本日は当団体で醸造している昆虫発酵調味料について某社からの取材を受けつつ、その取材陣を連れて和歌山の山間部に移動して、里山で今も暮らされている70代、80代のおじぃ・おばぁに集まって頂いて「昆虫食」についての座談会を行いました。
定番のイナゴ、ハチノコ、カミキリムシの幼虫の話に加えて、子供の頃(戦時中、戦後すぐ)は虫だけではなくて、身近な自然にある物(木の実、タニシ、野草など)は何でも食べた、オヤツにした、と教えて頂きました。
ただ、戦時中でも(他の地域では食べていた所もありますが、当地では)カイコは食べずに鯉のエサにしていたようです。
他には、アリも食べたようです。といってもアリは、当時密閉性の低かった砂糖の保存容器に紛れて入っていたものを知らずに食べたら「からかった」(たぶんギ酸のせい?)とみなさん口を揃えておっしゃっていました。
そんな中でも、炭焼き用の薪割をしている最中に出てくるカミキリムシの幼虫は格別に美味しかったそうです。
その他、虫に関わる、虫送りの行事や麦で作る虫籠の話なども伺わせていただき、和歌山のかつての文化について勉強させていただきました。あー、おもしろかった。
※今年も9月にカミキリムシの幼虫を食べるイベントをするので(興味のある方は)お楽しみに~。本当に食べたい人は近づいてきたらイベント告知を流すのでメールください。