いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【移住者支援の当団体が、未就学児が対象の「森のようちえん」もやる目的】

 

ちょっと真面目なお話です。
今年の2月から「森のようちえん」の仕組みづくりに取り組み始めて、4か月かけて準備して、今月5月に第一回森のおさんぽ会を開催します。

元々当団体は、若者の和歌山の田舎地域への移住希望者やいなか暮らし体験希望者のサポートを対象に活動を行ってきましたが、ここにきて「未就学児の保育まで自主運営でやるの?」「そこまでなぜ?」と思われた方もおられると思います。

実際には一見遠回りに見えるかもしれませんが、地域活性化、そして移住の支援において当団体の活動はそれらも含めて全てつながっています(ちなみにやっている活動内容全部はコチラ参照 http://goo.gl/EEp32X )。
今日のヤフーニュース

headlines.yahoo.co.jp

にはダイレクトにそれが書いてあります

⇒『30~40代が地方へ引っ越す「子育て移住」が増えている。』

・自然を求めて移住したい都市住民(未婚者)が増えている
・自然の中での子育て環境を求めて都市住民が移住先を探している
・自然の中での子育て環境を求めて都市住民が移住してきている

需要はある、困っている人が実際にいる。
でも、和歌山にはそれらをトータルで広域でサポートできる団体が全く無い(移住前支援+移住後の暮らしの支援+子育て支援+起業支援など)。
なので、それも必要だと思い、やりはじめました。
元々寄付金収入の仕組みを作っていないので全て持ち出しで赤字でしたが、これも「お金になるからやる」のではなく、今そこに困っている移住者でありお母さんがいたので、はじめます。

今回シェアした記事にも書いてありますが、その必要性を感じている自治体は既にもうとっくに縦割りを止めて動き始めています。

和歌山の某役場にも行きましたが、
・森林の活用⇒林務課
・移住者支援⇒企画〇〇課のような名前
子育て支援子育て支援

縦割りそのまんまのたらい回しで、全然連携する意識が無い。

今、お隣の大阪は都構想で行政内部から大きく変わろうとしています。
和歌山ももっと回りの他府県をみて、同調や保守を参考にするのではなく、50年後を県として生き残るために変革する方向に行政が変わるべきではないでしょうか?

自分たちがやらないのであれば、活動範囲が広域でトータルサポートのできる移住者支援組織の育成にもっと取り組んでほしい。