いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【京都で美しい昆虫食イベント行いました】

イベント名「世にも美しい昆虫食 ~学びのテーブル~@京都」
トーク:田中寛人(いなか伝承社)と佐藤裕一(昆虫エネルギー研究所)でそれぞれの活動に基づいた昆虫食のお話をさせて頂いて、

当日のお料理(調理担当/山のテーブルさん)は、
無花果豆富クリームと桜毛虫のシロップ 虫醤添え
②蚕の成虫のコロッケ 小松菜のソース
③フタホシコオロギとカリフラワーのブルスケッタ
④新玉葱のスープ 蚕の幼虫のピュレ添え
⑤イエコオロギと鰹のペンネ
⑥平飼地鶏の香草パン粉揚げ イエコオロギのソース
有機小麦のパンデロウ
⑧蚕の糞のケーキ 青大豆きなこのアイスクリーム 桑の葉のシロップ添え
⑨タイワンタガメサイダー
⑩お土産(世界の昆虫食)
でした。

 企画当初はいなか伝承社として初の京都での昆虫食の機会提供の目的でしたが、会場や器や料理の見た目にもコダワリ(アドバイス頂いて)、京町家と工芸品のお皿をお借りして使い、更には料理の見た目のみならず、料理人の方にコースを通しての食の表現も織り込んだメニュー群にしていただいて、「昆虫を食べる」ことへの新しい楽しみ方を参加者の皆さまに提案できたかなぁと思っています。

 確かに昆虫食は新しい未来食として、また、今後の世界の人口増に対しての切り札の一つになるのかもしれませんが、それじゃあ庶民としてはあまり面白くないので、色々昆虫を食べる楽しさを探究しています。
料理がおいしすぎてお皿のソースを全部きれいに平らげた方もおられました。

 また、今回のような「学び」をメインに押し出した企画でのイベントでは本当に興味のある方が来てくれて、マニアックなテーマの中で会場で自然に参加者どうしの横のつながりも生まれていた気がします。
残念なのは、京都のアクティブな方々ともっとゆっくりお話したかった😆
 趣のある建物の中での美しい昆虫食も行う一方、野外の自然の中で大人がワーイ虫だーヾ(*´∀`*)ノと言って捕まえてシンプル調理でワイルドに食べられる機会も(いつもの)提供しようと思っておりますので、ゆるりとお待ちくださいm(__)m。それはそれで楽しいです。
食材&加工品協力:昆虫食通販「バグズファーム」様
※今回調理頂いた 山のテーブルさん は、普段の料理は全く昆虫食は出てきません。安心してください。

 

【ニッキの根をかじる】

昔の子どもがおやつ代わりに食べていたという、ニッキの根を掘り出して齧ってみました。

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根を掘らせてもらえるような所がなかなか無い中、「食べたい食べたい」と言い続けていたら夢がかないました!

感想は、
駄菓子屋さんに置いてある派手な色のニッキ水と同じ刺激でした!
かなりガツンと爽やかさの塊が来てから甘みが口の中に広がります。
そしてなぜか渋みも来ます。

ニッキ葉っぱは優しい爽やかさですが、根っこは成分多いとは聞いていましたがすごいです(((;ꏿ_ꏿ;)))。

#薬草 #薬木 #ニッキ #ニッケイ #肉桂

「美しい」昆虫食イベントします@6/5

コツコツ試作していた未発表の昆虫食素材を使って頂いて、美しくて美味しい昆虫食が生み出されています。 
(写真は当日のメニューとは異なります)

【京都で「美しい」昆虫食イベントします@6/5】

昆虫食に美しさを求めたイベントを行います。
京都の町家を舞台にして、工芸品の器を使い、プロの料理人に調理して頂き、ミニコースとしてお楽しみ頂きます。
また、昆虫食トークも行います。
美味しくて美しい昆虫食を是非ご堪能下さい。

イベント詳細↓
https://www.facebook.com/events/1392971947866828

#昆虫食 #京都 #美しい昆虫食 #山のテーブル #草と本 #いなか伝承社 #昆虫エネルギー研究所

【京都で「美しい」昆虫食イベントします@6/5】

これまで当団体では、2013年から昆虫食に取り組み、商品化やイベント開催を行って普及に努めて参りました。
・日本初の液体昆虫食
・日本初の昆虫発酵食
・日本初の昆虫調味料
・日本初の、昆虫だけでなく昆虫も含めた身近な自然まるごとを頂くイベント開催 (昆虫×野草・山菜・木の実×淡水魚×小動物)
を行ってきましたが、今回初めて、昆虫食に美しさを求めたイベントを行います。
 
京都の町家を舞台にして、工芸品の器を使い、プロの料理人に調理して頂き、ミニコースとしてお楽しみ頂きます。

商品化していない、秘蔵の調味料や薬酒も提供予定です。
また、昆虫食トークも行います。
 
美味しくて美しい昆虫食を是非ご堪能下さい。
詳細は↓をご覧ください。
#昆虫食 #京都 #美しい昆虫食 #山のテーブル #草と本 #いなか伝承社 #昆虫エネルギー研究所

【滋賀県のでっちようかんを思考する】

でっちようかんは滋賀県福井県などの名物です。

 

「丁稚羊羹」は、小豆、砂糖でつくった餡に小麦粉(あるいは上新粉)を混ぜ蒸してつくられる羊羹で、滋賀県の特産品である。また、竹の皮で羊羹を包んでいるところが特徴的で、ほんのり香る竹の香りともちもちとした触感、そして素朴な味の羊羹が人気である。練り羊羹をつくる際、寒天を使用するが、海のない近江では手に入れることが難しく、寒天のかわりに、小麦粉をつなぎに使用したといわれている。ただし信楽地方においては、「丁稚羊羹」とは寒天で固めた水羊羹のことである。

 

一方福井県では、「でっち羊かん」は、福井県の庶民の日常の味として親しまれる水羊かんで、福井県では冬の風物詩として寒い時期に食される。名前の由来は、大正から昭和にかけて丁稚(でっち)奉公の時代、京都に奉公に出た丁稚が、正月に福井に帰郷する際に、持ち帰った羊かんが発祥といわれる。持ち帰った羊かんを近所に配るために水で伸ばしてつくり直したため、水羊かん状というかたちになり、糖度が低くても大丈夫な冬に食べられるようになったとも言われる。また、菓子屋で「こねあわせる」ことを「でっちる」ということからきているという説など諸説ある。また、冬に食べられることだけでなく、大きさや食べ方にも特徴がある。小豆や砂糖の量も通常の羊かんより少ないため、値段も和菓子に比べて安く庶民的であったようだ。


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今回買ったのは滋賀県のでっちようかんを3種類、しかもそれぞれ固める素材が異なり、小麦粉・寒天・葛粉のどれかまたはセットで固めている。
その固める素材の違いにより、食感のモチモチ感、プルルン感、ザックリ感などに影響しており、今回まとめて買えたので食べ比べてみた。

どれも美味しいけれど3種類全て食感が違う(人 •͈ᴗ•͈)。
食感は好き好きだと思いますが、個人的には滋賀県のは小麦粉だけで固めたでっちようかんがモチモチ感が強くて好きです。
(福井県の水々しいでっちようかんも大好き)。
甘さ控えめなので、一本?一箱?ペロリといけます。

 

#和菓子 #滋賀 #でっちようかん #丁稚羊羹 #郷土菓子 

【バイカモ食べてみた@滋賀県】

清流に生える水草バイカモを、地域の方に許可を取った上で採集させて頂きました。

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バイカモ自体はキレイなのですが、バイカモに絡んでいる他の藻が砂を噛んでいるため、かなり丁寧に除去しないと砂が取れないのと、他の藻自体も泥臭かったので徹底的にお掃除。

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ほとんど味もクセも無く、シャキシャキした食感を楽しむ食材でした。今回は根も食べてみましたが、こちらも美味しかったです。
コレは色々遊べるやつ〜

#バイカモ #水草 #未利用資源 #地域資源 #湧き水

【youtubeで昆虫食について語りました その2話目】

普段はタレントの井上 咲楽さんが昆虫を食べているチャンネル『バグズクッキング』で、ちょっと顔出しして昆虫食普及に向けて、敬愛する(自称)師匠の「昆虫食普及ネットワーク」 内山 昭一先生と「昆虫エネルギー研究所」(大阪)の佐藤 氏とトークしました。
自団体では昆虫食としてのモノづくりは今後そんなに行わない予定ですが、イナカの未利用資源であり食材でもある昆虫食材を「ジビエ」(タヌキやアナグマ等も含む)や「ドングリ」や「薬用植物」などと同じように区別なく自団体で価値あるリソースとして取り扱い、皆様が食べる義務はありませんがユニークな素材として文化や伝統の残る地域と絡めてコンテンツを創り発信していければと思っています。