和歌山県外の方も、これからの季節は花粉症対策に「じゃばら」という文字を目にすることがあるかもしれません。
あんまり知られていませんが、花粉症への効果は果汁よりも果皮の方がずっと強いらしいです。
というわけで、非常に酸っぱい果肉を食べるためにじゃばらをそのままシロップ漬けにして、できたシロップは無駄なく使うために愛玉子を作ってかけてみました(写真では見えづらいかもしれませんが、果肉はプルンプルンした愛玉子の上に浮いています)。
酸味が合って、美味しい~。
花粉症の方で、じゃばらを使いたい方は一度お試しください。
ちなみに果肉まで食べる際に安心な、無農薬のじゃばら農家さんをご紹介できます~。
じゃばら:
ミカン属の柑橘類の一種で和歌山県東牟婁郡北山村が原産地。北山村では昔から正月料理(さんま寿司、昆布巻、海苔巻き)の調理の際、搾り汁を食酢として利用していた。ゆずに比べて酸味が強いため、加工品に向いている。
また、果汁には、フラボノイド成分が豊富に含まれており、花粉症の症状改善の効能が報告されている
愛玉子:
台湾北部の山間地に自生する。
その果実より寒天状のデザートが作られる。愛玉子は植物の中でもとりわけペクチンの含有量が多いため、寒天などのように加熱することなく固まる珍しい特質がある。乾燥したひとつかみの種子を布袋に入れて水の中で10分程度揉んでいると、果実をくるむペクチン質の部分が溶け出て水を吸ったゲル状に膨潤し、弾力性が出てくる。それを2時間ほど放置すれば常温で寒天状の愛玉子ゼリー(オーギョーチ)ができる。