いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。

【近所の中学から最後の生徒が卒業し、そして休校になりました】

事務所は標高600mの山村にあり、限界集落で、保育所も小学校も既に休園・休校になっており、中学校だけが残っていました。
その中学校も昨日で生徒2人が卒業し、休校になります。

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そして休校になり、集落には生徒が一人もいなくなりました。

当地に移住して3年、ヨソモノとして・地域おこしに主体的に関わっていて思うことは、人口減少の割合から休校になるのがずいぶん前からわかっていたのにどうして実践的に動かないんだろう?ということです。
実際には地域の方が何とかしようと動いた「形跡」はあります。
でも、話し合いだけで終わっていたり、実行されていなかったり、実行されても単発でその時だけで終わっていたり。また、「行政がなんとかしてくれるんじゃないか」と行政にまかせっきりな部分も見えました。
自分達の町のことなのになぁ・・・と思います。

一方で、山村での教育の部分については、実際に校長先生に聞き取りをしたり、生徒達からも話を聞いてみて、少人数でも十分な教育を受けていると思えました。
むしろ生徒の人数よりも先生方の方が多く、マンツーマンでずっと教えてもらえる環境であることを考えると、普通の教育システムよりもよい環境ではないかと思います。
周りには帰りに寄り道するような商店やゲームセンターやコンビニもないのでグレることもなく、代わりに地域の方にいつも声をかけられたり、農業や自然というものを身近に感じながら育つことができる環境です。

今は自然の中で子育てしたい人々が増えてきているので、この教育環境を逆手とってPRすれば移住者を呼び込むことも不可能ではないと思うのですが、休校に一度なってしまったら中々そこからの復活は難しいのも確か。
ポツリ、ポツリと移住者が来てくれても子供同士の「友達」がいないので、結局遠くの学校に通うことを選ぶ人もいます。

ある程度の人口があるうちに、動かないと、仕掛けないと・・・。その時なら挑戦して失敗してもまた取り返せます。
日本中の田舎が変わることを願います。

#ある程度の人口がある市町村は今動かないと終わります