「Characteristics of fermented seasoning sauces using Tenebrio molitor larvae」(ミールワーム幼虫を使った(昆虫)発酵調味料の特性)という韓国の大学教授の論文の作成にちょこっと関わって、文末に掲載して頂きました。
「Innovative Food Science and Emerging Technologies」という学術雑誌です。
もう昆虫発酵調味料を醸造し始めて6年目になります(興味ある方は下部の写真参照)。遊びでやっているわけではなくて、「昆虫」と「発酵」という地域資源の可能性を探るために資金を持ち出しでコツコツやってきて、実際に対象としていたジャンル「Innovative Food Science」の雑誌に掲載して頂いて、学術的な研究に貢献できて大変嬉しく思います。
団体の力不足のため、「昆虫発酵調味料」は日本ではほとんどイノベーションを起こせていませんが、デンマークにある世界一のレストラン「noma」でも自家醸造して使っているし(現物を頂いて大阪で試飲会しました)、タイの超有名レストランの料理人も当団体の工房に視察に来られて本国では料理人自ら自家醸造して使っているのを確認したし、韓国でも現在このように実践的に研究されています。虫の好き嫌いに関わらず、どんどん世界は進んでいきます。
昆虫食文化の無い国でも未来(とビジネス)のために研究されているのに、「昆虫食文化のある日本」でもっと実践的研究が進むことを切に願います。