ばーちゃんは和菓子屋「梅園」の女将。
太宰府天満宮の門前に1948に創業した老舗で、『宝満山』や『うその餅』などの和菓子を作られています。
発酵食品の大徳寺納豆(ネバネバはしていない。しょっぱい)入りの宝満山は、甘い+塩辛いの両方の要素が入っていて、美味しい!
その老舗の女将と話をしていたら、地域おこしの話になって、女将の口から
「今の私たちは観光客に食べさせてもらっている。これは事実なので観光客も大切にしないといけないが、観光客は一部の観光化されたエリアを見て帰るだけ。このままでは太宰府市は衰退するばかり。この観光地でも、観光客用の姿ではなく、住民の日常の姿や裏側を発信して興味を持って移住してくれる若者を増やさないとダメだ」と言われて、ビックリ。
その通りなんだけれど、観光地は観光客のことばかり考えている店が多い中で、この女将さんとても頭が柔らかい人だ( 〃▽〃)。
話が弾んで盛り上がっていたら、フラりとじーちゃん出現。
なんとこちらも創業から70年の歴史ある水産物専門の行商人さん。
先々代の初代はリヤカーに氷と魚を積んで志賀島から引いて歩き周り(片道35キロくらい)、今では車で配達。
今はもうスーパーで何でも買えるので行商人を使う人は減る一方で、お得意先を回るだけとなり、自分の代で廃業されるとのこと。
日常ではなかなか出会わない職種の方に出会えて、つい色々昔話を伺ってしまいました( 〃▽〃)
#老舗 #和菓子 #魚屋 #行商