いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。

今日の野食:タニシとジャンボタニシのしぐれ煮

 

無農薬農家さんと出会って、そろそろタニシの季節にもなったので、地元紀の川市産のタニシを採ってきてしぐれ煮にしてみました。

ついでに、稲の食害をもたらすジャンボタニシ(外来種)もたくさんいたので、味の違いをみようと思って一緒に採ってきました(写真2枚目には両種ともに入っています)。

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もう最近ではジャンボタニシの方が増えすぎてしまって日本のタニシがあまり見られなくなってしまっていて(タニシは準絶滅危惧種)、今の時期はピンク色のジャンボタニシの卵がコンクリート壁に産み付けられいるのをよく目にすると思いますが、やっぱり繁殖力すごいわー。


採って帰ってきたタニシとジャンボタニシを洗って、5回水を替えながらドロ吐きさせてから、下ゆでしました。
そのあと、中身をほじくり出して、筋肉質の部分だけを集めて味付けします。
「身ちっちゃーΣ(゚Д゚;! !」

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でも食感がコリコリして小指の先くらいのトコブシを食べているようで美味しかったです。

ーー考察ーー
・タニシもジャンボタニシもしぐれ煮にすれば味は変わらない
・身は名前の通りジャンボタニシの方が大きい
・噛むと、アサリほどの砂利の大きさではないけれど、どちらも非常に微小な砂を持っていた(手を抜いて、内臓を完全に除去しなかったせいかな)
・採集前の検討で、カワニナは人間に直接影響ある寄生虫を持っている可能性が高かったので却下した(食べくらべたかったが・・・)

ーー結論ーー
・どっちを食べても変わら無さそうなので、ジャンボタニシを食べよう

※ちなみに魯山人が「タニシ」を食べて死んだから食べると危ない、という説をよく聞きますが、それは間違いで魯山人が食べたのは全く種類の異なる「マメタニシ」あるいは別の食材を生で食べて肝硬変になったようです。