いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【九州大学と一緒に研究していきます★】

当団体で発酵・醸造・販売している「昆虫発酵調味料イナゴソース」及びこれまでの昆虫発酵調味料試作品、世界一のレストラン「noma」から提供していただいた昆虫発酵調味料などを九州大学の先生やゼミ生のSくん他と一緒に機能性成分について研究させて頂けることになりました!。

 

と同時にこれまでの地域資源調査の中で発掘してきた様々な「未利用及び低利用 植物資源」ストック(変わったもの、珍しいものだらけ)についても興味を持って頂き、調査して頂けることになりました!

 

これまで研究されていないので、そもそもどんな成分が入っているか不明であり、全ての成分を抽出し、そこから主な成分を確定する作業になるので、結果がでるまでに一年かかるか、もっとかかるのか全然分かりませんが、強力な応援団になって頂けそうですヽ(*´∀`)ノ。

陽の目の当たらないことだけれど、コツコツ調べてきて良かった~。

 

------3年後になにか面白いことが出来そうなスキーム-----

農山村の現場で地元高齢者からの情報収集やサンプル(生の)収集、民俗調査→私。日本中どこでも大丈夫。
体験プログラム化や商品開発の企画→私と場合により地元団体(私が体力的に出来るのは企画までかな)
学術的な調査研究(主に機能性成分分析)→九州大学
(かなりの時間を経て)
素材の出口のブラッシュアップ及び市場に向けた可視化→九州大学や当団体に関わって頂いているクリエイティブな方々
実際に実践→私及び地元団体のみなさん

なスキームで動けるかなー。
あとは誰かエライヒトや企業のCSR部門の方とかお金下さいm(_ _)m、
24時間フルタイムで地域と関わって動きたいのですが、なかなかそうも行きませぬ。
地域のため、地域が生き残るため、日本の都市を支えている農山漁村のために、ひいては日本の未来のために絶対役に立ちます

 

九州のどこか地域起こしのお手伝いで恩返しもできたらいいなぁ。

 

#コツコツ #地域資源 #地域資源の掘り起こし #未利用資源 #地域おこし #昆虫 #昆虫食 #薬草 #山菜 #在来種 #固有種 #伝統産業 #森林資源の持続的な活用 #九州大学 #研究


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【薬草:ジゴクノカマノフタ 地獄の釜の蓋】

オドロオドロしい名前ですが、本物は小さな植物で、これまた小さな可愛らしい花をつけます。


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効能:高血圧、鎮咳、去淡、解熱、健胃、下痢止めなどに効果があるとされる

正式名:キランソウ

色んな効果が見込まれて有能なんだけれども、採集するにもサイズが小さすぎて量がとれない薬草。
採ったら無くなっちゃうし・・・。

#薬草 #民間薬 #和ハーブ

【放送日のご案内:昆虫発酵調味料】

ところによっては、今日放送かも~。

先日もご報告しました、当団体で醸造している「昆虫発酵調味料イナゴソース」の取材された内容が近々放送されます。


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番組名:『三関王』

放送日:2019年6月1日~15日OA 
毎週木曜日18時45分~、毎週日曜日 23時~ 放送
(以下のケーブルテレビ局によって放送日時が異なります)

放送エリア:
明石ケーブルテレビ、近鉄ケーブルネットワーク、こまどりケーブル、J:COM、ZTV、テレビ岸和田、BAN-BANテレビ、姫路ケーブルテレビ、ベイコミュニケーションズ 等
日本ケーブルテレビ連盟 近畿支部20局 430万世帯に発信)

良かったら見てね~

※今年は製造数が少ないので欲しい方は直接連絡下さい

#昆虫 #昆虫発酵調味料 #イナゴ #イナゴソース #3年発酵熟成させてます #応用力のある人向け #旨味はちゃんとあります #日本初  

 

 

【癒されスポット】

よく前を通る、道の駅紀の川万葉の里。
夜に立ち寄るとお楽しみが。

この道の駅は、ツバメの巣を作られても除去せずそのままにしてくれて、トイレの中にもツバメはたくさん巣を作ってます。
そして夜は親ツバメも巣に帰ってきていて、ツバメの寝姿を見放題!
しかもココは非常に近くから見れて(女子トイレは分かりませぬ)、昼間は見れない姿をじっくりゆっくり観察できる癒されスポット(*´∇`)ノ


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毎年ツバメが旅立つまで見守ってます。

#癒し #寝ツバメ #観察 #気付き #道の駅

【美味しそうだったので】


薬草のカワラニンジン(ニンジンの様な香りと根の形から)を食べてみた。

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写真では土に隠れてますが実物は立派な根っこ。
固い土の上で育っていたのでさわり心地は柔らかくはなく、炒めて食べてみることに。
・・・・・中心が固すぎて包丁が通らない( ̄□ ̄;)!!

根っこ全体を味わうのはやめて、柔らかい外皮を剥いて刻んでキンピラ風にしたら個性が活きて美味しかったです。食感はゴボウ。
髄の部分は固すぎて何しても食べられませんでした。

根っこ自体は大きくて食べごたえがありそうなのですが、基本的には薬用酒向きのようです。葉っぱは料理に使えます。独特の香り。

効能:体を冷ます・解熱作用

#薬用植物 #日本の薬草 #ハーブ

【アンケート。日帰りインターンシップ:福祉作業所編】

-福祉業界は本当にブラックなのか?-

様々な取り組みを行っている障害者福祉の現場を知るツアー・仕事を知るツアーを開催したら、参加したい方はいますか?

 

私が関わって見ている現場は、本当に障害者のために様々な取り組みを行っている法人で、そこで私も障害者の方とつながり、個別の人を知り、障害者についてまだまだ少しですが学ばせて頂きました。

 そこはこれまでにやったことのないコトでもイロイロ挑戦していくアクティブなスタッフが何人もおられ障害者の方と一緒に成長していくことを目指して動かれているのですが、新しいことをしようとした際に人手が足らず、そもそも「障害者福祉の現場」「作業所」というものが知られていないがために、応募がなく、やる気のあるスタッフの確保が難しく困っています。


そこで何かお手伝いできればと思って企画するのですが、興味のある方居られたらコーディネートします(学びを提供する有料イベント化)。
是非ご連絡くださいm(_ _)m

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【農山村の地域おこしに係る「そこにしか無い地域資源の掘り起こしと活用」のためのスキル】

そういえば、ご報告忘れていました。
いろんな方に応援していただいて、代表の田中寛人が中小企業庁(ミラサポ)とわかやま産業振興財団に専門家として登録して頂きました。ありがとうございます(中小企業庁に登録いただいたので和歌山県外の事業者も使えます。専門家を招聘するのを補助する制度です)

専門分野は、時々フェイスブック等にも書いている「地域資源の掘り起こしと活用(可視化)」です。

<特徴>
・田舎を発信できる人材はたくさん居る。でも、地域資源を掘り起こすところから出来る人材は少ない。
・その中でもファシリテーション手法で掘り起こす人材がほとんどで、地域おこしの現場で実践的な「民俗学的調査手法」による掘り起こしと活用提案のできるスキルを持った人材を自分以外に見たことはない(大学関係で学生使って、その場限りの浅くやってるところならある)。
・そのスキルは一つの学問体系にはまだなっていないので本を何冊か読めば身に付くものではなく、代表 田中は独学で様々な領域の学問を横断的に研究し、3500冊以上の本や文献を読み、農山村に自ら出向いて知識と現場を擦り合わせて、そこにしか無い資源をただ掘り起こすだけでなく地域の現状に合わせて提案できるスキルを修得。可視化して商品化や体験イベント化も当団体で実践出来る。
・ある程度は現場でも「文化的か観光的価値があるかないか」の一次的な判断ができるように植物や動物や道具、民具資料を識別できるスキルを習得。このスキルのおかげで、「相談された対象以外のもの」も同時進行で価値を見出し、発掘できる。
・日本中の様々な領域に関わる博物館(美術、芸術、歴史、建築、民俗、植物、動物、昆虫、生命科学など)の学芸員の方々に相談できるネットワークも構築済で、探した資源について調査で分からないコトが出てきても専門的な相談が出来る。
・同様に農林水産の現場、伝統産業の職人、手仕事関係者、デザイナーなどの方々にも相談できるネットワークも構築済で「地域資源の活用」において掘り下げて提言できる。
・「民俗学的調査」による掘り起こしと活用提案の良いところは、過去にその地域で実際に行われてきた事例のため、いざやると決まった時に再現性が非常に高いコト。また、高齢者でその技術を持っている人材がまだ残っている可能性もあり、地元民にとっては精神的にもハードルが低く、ヨソモノから見れば目新しい取り組みになる。同じ税金をかけて一年(年度)単位の事業をするにしても、外から完全に新しいものを持ってくる場合と比べて取り組みの成功率が全く違う。しかも地域の高齢者も若者も両方が中心となって動くことができる。
・既に在る地域資源の表面的な応用ができる人材ならたくさん居るが、それらとは異なり、一から調査するので時間はかかるが同時に複数の地域資源を探し出すので四季を通じて様々な企画や仕掛けにつなげることも余裕で可能。

ちなみに、このような調査~実践までの考え方を代表田中は「あしもとツーリズム」の展開と呼んでいます。

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<できること>
地域資源の掘り起こしによるストック作り
・そこにしか無い商品や、そこでしか出来ない体験プログラム作り(大人向け、移住希望者向け、外国人向けなど含む)のネタをいくらでも創り出すことができる。
・高校魅力化プログラム作り。生徒と共に地域資源を掘り起こすところから可能。考え方や仕掛け方を学び、実践し、成長できるプログラムもできます。
地域資源の掘り起こしワークショップの開催。
※調査に時間をかければかけるほど質の良いものができるが、調査の翌月に実験的な運用することも可

役場や観光協会やDMOという各地の多くの組織では「自分の地域の既存資源をお金をかけてSNS や紙媒体などを使って表面的に良く見せる 」ことばかりに注力していて、地域の「時間をかけて眠っている魅力を掘り起こす」ところから実践する組織はなかなか現れません。順番的には、そこにしか無いものを掘り起こした上で、それを様々な形でどんどん発信行けばよいのになぁと感じています。
 眠っている資源が地域の生き残りを左右することもあります。手持ちのタマ(地域資源力)は多いにこしたことはありませんし、住民が地域を守ってくれている今だからまだ掘り起こすことに間に合う地域資源もあります。

既に地域おこしが各地で色々行われているとは思いますが、未来に生き残るためにぜひ農山漁村や田舎の町の方々には「あしもとツーリズム」もご検討して頂ければと思います。代表の田中はどこにでも行きます。
 生物の多様性は数字で減少数がメディア発信されていたりしてまだ実感できると思いますが、「田舎の集落」が一つ無くなるだけで多様な目に見えない文化も無くなっています。京都や江戸だけが日本の文化ではありません。
都市部を支えてきた、そして日本各地で独自に発達していった田舎の文化も重要な日本の文化です。


今、もっと動いて欲しい・・・。