いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【地域資源の掘り起こしの意味】

 

当団体では「地域資源」あるいは「地域資源の掘り起こし」が地域起こしには非常に大事で、農山村の生き残る可能性を高めるのに必要なスキルであることを時々発信していますが、ネット記事にうまくまとめられていたので引用。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191217-00037404-biz_plus-bus_all


全ての地域起こしの基礎になる素材を見つけることが大事で、
ブロガーやインフルエンサーに情報発信を委託するよりも、youtuberに動画発信を委託するよりも、ファシリテーションで住民の意見をまとめるワークショップなどよりも、まず先に地域資源の掘り起こし(棚卸しでは無い。棚卸しは表面的な価値しか示さない)を行い、地域の多様性を見つけることが大事。そこさえ見つければ、発信する価値が何倍にも大きくなる。

地域資源とは、その土地に由来するほかにはない「モノ」や「良さ」であり、流通商材として注目される存在である。単に「ウチで育てた肉やウナギです」と言っても舌の肥えた都会人の興味を誘引することは難しいだろう。
 だからこそ、地域資源探索に際しては、他地域の同等物には備わっていない「何か」を見出す作業こそが重要となってくるのだ。

●地域商社で働く者の「資質」とは

 ところで、金融機関が設立する地域商社のスタッフとして地域創生に取り組もうとする職員はどのようなメンバーシップで構成されているのだろうか? おそらくだが、その多くは地域金融機関からの出向職員が中心となっているはずだ。
 従前より、金融機関本体でも同様の取組みが推進され、それでも効果の発現が見出せなかったが故にわざわざ新たなスキームを用意したにもかかわらず、そのままでは看板の付け替えにしか過ぎない可能性もある。
 もちろん、外部からコンサルタントを招聘(しょうへい)し、新たな地域資源の探索にまい進している例もあるにせよ、実効性の高い取組みへと昇華するうえでは、思い切った構造転換も必要だろう。
 すなわち、「問題意識を有している人材」を外部から招聘し、スタッフに組み込むことである。具体的には、先の事例にみられるように、地元地方公共団体からの派遣職員のほか、地域での活動で一定の貢献を示されている方や、場合によってはワークショップなどを通じて地元の学生の意見を取り入れることも有効かもしれない。

●地域商社において求められるのは、「地域の特異な資源を探索」する機能だ。そのためには、「こんな珍しいものがあった!」という発掘作業もさることながら、「それはどうやって育てているのか」「どんな工夫が施されているのか」といった面にも着目し、他地域における同等物との差別化因子を見出していく地道な作業が重要となる。

 徹底的に差別化が図られている地域の商材であれば、他地域の同等物に品質やこだわりの面で有意性を確保することができ、少量であっても付加価値を与えることが可能となるはずだ。

まだ徹底的な地域資源の掘り起こしを行っていないところは今すぐやった方が良い。

※代表の田中は地域資源の掘り起こし専門家として中小企業庁に登録頂いています。
フィールドワークできちんと現地(現地の住民も)を見て聞いて感じた上で徹底的な調査に基づいてアドバイスしています。

#地域資源 #地域資源の掘り起こし #地域活性化 #地域起こし #地域商社 #地銀