いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。

価値の見える化 その2。もう一人の「木と会話する職人」さんともツナグ

前回は「ヒノキヒモ」職人さんとクリエイティブな方をつないだ記事を書きましたが、今回は「薄板」という製品の職人さんのお話。
「経木」とも呼ばれている、昔からの食材を包む薄い板です(昔に材料が他に無かったから包むために使われていた訳ではなく、松には抗菌作用があるので生肉を包んでも衛生的に問題ないから使われていました)。
前述のヒノキヒモとセットで昔は使われることも多かったようです。

松の銘木からヤニや黒ずみの無い部分だけを使って、大型のカンナで削り出します。
しゅるしゅると出てきた出来たてのウェットな薄板は大変柔らかく、割れることなくどんな形にも成り、材料が木であることを忘れしまうくらい。そして松の爽やかないい香りが広がります。

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そんな薄板も今では発泡スチロールのトレイやビニール袋などに取って替わられて国内全体でも極わずかな数になり、当地の職人さんも後継者はおらず、少なくとも和歌山では最後の職人さんとなってしまいました。
そこで自然の木から作るので一枚一枚表情の異なる薄板を使って何か仕掛けられないかと探っていたら、お堅い職業だけど頭の中はクリエイティブな方!とつないでみたら、手作業で世界に一つだけのこんな作品を作ってくれました。

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たくさんヒラヒラさせたいなぁ・・・。

※ヒノキヒモも薄板も基本的には卸や既存の販売先に直送されてしまうのですが、色々な挑戦したい人が居られたら「いなか伝承社」までご連絡下さい。こちらから頼んで作って頂き、お分けします。

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