いなか伝承社のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

サブ薬草園のメンテで出会ったいきもの達

現在私は橋本市に薬草園を開設しましたが、移植して枯れることもあるのでサブとしてつい先日まで住んでいた高野町の家の庭の薬草を全部移さずに一部残しています(15種類くらい)。
そのため、育てている薬草を守りに定期的に旧宅にも除草しに行く必要があり、今回はその途中と旧宅の庭で出会った生き物たち3選。

 

1.カモシカ
都合により夜中に移動していたら、道の上を歩いていて、道路わきの急斜面に逃げて行きました。天然記念物ですが年間5回くらいは見るのであんまり有難みはないですが、ニホンジカとは異なるノンビリ感が可愛いです。

2.ホタル
旧宅の庭にホタルが居ました。10年間住んでいたけれど庭でホタルを見たのは初めて!

3.ミノムシ
正式にはミノムシというくくりの中のオオミノガ。
広く見られる一般的な昆虫であったが、1990年代後半から寄生バエによりオオミノガは激減している。自分が小学生の頃にはミノをよく破って遊んでいたくらい沢山いたのに、今では和歌山県では絶滅危惧種。
山の中の集落だから生き残っているのかな?


#高野町 #和歌山県 #山の生き物

モリアオガエルの卵を触ってみた

薬草関係の用事で山の中に入って行ったら、なんと手の届くところにモリアオガエルの卵を発見!

 

せっかくの機会なので「そおっと」触ってみました。

 

卵の食感は、もちふわ弾力+卵の表面が手に「ぴとっ」と吸い付くような感じ。
触り心地良かった!

 

#モリアオガエル #卵塊 #田舎暮らし #和歌山

薬草園、150種超えました~。管理が大変

先日から開園した私設薬草園ですが、育てている種類が150を超えました。
和の薬草、民間薬に関係する薬草メインで集めて植栽しています。

 

農薬を使えないので毎朝5時くらいから起きて、2~3時間かけて水やりと草むしりしています。
もともとが耕作放棄畑だったところなので、抜いても抜いても雑草が生えてくるし、現在モグラとナメクジとムカデとも戦っています。
植えても植えても新芽・若芽を食べられるー。

 

#民間薬 #生薬 #薬草 #和漢薬 #漢方薬 #和方 #伝承薬 #東洋医学 #和ハーブ #薬草園 #和歌山 #橋本市 #いなか伝承社

「中国が抹茶発祥の地」と言い始めたが、それはウソ!、みんなに知ってもらいたい!

6/11に配信されている読売新聞の記事
タイトル:世界的ブームの抹茶「中国が発祥の地」とアピール、世界生産7割を占め「日本を凌駕することを願う」(画像参照)
について、記事内では、

”中国屈指の生産量を誇り、「抹茶の都」として売り出す貴州省銅仁市。茶摘みが終わった5月下旬、抹茶の原料となるてん茶の茶園の覆いが剥がされ、青々とした茶畑が一面に広がっていた。麓の製茶工場には「中国が抹茶発祥の地」とうたった真新しい看板。「抹茶の起源は中国魏晋時代(3世紀頃)にある」との説明も添えられていた。”
”日本の文化として世界で認知される抹茶を「中国に取り戻す」と、官民一体で取り組んでいる。”

と書かれています。↓


この読売新聞の記事では『中国が抹茶発祥の地である』という前提を受け入れて文章が書かれていると思われます。
しかし、これは真っ赤なウソ。

 

私は1200年前(9世紀)のお茶、弘法大師空海が唐から日本へもたらしたお茶を再現して現在体験プログラムとして販売していますが、9世紀のお茶ですら粉末にするのを薬研で行っています。石臼ではありません。
江戸時代の医療系時代劇で出てくる円盤みたいなものを前後にゴリゴリ動かして生薬を刻む「薬研」を使っていました。
薬研は刻むのがメインであり、粉末にすることも可能ですが、粉末に加工しても後になって出てきた「石臼」よりも粗い粒度のものになります。
薬研で粉末にしても、滑らかな舌触りの日本の抹茶にはなりません。

 

さらに元々のお茶の飲む目的は薬としてであり、滑らかな舌触りはそもそも不要なのです。
なので、中国側が起源として提示している3世紀のお茶も「薬としてのお茶」であり、エキスを抽出しやすくするための『粉末茶』『粉茶』は製造していたでしょうが、滑らかな微粉末の抹茶など作る意味もなければ技術もないのです。

 

上記理由から、記事にかかれている『中国が抹茶発祥の地である』というのは大ウソ。
言えても「中国が粉末茶・粉茶の発祥の地」くらい。
中国や韓国によくある歴史マウント、歴史捏造を日本がされているのです。

 

これ、このまま日本がこの歴史認識を受け入れて、中国人・日本人、さらには世界の人々が本当の歴史だと認識したら大変なことです。
日本の茶産業にも大きく影響します。

ぜひ、お茶関係者の方、政府の方、研究者の方は国際社会を通じて反論、正しい歴史の情報をもっと発信すべきだと思う。
お茶発祥の地は歴史的に正しくても、抹茶発祥の地は認めてはならない。

 

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#中国 #歴史マウント #歴史捏造 #抹茶 #発祥の地

昭和のアイテムを手にいれた!

昭和からカタチの変わらないゴマすり機。
今まで市販の摺りゴマ派でしたが、久しぶりに思い出して買ってみました。

黒コショウ用のミルみたいなゴマすり機も使ったことあるけれど、この形が一番使いやすい。
永遠のデザインだな。

 

#昭和レトロ 

カニステルというユニークな南国フルーツ

沖縄の直売所で見つけて食べたフルーツの中で一番おいしかったものが「カニステル」。先日旬だったので取り寄せてみました。
※現地で食べたスターフルーツ、ドラゴンフルーツ、島バナナ、グアバ、アテモヤ、シークワーサー、ピタンガの中で。
(変わったご当地食材or料理が食べたいので、胃袋の都合上、パイナップルやマンゴーのような有名なフルーツは意図的に食べていないので比較対象外)

<カニステル特徴>
・見た目タマゴみたいな形
・アボカドみたいな大きな種が実のサイズに合わせていくつか入っている。
・完熟しないと美味しくないので、買っても自宅で追熟待ち。
・(国内)市場にあまり出回らないらしい。
トロピカルフルーツだけれど食べてみて「これはフルーツ?」という人が多いのかも。 

 

<食べた感想>
・熟度により、ゆで卵の黄身のような粉質の食感or少しねっとり食感で、甘みはそこそこ

個人的にはかなり好きな部類。でも、これがフルーツかと言われたら水分が少なく甘みも強くはないので微妙。調理しても使えるらしいけれど、気軽に手に入らないので、生を味わう一択。

 

中の種を水に浸していたら芽が出たので、これも薬草園に植えてみよう。
実か付くくらいになると高木になるらしいけど・・・。

 

#トロピカルフルーツ #熱帯植物 #カニステル #沖縄 #変わった果物

1200年前のお茶の再現のため、非常に貴重な樹齢100年以上の在来種の茶樹を頂く

現在私は平安時代、弘法大師空海が唐から日本にもたらしたという1200年前のお茶の再現について既に製造方法と飲み方の再現は済んでおり、体験プログラム化しています。
ただ、その茶の根幹である「茶葉」については残念ながら選択肢がないために現代の品種を使っています。


なるべく当時の品種に近い古い茶の品種を使いたいと思っていますが、商業化・大量生産化された茶業の中で非効率で現代人の舌には合わないと思われている古い品種を探し出すのは困難でした。

そんな中、奈良県大淀町の私の茶の師匠から、非常に貴重な樹齢100年以上、しかも在来種の茶樹を頂きました!

 

複数回の伐採による萌芽更新(採後の切り株から新しく芽がでることで、根はそのままにクローンである幹が更新されていくこと)されてきたため、見た目はただの雑木に見えますが根は大きく、100年以上生きて続けてきたスゴイ老茶樹です。

 

 この木の何が非常に貴重かというと、今の日本国内で栽培されているお茶の品種は多くが明治時代に生まれた「やぶきた」で、その作付面積は全体の約75%にも達し、まさに日本茶の代表格といえる存在です。
この「やぶきた」が一般的なお茶として、ペットボトル飲料やティーバッグのお茶として長らく日本の食卓を支えてきたことは間違いありません、これはこれで素晴らしい品種です。多くの日本人にとって「緑茶の味」として慣れ親しんだ味わいに使われてきました。
 そして、その「やぶきた」をベースにして品種改良した新しい品種が約75%の残りの作付面積に使われています。
要するに、現在の植えられている茶の品種は、「やぶきた」及び「やぶきた系統」の品種が占めています。


2年間かけて古い品種・在来種の品種を探したものの、『明らかに在来種である』+『明らかに古い品種である』+『採集できる場所に存在する』茶樹を見つけることはできませんでした。
各地にわずかに残る天然記念物になっている古木の茶の樹を刈らせてもらうわけにはいかないし・・・。

 

そんな中で、令和の今も生き残っていて、樹齢が100年以上は確実に経過しているとお墨付きで、実際に茶の収穫に使われていた「やぶきた」よりも古い品種、在来種の茶の樹を今回頂くことができました。
超レア!
嬉しいヾ(*´∀`*)ノ

 

これで空海が飲んだお茶の味にまた一歩近づきました!
来年か再来年にはほんの少しですが茶葉を収穫できるようになるらしいので、それで作る1200年前のお茶の味が楽しみです。

 

写真は当薬草園内に植え替えた状態のものです。

 

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