実際に今起こっていること。
移住者が来た
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地域の既存農地や耕作放棄地をあちこち借りて農業(自然農法)始めた
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獣害から守るためにそれぞれの農地に獣害用ネットを張り巡らせた

▼その結果起きたこと
<光の方>
・人口が増えた
・耕作放棄地が減少した
・地域の伝統的な農業が一部継承されつつある
<闇の方>
・自然農法を推進している地域でもなんでもないので、地元の本来その土地に根付いた慣行農法(減農薬)は伝承されず、その農業に詳しい地元高齢者と交わるコミュニティは形成されない。
・湿地になっていた田んぼ跡地が開墾され、水生植物の生息地が無くなり、数十年かけて生まれた湿地環境で育っていた絶滅危惧種の植物が、何にも知らない移住者一人によってたった一年で絶滅した。
そして開墾したものの水分が多すぎたのか、特に何も使われず陸地化したまま放置されて、ただ貴重な水生植物が一掃されただけで終わる。
・自分の借りた田畑の周りに獣害ネットを張り巡らせたため本人の農地は守られているが、イノシシやシカの頭数は変化していないため、これまでネットを張らずに農業していた元々の住民(ほとんど高齢者)の農地に動物の餌場が移行してどんどん荒らされるようになった。老後の楽しみで農業していた狭い面積の農家や資金力や体力の乏しい高齢者は農業をやめようと思い始めている。
・今まで田畑や耕作放棄地で餌を食べていたシカが食べる場所が減ったため、地域の方が庭に植えていた植物まで食べる機会が増えた。地域の高齢者が楽しみだった庭いじりをあきらめる人が出てきた。
・あちこちの農地に獣害用ネットを張り巡らすようになったため、以前からあった農山村らしい景観が無くなり、人工物が目に付く見苦しい景観になった。
・隣の農地で作業されていても挨拶されることは無し。気付かない間にネットが張られている。
▼思うこと
・移住者が農地借りて獣害ネット張り巡らせるなら獣害駆除も一緒にやらないと元々住んでいた高齢者が間接的に被害を受けて、悲しむことになる、ガマンすることになる。
・どんな地域でも移住者受け入れのための地域住民主体の地域団体や協議体を持って、そこを窓口にして移住者受け入れやフォローをする体制、受け入れルールを作らないと、元々の住民が移住者に物申す場がない(ネガティブなことはそもそも言いたくないし、どんな人がわからない移住者に文句言う人はよほどでないと居ないし、自分から直接言うと角が立つしぶつかるので結局住民側が黙ってガマンすることになる)。
・自然農法したい人は自分のしたいことをしに農山村に移住してくるが、周りの自然はあんまり見えていないようだ。
※画像は拾いものです、直接の関係はありません
#移住者 #光と闇 #地域おこし #耕作放棄地 #農業