1950~1980年代に活躍した印刷技術の一つ、ガリ版印刷。
実はそのガリ版印刷機を持っているのですが、やり方がよく分からなかったので教えてもらえる人を探していたら、やっと和歌山でもガリ版印刷経験のある若い方と出会うことができたので、お願いして実演していただきました~
印刷手順
1.ロウ原紙(表面にうすーくロウを塗った紙)に鉄の筆で文字を書く(写真1枚目) →これによってロウ部分が削られ、この後の過程でインクが文字を書いたところだけ裏まで通過できるようになる
2.原紙をスクリーン(細かな編み目)で挟み、下に白紙を置いてから、スクリーン上にローラーでインクを強く塗布する(写真2枚目)
3.スクリーンを通過して、白紙にインクが転写される(写真3枚目)
手づくり感満載で面白い!!
鉄筆で紙をガリガリ削る(ココからガリ版印刷という名前になりました)作業が、なんだか小学生の図工の時間に戻った感じで楽しい!!
この電気を使わない印刷方法は、現在でも電気の無い地域、停電の多発地域で現役で使われているそうです。