いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。

【農山村の地域おこしに係る「そこにしか無い地域資源の掘り起こしと活用」のためのスキル】

そういえば、ご報告忘れていました。
いろんな方に応援していただいて、代表の田中寛人が中小企業庁(ミラサポ)とわかやま産業振興財団に専門家として登録して頂きました。ありがとうございます(中小企業庁に登録いただいたので和歌山県外の事業者も使えます。専門家を招聘するのを補助する制度です)

専門分野は、時々フェイスブック等にも書いている「地域資源の掘り起こしと活用(可視化)」です。

<特徴>
・田舎を発信できる人材はたくさん居る。でも、地域資源を掘り起こすところから出来る人材は少ない。
・その中でもファシリテーション手法で掘り起こす人材がほとんどで、地域おこしの現場で実践的な「民俗学的調査手法」による掘り起こしと活用提案のできるスキルを持った人材を自分以外に見たことはない(大学関係で学生使って、その場限りの浅くやってるところならある)。
・そのスキルは一つの学問体系にはまだなっていないので本を何冊か読めば身に付くものではなく、代表 田中は独学で様々な領域の学問を横断的に研究し、3500冊以上の本や文献を読み、農山村に自ら出向いて知識と現場を擦り合わせて、そこにしか無い資源をただ掘り起こすだけでなく地域の現状に合わせて提案できるスキルを修得。可視化して商品化や体験イベント化も当団体で実践出来る。
・ある程度は現場でも「文化的か観光的価値があるかないか」の一次的な判断ができるように植物や動物や道具、民具資料を識別できるスキルを習得。このスキルのおかげで、「相談された対象以外のもの」も同時進行で価値を見出し、発掘できる。
・日本中の様々な領域に関わる博物館(美術、芸術、歴史、建築、民俗、植物、動物、昆虫、生命科学など)の学芸員の方々に相談できるネットワークも構築済で、探した資源について調査で分からないコトが出てきても専門的な相談が出来る。
・同様に農林水産の現場、伝統産業の職人、手仕事関係者、デザイナーなどの方々にも相談できるネットワークも構築済で「地域資源の活用」において掘り下げて提言できる。
・「民俗学的調査」による掘り起こしと活用提案の良いところは、過去にその地域で実際に行われてきた事例のため、いざやると決まった時に再現性が非常に高いコト。また、高齢者でその技術を持っている人材がまだ残っている可能性もあり、地元民にとっては精神的にもハードルが低く、ヨソモノから見れば目新しい取り組みになる。同じ税金をかけて一年(年度)単位の事業をするにしても、外から完全に新しいものを持ってくる場合と比べて取り組みの成功率が全く違う。しかも地域の高齢者も若者も両方が中心となって動くことができる。
・既に在る地域資源の表面的な応用ができる人材ならたくさん居るが、それらとは異なり、一から調査するので時間はかかるが同時に複数の地域資源を探し出すので四季を通じて様々な企画や仕掛けにつなげることも余裕で可能。

ちなみに、このような調査~実践までの考え方を代表田中は「あしもとツーリズム」の展開と呼んでいます。

f:id:inakadss:20190507140729j:plain

<できること>
地域資源の掘り起こしによるストック作り
・そこにしか無い商品や、そこでしか出来ない体験プログラム作り(大人向け、移住希望者向け、外国人向けなど含む)のネタをいくらでも創り出すことができる。
・高校魅力化プログラム作り。生徒と共に地域資源を掘り起こすところから可能。考え方や仕掛け方を学び、実践し、成長できるプログラムもできます。
地域資源の掘り起こしワークショップの開催。
※調査に時間をかければかけるほど質の良いものができるが、調査の翌月に実験的な運用することも可

役場や観光協会やDMOという各地の多くの組織では「自分の地域の既存資源をお金をかけてSNS や紙媒体などを使って表面的に良く見せる 」ことばかりに注力していて、地域の「時間をかけて眠っている魅力を掘り起こす」ところから実践する組織はなかなか現れません。順番的には、そこにしか無いものを掘り起こした上で、それを様々な形でどんどん発信行けばよいのになぁと感じています。
 眠っている資源が地域の生き残りを左右することもあります。手持ちのタマ(地域資源力)は多いにこしたことはありませんし、住民が地域を守ってくれている今だからまだ掘り起こすことに間に合う地域資源もあります。

既に地域おこしが各地で色々行われているとは思いますが、未来に生き残るためにぜひ農山漁村や田舎の町の方々には「あしもとツーリズム」もご検討して頂ければと思います。代表の田中はどこにでも行きます。
 生物の多様性は数字で減少数がメディア発信されていたりしてまだ実感できると思いますが、「田舎の集落」が一つ無くなるだけで多様な目に見えない文化も無くなっています。京都や江戸だけが日本の文化ではありません。
都市部を支えてきた、そして日本各地で独自に発達していった田舎の文化も重要な日本の文化です。


今、もっと動いて欲しい・・・。