみに~。

 

※こんなに多品種作っていてもその多様性は活用されていないので、品種ごとの味の違いをスイーツに表現できる力を持ったパティシエさん知ってたらご紹介ください。モッタイナイ!

 

#  #和栗 #熟成栗 #食べ比べ #多品種 #日本で唯一

【外国人の友人が居られる方へご相談】

代表の田中が地域づくりで関わっている「高野町筒香地区」が12/4にお正月に向け「しめ縄作り」体験のイベントを実施します。

広く一般から参加者を募集しています(こちらでも受付けます)。

 

毎年やっているようなのですが、今年はちょっと違います。
何と、地域の方から「外国人にも来てもらいたいな、見てもらいたいな」という声があがりました。
筒香地区は高野町に属しますが、高野山への参詣道が通っている訳では無く、観光客・旅行客はほぼ通らない場所にあります。知られていません。
とても山間部にあります(写真ご覧ください。)
人口は80人ちょっとです。
過疎地です。
限界集落です。
でも、そんな集落にも関わらず、「よそから人に来てほしい」「外国人にも見てもらいたい」と言われました。
ココはまだあきらめていません。


なので、外国人の友人が居られる方にお願いします。
良かったら、外国人の友人と一緒に筒香地区に遊びに来てください。
観光客向けのおもてなしはできません。
ただ、山の暮らしがそこにはあります。

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ーーーイベント詳細「しめ縄作ろう会」ーーー

12/4(日)13:30-15:30
しめ縄作りと、(晴れてたら落ち葉で)焚き火して焼き芋体験。
参加費 お一人500円(ただし、親子参加は一家族で500円)
誰でもいなか好きな人歓迎。
外国人連れも大歓迎(現地では私も含めて外国語はしゃべれません)。

定員20名
場所:和歌山県高野町中筒香245(旧筒香小学校)
 ※とても山の中です。公共交通手段はほぼありません。車がベストです。が、「行きたい」旨を伝えて頂ければトータルの人数によっては何とかできるかもしれません

※ついでに、現在いじっている最中のいなか伝承社の新事務所(というか古民家)もリクエストがあればご案内します。こちらもおもてなしできるかどうかは分かりませんが。

【鳥取から第一人者をお招きして、森のようちえんの勉強会やります12/10】

これまで和歌山県北部を中心にして、未就学児を対象にしたイベント型の「森のようちえん」を40回以上開催しました。

これにより和歌山県内各地で森のようちえんの認知度が高まり、各所で立ち上げる方々も増え、今年は和歌山県にとっての「森のようちえん元年」とも言えると思います。
そこで、森のようちえんをもっと理解していただくための通過点として、森のようちえん第一人者の鳥取県の「森のようちえん まるたんぼう」西村氏をお招きして講演会を行います。

当日は移住促進の話とも絡めたお話をして頂く予定ですので、子育て中・子育て支援の方だけでなく、地域づくり担当者や移住支援機関の方も是非お越しください。
そばにある自然を活かし、資源を活かし、森林率77%の和歌山の未来につながる実践的な取り組みをやっていきませんか?

FBイベントページ:

「森のようちえん」の始め方・活かし方 講演会

 

※イベント詳細はかなり長いので後半に記載しております。

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#森のようちえん #講演会 #かつらぎ町 #まるたんぼう #西村早栄子 #和歌山 #自然を活かす #未就学児 #子育て支援 #移住促進 #地域づくり

 

「森のようちえん」の始め方・活かし方 講演会  詳細

全国的に広がりを見せつつある森のようちえんですが、残念ながら和歌山県内には毎日・預かり型の森のようちえんはおそらくまだ存在していません。一方、イベント型あるいは自主保育形式の森のようちえんは県内各地で産声を上げ、活動を本格化させようとしている状況にあります。
この機運に、先進地である鳥取県智頭町の森のようちえん「まるたんぼう」の西村氏を講師としてお招きし、県内の子育て・森のようちえん・行政関係者等の方々が子育て支援・移住施策も含めた様々な角度から森のようちえんの仕掛け方を学び、県内の自然環境を活かした子どもたちの生きる力を育む場を作り、幼稚園・保育所と並ぶ選択肢の一つとして和歌山に本格的な森のようちえんが広がることを願って本会を企画致しました。

※森のようちえんとは
北欧で始まったとされる乳幼児対象の野外保育活動の総称。自然体験を軸に大人はできるだけ「見守り」に徹する保育を行います。「森の」と付きますが、自然全てが活動フィールドです。

【講師】NPO法人智頭町森のようちえん まるたんぼう理事長
西村早栄子 氏
東京都出身。中学時代に新聞を通して知った地球環境問題への関心から、熱帯林再生に携わりたいと考える。東京農業大学林学科→琉球大学農学研究科→京都大学農学研究科と進み、ミャンマーへの留学も経験。帰国後の2000年に学生結婚し、出産。夫の出身地である鳥取県に居を移し、農林技師として鳥取県庁に入庁。智頭町と出会い憧れるようになり、第2子の産休を機に移住。2007年より仲間と「森のようちえん」を智頭町に作る活動を始め、2009年に‘智頭町森のようちえん まるたんぼう’開園。

【日時】12月10日(土)  12:20 開場
13:00 講演会「第1部 “森のようちえんの活かし方”」スタート
14:30 質疑応答
15:00 休憩、入替え&第2部受付
15:45 講演会「第2部 “森のようちえんの始め方”」スタート *託児あり*
17:15 質疑応答
17:45 講演会 一旦終了
18:15~19:15 夕食:ケータリング(お子様用の食事の持込みは可)
19:15~21:00頃 交流会(ドリンク類・おつまみの持ち寄り大歓迎!ただし、
食中毒事故防止のため、手作りのものはご遠慮ください。

※情報交換コーナーを設けるので子育て支援・自然育児等に関わる団体の方はチラシ持参可。
※希望者はゆずり葉にて宿泊可能(要事前問合せ)
    ※この時期は厳しく冷え込む可能性があります。十分な防寒対策をとってお越しください。

【講演会の内容】
「第1部 “森のようちえんの活かし方”」
   ⇒対象:行政・地域おこし・子育て支援等関係者
森のようちえんは外部からの支援なしに、入りたいと思う人が誰でも入れる(費用面・保育時間・立地/送迎)運営を行うのは難しいと言えます。ここでは、智頭町が全国に先駆けて取り入れた森のようちえんの認証制度を始め、地域で森のようちえんを支える仕組みについて学びたいと思います。
 また、「まるたんぼう」は智頭町への移住者促進にも大きく寄与しています。智頭町の例を参考に、森のようちえんとその受入れ地域の双方が利益を得る可能性について考えてみませんか。
「第2部 “森のようちえんの始め方”」
⇒対象:森のようちえんに少しでも関心のあるすべての人
今、森のようちえんがどんどん注目を浴びています。森のようちえんは自主保育という形であれば、誰でも比較的容易に始めることができます。ただ、そこからさらなる発展を目指した時に大きな壁にぶち当たります。「まるたんぼう」を親子2組の自主保育から、2園1附属学校にまで発展させた西村氏から森のようちえんの立ち上げ方・発展のさせ方・運営上のリスクマネジメント等を学びます。

【会場】
天野地域交流センター「ゆずり葉」(和歌山県かつらぎ町大字下天野930番地。天野小学校跡です。)
かつらぎ町コミュニティバス利用の場合、
(行き)JR笠田駅前12:00発 天野小学校前12:22着
(帰り)天野小学校前18:05発 JR笠田駅着18:34着

【定員】先着40名、事前申し込み制。

【参加費】
講演会参加費:一人2,000円(途中退室、途中参加でも変わりません)
+夕食(ケータリングです):大人1人1,500円、小学生750円、幼児300円、2歳未満無料
+交流会参加費:500円
+託児費 ↓
――託児について――
*利用は1歳以上のみとします。定員先着20名
*1歳未満の乳児については会場内後方に畳スペースを設けますので各自でご対応ください。
*託児実施は第2部“森のようちえんの始め方”の15:45~17:45(託児受付開始15:15~)のみ。
*託児費用 子ども1人につき500円
※キャンセルは12/7までにお願いします。以降はキャンセル料を頂く場合があります。
※ゴミ減量のため、できればマイカップ、マイ箸をご用意ください。

【お問合せ・お申込み先】
田中まで
Tel: 090-7486-1139  Mail: inakadss+mori@gmail.com
フェイスブックの参加ボタンだけでは参加申込になりませんのでご注意ください。

★申込される方は、以下の項目にメールでご返信頂き、その連絡をもって参加申込とさせていただきますので宜しくお願い申し上げます。
託児あり・なしの2パターンあります。
―託児ありの場合―
①子どもの名前、フリガナ
②生年月日 年齢
③性別
④保護者氏名、フリガナ
⑤住所
⑥連絡用メールアドレス(できるだけケータイ以外のアドレスでお願いします)
⑥電話番号
⑦講演会参加パート(1部のみ、2部のみ、通しで両方)
⑧夕食(ケータリング方式)の有無、全員のアレルギーの有無と品目名。
⑨交流会参加の出欠
⑩当日の宿泊の有無
⑪(可能でしたら)所属
―託児なしの場合―
①氏名
②住所
③連絡用メールアドレス(できるだけケータイ以外のアドレスでお願いします)
④電話番号
⑤講演会参加パート(1部のみ、2部のみ、通しで両方)
⑥夕食(ケータリング方式)の有無、アレルギーの有無と品目名。
⑦交流会参加の出欠
⑧当日の宿泊の有無
⑨(可能でしたら)所属


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共催 森のようちえんネットワーク和歌山・いなか伝承社
協賛 和島興産株式会社、
協力 ママパワー全開プロジェクト、
後援 天野自治区・天野の里づくりの会・かつらぎ町

【薬草栽培を見学】

事務所の裏手に、様々な漢方に使われる薬草「トウキ(当帰)」の畑がありました。

もう少ししたら収穫するようで、畑に近づくとカラダに効きそうな匂いがしています。

なかなか漢方薬栽培を間近で見ることはないので、この後の出荷までの作業もどんなことをするのか楽しみ。

 

この事務所のある当地高野町富貴のトウキは、ウィキを見ると、中でも最高の品らしい。

ーーーーートウキ情報 byウィキーーーーー
江戸時代、全国各地域の藩により、特産品・製薬材料の商業品種として栽培が推奨された。8代将軍徳川吉宗の、薬種業の振興政策により全国各所に派遣された幕府奥御庭方で本草学者の植村左平次(植村政勝)および随行の大和国で代々続く吉野葛生産者で本草学者の森野藤助(森野通貞)らに大和国奈良県)で見出され、森野により栽培加工法が確立された「大和当帰」(主な生産地・宇陀郡)が優れた品種であるとされ、中でも奈良県五條市大深、和歌山県高野町富貴で生産される「大深当帰」が最高の品である、とされた。

薬用植物として根は血液循環を高める作用があり、充血によって生じる痛みの緩和に有効。膿を出し、肉芽形成作用があるとされている。四物湯、当帰芍薬散、当帰建中湯、補中益気湯、紫雲膏、当帰湯などの漢方方剤に使われる。

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#薬草 #漢方 #トウキ #当帰 #栽培

【柿酢づくり1か月経過】

 
 
柿酢を仕込んでから一カ月経ちました。
先月は仕込んでいる空間全体が非常にツンツンしてとがった酸味のある香りに満ちていましたが、最近になって発酵が落ち着いてきたようで、匂い自体がまろやかな酢の香りになってきました。
無事成功。
あとは熟成モード。

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#捨てられる柿 #柿酢 #手作り  #発酵食品

【なんと稲のハゼ掛け9段!】

今片付けてる事務所の近くの風景。非常に高い9段もあるハゼ掛け(収穫した稲を天日で乾燥させる)。

もはや農業遺産と呼んでも良いくらいの今となっては貴重な風景です。

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平野部と比べて日当たりの乏しい山間部に特徴の、日照量の少なさを補うために高さをあげて太陽がたっぷり当たって乾くようにした工夫です。

 

積んでいくだけでも大変で、人口減少や高齢化と共に機械乾燥になったり、米作自体が減ったりしてこの風景もかなり無くなってきています。

暮らしと共に生まれてくる景観なので、当地の昔ながらの暮らしが無くなってしまえば、この景観も消えてしまいます。
なので地域特性を残すためには移住してもらうだけではなくて、「土地土地の暮らし」を伝えていかねば・・・。