いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【ローカル体験プログラムの創り方、アドバイスしてきました~その2】

 

長崎で「体験プログラムも提供する通訳ガイド」をやりたい事業主のサポートの2回目に行ってきました。


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今回アポ無しでたまたま訪れた長崎の人、めっちゃいい人ばかりでした(*´∇`)ノ

「体験プログラムを作る」お手伝い。
といっても周りにあるようなものの二番煎じの体験プログラム、どこにでもありそうな体験プログラムは当団体では作りません。
「作る」のではなく「創る」ことを行います。
地域起こしにも役立つことを裏テーマとしているので、バス客のような多人数を対象にした消費されるだけのプログラムではなく、少人数で複数回行うユニークな体験を創り出し、地域住民も絡めて地域情報の発信や地域課題の解決にもつながるプログラムを提供することを目的にしています。

そのため、普段から自主的に地域資源を掘り起こして創造的な体験プログラムを色々企画して一部はイベントという形で実践しているのですが、普段の姿を見て頂いていない他人に「企画を作れるようになる」ところまで教えるのはなかなか難しい。
かといって、地域おこし系のよくあるセミナーみたいにしてしまうと「話を聞いて満足して帰る」だけになり、実践にはつながらない。
また、2、3時間話をしただけでは多少理解しただけで終わってしまう。

ということで、当団体が体験プログラムをアドバイスする場合は基本的には、座学とフィールドワークをセットでご案内するようにしています。

▼座学
・前回の振り返り
・よい企画とは?
・あなたのできること
・あなたのやりたいこと
・あなたの考える対象地域の課題やニーズとは?
・体験プログラムの創り方
・現実化に向けた打合せ

▼フィールドワーク/実践
地域資源の掘り起こし方を指導
①文献から
→観光パンフやガイドから表面的な資源の確認
→ご当地の図書館にてローカル資源の調査
※ご当地らしさとは何か?どれか?どこを読めば把握できるか?を指導
②モノから
→直売所を訪問して農産物、海産物、お惣菜、手作り日用品などをチェック。

③ヒトから
→お店の人から聞き取り

④モノやコトから
→現地で今あるモノ、見えているコトから他にはないプログラムも創り出す。ロールプレイング。

(当団体自ら調査するときは、今見えていないモノやコトからも体験プログラムを作ります)

③と④を何回も何ヵ所も行い、プログラム化できるネタを探る。
ネタが見つかれば、それをブラッシュアップ。
「どこに価値を置くのか?わざわざココまで来たくなる価値はどこにあるのか?」

その後、カタチが見えてきたら体験プログラムのテスト。
またブラッシュアップ。の繰り返し。

とまあ、やる方も知らない土地で事前に根回しされていない環境で実施するので、現場で協力してもらえないこともたまにあり、かなり難易度高めのワークになるのですが、上記を何回かやればそこにしかない地域資源を掘り起こして体験化するスキルは確実に身に付きます。

★興味ある個人の方や事業者の方はお気軽にご連絡下さい~。
今回は中小企業庁経由で事業者の負担なくサポートに行っています。

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