いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【25年前の梅干しとまたたび酒とアロエと・・・】

古いものを色々と集めていることを知ったご近所の方が、所有している空き家(古民家)の中を見せてくれました。

その空き家探検の中で、所有者の方から色々とプレゼント。
・25年以上前の梅干し
・25年以上前のまたたび酒
・25年以上前のアロエ
・10年以上前のピーチジュース
・12年以上前のまぐろフレーク缶
頂きました!

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何て楽しそうなラインナップ・・・。
超熟成なのか、熟成をすぎてマズいのか、色々と気になるところです。

好奇心には勝てず、数がたくさんあった梅干しだけ味見してみました。壺の中にはキレイな状態で梅干しと紫蘇が保存されており、この状態を長期間保つためには昔ながらの20%近くの塩分濃度だったのかと思います。その高塩分は時間と共にまろやかになっていましたが、残念ながら味の方はちょっと古臭さが出ていて、それほど美味しいものではありませんでした(それでも貴重なので、食べたい人はリクエスト下さい)

残りは、アルコールが入っている(もしかしたら酢になってるかも)のもあるので、事務所(和歌山県高野町)に遊びに来てくれた方で泊まれる方居たら一緒に試飲試食しましょう。 
旅は道連れv

#古民家 #残り物 #保存食 #薬酒 #熟成 #山奥暮らし #いなか暮らし  

【日本刀持ってお出掛け】

事務所兼お宿(築80年の古民家)に眠っていた日本刀(脇差)をそのまま眠らせるのはもったいないので、警察にきちんと届け出て、専門家による刀剣審査会を通過して晴れて登録が完了し、皆さまに堂々と見てもらえるようになりました(刀剣審査会で落とされるとどんな大切な刀でも強制廃棄させられます)。

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審査の時に専門家からコメントを頂いたのですが、どうやら無銘の脇差のようでした。

無銘だし錆びているので、単に展示するだけではなく、出し入れして触ってもらおうかなと考えています。

#日本刀 #脇差 #登録 #触れる

【「あしもとツーリズム」を提唱します+協力人材募集】

これまで地域おこしの現場で活動していて、行政や住民から感じることは、
・大規模なイベントをすることが大事だと思っている
・はやりものに飛びつきやすい(アート系、サイクリング系、IT系など)
・1年単位の事業計画(すなわち単発即席イベントはするが、自然を扱った長期的な事業や人材育成のようなソフト事業には手を出さない)
・地域おこし活動=行政や大学がするもの、と思っている
・行政が行う「地域おこし」政策が数回失敗すると、そこでもう「地域おこしは出来ないんだ」と思い込んでしまう。
NPO非営利団体に対する認識や理解はあまり無い
・地域おこし系のコンサルや肩書きの付いた人の意見を単に鵜呑みにする、そして行動しない。
・村の自慢は?と聞かれたら外部の組織が決めた○○100選や文化財認定を受けたものを考える人が多い
・自分の地域の歴史や文化に詳しい人は多いけれど、周辺の他の地域と比べて自分の地域がどのような特徴(表面的、潜在的)を持っているかをミクロな視点で説明できる人はほぼいない
 というようなことを感じます。
 
果たしてこれで良いのでしょうか?
 当団体では以前から、地域のみんなの足元(地元)こそ様々なネタが転がっていて、それを磨けばそこにしか無い宝(「地域資源」)になる。そこにしか無い地域資源を活用できれば、他地域と差別化を図ることが出来て、地域が生き残れる確率も大幅に上がる、と発言してきていますが現実にはなかなか「自分達の足元を見直そう」という動きにはなりません。
 周辺がどんどん都市化・マチ化していく中で、地域の方が代々守り続けてきた日常の暮らしこそが日本中で失われつつあるモノであり、価値がある、そしてグローバル化していく日本でこれからもっと価値が出てくると考えています。
 そこでこの考えを実証するために、特定地域の地域資源を調査し、それを磨き、一般の方にも分かりやすく表現や発信していく一つの仕掛け「あしもとツーリズム」モデルを作ろうと考えています。
舞台は和歌山県高野町周辺の農山村や中山間地(まだ仮)で、日本人や高野山に来る外国人旅行者などを対象にして、「日本の田舎のなにげない日常」を見て体験してもらおうと考えています。(ここでいう「日常や「資源」とは、物だけでなく、景観、文化、祭事、宗教、伝統技術、生活の知恵、人そのもの、暮らしそのもの、などのことを指します)。外からの人と交流し、その反応を持って地域の方々へその土地の本当の価値というものをフィードバックできればと考えています。
地域資源の探索から行うので、すぐに事業化は難しく、時間のかかるプロジェクトになるとは思いますが、今後日本の他の田舎の存続手段の一つとしての試金石にもなるのではないかと考えています。
 このプロジェクトはまだまだこれから企画を練っていく段階で、アウトラインしか決めていません。一緒に立ち上げて動かしていく仲間を募集します。通訳翻訳、WEB・映像、協力外国人、農業、デザイナー、体験受入れ協力者、その他クリエイティブな人など、いろんなジャンルの人募集。たとえ遠隔地の方でも協力して頂けることはあると思うので興味のある方はご連絡ください。

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#あしもとツーリズム #地域資源の掘り起こし #普段のいなか #何気ない田舎 #民俗学 #人材募集
 

【ハチ駆除して薬酒づくり(画像はモザイク済)】

地域の高齢のおっちゃんから、近所の空き家にスズメバチの大きな巣が出来て困っていると相談受けたので、代わりに蜂の巣を駆除してきました。

100匹くらいの蜂に追いかけられましたが無事に駆除&回収終了。

30cmくらいのスズメバチの巣は中に5層の巣板があり、幼虫はお持ち帰りして、成虫の生け捕りできたものは前回の駆除した際に作った蜂ウイスキーに投入。

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とりあえずウィスキー一本分に十分な蜂が採れたので、2,3年寝かします。

スズメバチの焼酎漬けの効能:
疲労回復、精力増強、高血圧症、神経痛、心臓病全般、耳が遠い、前立腺肥大、不眠症、夜汗、喘息、美容、若返り

#山奥暮らし #いなか暮らし # #スズメバチ #駆除 #蜂酒 #お手伝い

【いなか伝承社4周年(5年目)突入~】

2013年から活動してきた当団体も、今月で無事に5年目となりました。

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ご協力して頂いている皆様、ありがとうございます。
5年目も宜しくお願いいたします。

やっている内容が幅広いのと地道な活動は一般の方には見えづらいので中々理解してもらいづらいですが、基本的には和歌山の田舎広域を対象にして
 ・興味をもってもらう
 ・知ってもらう
 ・来てもらう
 ・できれば移住してもらう
 ・既に住んでいる人にはその土地の価値を感じてもらう。
ための「仕掛け」を色々と年中何か企画及び実践している団体です。

仕掛け:商品開発であったり、日帰り体験プログラム作りや中長期インターンシップの受入れであったり、事務所を宿泊施設(コミュニティ施設)化したり、森のようちえんを実践したり、地域おこし協力隊の導入支援をしたりetc.

※というわけで和歌山在住の人でも県外在住の人でも、そんな地道だけどクリエイティブな活動できる仲間を現在も募集中です。
お問合せは inakadss@gmail.com まで。

#いなか伝承社 #4周年 #5年目 #仕掛け人

【味噌仕込みました~】

 

草木も眠る丑三つ時に、ひっそりと手動ミンサーを使いながら味噌の仕込み完了。

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4.5kg仕込みました。 

どんどん事務所(兼宿泊施設)にモノが増えていくぅ。

#山奥暮らし #いなか暮らし #味噌作り

【古代スモモ やっぱり珍しかった!】

集落で一本だけ現存しているスモモの古木について、果実を送って東京の大学の先生に種を調べて頂き、その追加調査実施と結果報告を関係者の方にお越し頂いて教えて頂きました。

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専門的に解説して頂きましたが、一言でまとめると、「かなり珍しいスモモ」でした。

これをうまく使えば産業化できる可能性がありますが、現存地の集落にしろ町内にしろ、高齢化率が高すぎて貴重なスモモを増やしたり、産業化できるかどうかというと現実には厳しい気もする・・・。

ついでに、樹齢300年?の古木の柿の木や、他の集落に現存していたスモモも見てもらったらどうやらそれらもアヤシイ(珍しい)ようなのでちょっと期待しつつ、どの方向に持って行けば良いのか要検討。

#スモモ #古木 #江戸時代からあるかも #地域おこし協力隊 #みんなが気づかない貴重なものを見つけるのが特技 #地域資源の掘り起こし #和歌山県