当団体では初の取組み、そして和歌山でも本格的な料理として行っているのはたぶん初であろう暗闇レストラン「くらがり茶寮」をイベントとして行いました。
団体としての告知力不足や、わざと田舎で開催したのもあって、多くの方に興味は持って頂いても参加者集めに苦労しましたが、今回遠方からのお二人が参加してくれました。
わざわざ離れた所に駐車場を設定して、既にそこから目隠しして頂いて人や車の通る車道を歩いてもらい、草むら・コンクリート・金網・砂利・石畳といった地面の変化も足や音で感じてもらい、ちょっぴり不安にさせてからお店入り。
その後テーブルに着席してからも、お水を飲むだけでも「そぉーっと」手を伸ばして探りながらでないと動けないという視覚が制限された中で、色々なメニューをゆっくりと楽しんでいただきました。
<当日のメニュー>
1.マグロユッケ、マグロの皮湯引き、サラダ
2.マグロ目玉周りのお肉のポン酢和え
3.コンニャクの生レバー風
4.マグロの脳天の刺身、ほお肉刺身、頭の中落ち3種
5.牛のカリカリ直腸
6.店長が目の前で焼いてくれるエゾシカと熊の焼肉
7.串カツ3種類(柿、マグロ、オムレツ)
8.8種類の具材のユニーク茶碗蒸し
9.カツオの巻き寿司 2種の薬味を添えて
10.ユニークな汁椀
11.和歌山っぽい甘味とコクのある冷スイーツ
12.マタタビ完熟果実
という、珍しいものから日常的なものまで幅広く盛り沢山なラインナップ。
裏方としてワクワクしながら主催者と店長との答え合わせを見ていましたw
当イベント本来の目的の、「見た目にとらわれずに様々な食材、食材として認知されていないものを知って味わってもらう」「和歌山の食材を知ってもらう」、ということ以外にも、視覚障害者の方の気持ちや日常生活の一部を伝えることができたようでした。
お店も貸切で行い、お店の方にもずっと付きっ切りで対応して頂いてかなり手間ひまをお掛けした企画になりましたが、実施してみて良かったです!
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