すさみ町の方に呼んで頂いて、埋もれている地域資源探索のお手伝いに行ってきました。
皆さん、すさみ町と聞いて何を思いうかべますか?
ケンケン鰹?イノブタ?エビとカニの水族館?
何にも分からない、聞いたこともない?
“すさみ町は和歌山県の南部に位置し、太平洋に面している。海岸はリアス式海岸で、カツオ漁が盛んである。気候は沖合を流れる黒潮の影響により温暖で、年間の平均気温はおよそ摂氏17度となっている。”
海も山もあって、一言でいうと自然の豊かな良い町でした。
でも・・・。
すさみ町の現在の人口は4000人ちょっと。
統計を見ると、2000年以降は5年単位でだいたい500~600人の人口減で推移しており、このままのスピートで減少していくと2050年代くらいには消滅しそうなぐらい目の前に危機が迫っている町です。
自然が豊かというだけでは人は来てくれないし、もはや日本中がいなか暮らし希望者の取り合いをしている中で、それぞれの町の、地域の特徴を発信していかねば移住者も興味を持ってくれません。来てくれないと地域の方の温かさにも気づいてもらえません。
ということで、今回はかつての民俗資源を中心にして地域らしさを調べさせて頂きました。
力不足で「これ一つあれば人をたくさん呼べる!」というネタは見つけられませんでしたが、すさみ町ならではの磨けば光るタネは色々あったので、それをどうやってつないで、点と点から線にして、線から面にして外から「見える化」する仕組み、発信していく仕組みを作っていけるかで、すさみは生き残れるかどうかが変わると思いました。
ここまで来たら、どこの市町村でも地域でも同じですが、誰か1人が、特定の団体がやるんじゃなくて、みんなでがんばらんと。