いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

「野食倶楽部2015」イベント全3回概要。昆虫食含む。@和歌山県

【「野食倶楽部2015」イベント全3回概要。昆虫食含む。】
 ※申し訳ありませんがかなり長文です。
第6回目の内容はたぶん日本で初めてです!

当企画は田舎にいる身近な生き物・その時期にしかいない生き物をみんなで調理して食べてもらいます。 一般のスーパーには並ばないような生き物が対象。基本は大人向けです。
※事前調査はしないので予定生物がいない場合もあります。

「野食倶楽部」の2015年度は3部作で、それぞれに特徴があるのでご紹介させていただきます。

①野食倶楽部 ~身近なものを捕って食べよう!~ 第4回
【目的】
本来どこにでもいたであろう「田舎の身近な場所にいる生物」を探して知ってもらって、若者や大人が日ごろオモテに出しづらい好奇心を密かに満たして、「食べ物かどうかの価値観」について考えてもらう企画です。
「あれは食べもの!」「これは食べものじゃない!」じゃあその判断基準は誰が決めたの? 本当に食べられないの? (ということで、食べれるかどうかを探るのが楽しいので、味は二の次になります)

【予定している生き物】セミ、バッタ&イナゴ、スベリヒユ、タニシ&ジャンボタニシ、ハヤ、ザリガニ、+道端や水中にいる生物・野草  

【日程】7/25 土曜の16時~22時  
【場所】和歌山県紀の川市粉河
【参加費】一人1000円(保険料込み)
【参加定員】15名くらい
【詳細リンクHP】http://goo.gl/b1Teie (短縮URL
【詳細リンクFB】https://www.facebook.com/events/1451675318482917/

②野食倶楽部 ~身近なものを捕って食べよう!~ 第5回
当企画は本来は自ら調理して食べてもらうのですが、今回に限り本職の料理人の方にみんなでとったものをプロの腕前で調理して頂きます。
【目的】
 本来どこにでもいたであろう「田舎の身近な場所にいる生物」を探して知ってもらって、若者や大人が日ごろオモテに出しづらい好奇心を密かに満たして、「プロの和食料理人が調理したらどんな味になるのか?」を(たぶん)美味しく味わってもらう企画です。
日本の里山に眠る地域資源(食べ物)の可能性を感じてもらえたらと思います。

【予定している生き物】
今回は全く事前調査をしないので行き当たりばったりです。※当日虫がいるかいないかは行ってみないと分からないので、普段気になっていたけど食べたことない食材(スーパーに並ばない物に限る)や、そこらへんにいる食材(虫、野草、淡水魚、有害小動物など)の持込み歓迎します!。

【日程】8/25 火曜の16時ごろスタート 21時終了。 ※この回は平日です!
【場所】和歌山県有田川町清水
【参加費】一人3200円ぐらいを予定(飲み物代別、保険料込) 最少催行人数3人
【定員】先着10名程度。
【詳細リンク】これから紹介ページを作りますが、先着で参加受付中。

③野食倶楽部 ~身近なものを捕って食べよう!~ 第6回
和歌山名産の柑橘畑×援農(カミキリムシ駆除)×昆虫食 = 三方よし
虫と人が共生している環境保全型農業をされている柑橘畑で、果樹を食害するカミキリムシの幼虫を駆除して援農活動もしつつ、採ったカミキリムシの幼虫(入手困難で日本で一番美味しい昆虫!!)をみんなで食べます。

【予定している生き物】ゴマダラカミキリの幼虫。+バッタ&イナゴ類、と畑で採れた昆虫など

【日程】9月6日(日)  13時半~17時すぎ終了予定。 
【場所】和歌山県広川町
【参加費】一人1000円(保険料込み)
【定員】10名くらい。最少催行人数3人
【詳細リンク】これから紹介ページを作りますが、先着で参加受付中

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<3つの企画の位置づけ>

①食材別
第4回→オールマイティ。野草、淡水魚、淡水貝、昆虫何でも、の予定。
第5回→昆虫がメイン。野草も少し。
第6回→日本の昆虫の中で日本一美味しくて、中々手に入らないカミキリムシの幼虫に特化。日本初の企画

②だいたいの基準レベル 
食べられる生物の多様性 第4回>第5回>第6回
初めての人の食べやすさ 第4回>第5回>第6回
料理のプロ度      第5回>第4回・第6回
昆虫数         第4回・第5回>第6回
食材レア度       第6回>第4回・第5回
交通アクセス      第4回・第6回>第5回

この企画は
・好奇心旺盛な人
・普通の食に飽きた人
・食の可能性を追求したい人
・サバイバル的暮らしに興味のある人
・食べ物だけに限らず自分の価値観を考え直してみたい人
・身近な自然を通じた食を楽しみたい人
国連もオススメしている昆虫食に興味のある人
・田舎での地域活性化の仕掛けを作りたい人

などにオススメいたします。

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