いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。

【餅臼モチウスのひみつ】

 

当団体では、明日24日と30日に梅採りイベント(https://www.facebook.com/events/756558524463639/)を行いますが、その時にセットでヨモギ餅作りも行います。
※なぜヨモギ餅かというと、白モチの餅つきイベントはそこらへんでやっていますが、ヨモギ餅つきを体験できるイベントはあまり見たことがないのと旬の春の味なので、やります。

その事前準備と予行演習を兼ねて、少量だけ餅つきしてきました。

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が、ここで注目してもらいたいのはその臼(ウス)の形。

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写真の臼は50年以上毎年使いづつけているものですが、今ホームセンターで身近に売っている安い餅つき臼は、木の台と半円状の石臼で構成されていて、この石臼の形は本物とは異なり別物です。

昔ながらの餅つき臼(脱穀用の臼はまた形が全く異なります!)は、底が浅くて臼の口にカエシが付いています(写真参照)。
底が浅いのは餅を搗いている時に手返し(手に水を付けて餅が臼とくっつくのを防いだり、餅になっていない部分をオモテに出す作業)をしやすいようにするのと、口にカエシがあるのは杵(キネ)で撞いた時に餅が飛び出すのを防ぐためについています。

ただ搗いてもらうだけではなく、こういう細かな昔の人の知恵のことも大人の方が参加した場合には伝えられたらいいなーと思って様々な企画を実施しております