去年に引き続き今年もデンプンを楽しむプログラムとお屠蘇を作るプログラムを行いました。
試したデンプンは11種類。
米、小麦、サツマイモ、トウモロコシ、ジャガイモ、緑豆、キャッサバ、サゴヤシ、クズ、ドングリ、カラスウリ
※カラスウリは自家製のため、まだ精製が追い付かず保水した状態での使用。
それらを加熱乾燥した状態の「卵ぼーろ」と加水加熱した状態の「ワラビ餅」状にしてから実食。
デンプンは目には見えませんが粒子の大きさが異なるので、卵ボーロ状の時も、ワラビ餅状の時も、それぞれで見た目&食感が異なります。
これらを実際に統一したレシピで作りながら体験していただきました。
まず、作るときからそれぞれのデンプンで
「固まりやすさ」「吸水量」が異なり、
完成時には、
卵ボーロでは、
サクサク、モチモチ、カッチリ、カリッとな食感が楽しめ、
ワラビ餅では、
モチモチ、モーーーーーチモーーーーーチ、プルプル、プルンプルンな食感が楽しめます。
デンプンごとの特徴に合った使い方が私たちの生活の中で行われていたり、既存商品の中で使われていたりしますが、まとめて比較することはふつうは無いと思うので、主催者側も面白い実験でした。
カラスウリからちゃんと透明なワラビ餅できてました。
(余ったワラビ餅は現在冷凍し、今度解凍してモチモチ感がどこまで残っているかテストする予定。これもワクワク。)
お屠蘇作りについては、
市販品でお屠蘇の元が販売されておりますが、それとは異なるレシピで、当団体代表の田中が採集してきた16種類の日本の薬草を使って皆さま好き好きに仕込んで頂きました。
香りのあるものを多めに持ってきたので、作る際の香りも楽しんでもらえたかなぁと思います。
ついでに、オプションで手持ちの大深当帰(今生産している人は日本で2軒だけの品質が最高と謳われるトウキです。)と自家製魚醤で薬膳鍋を作りました。というか参加者の中にプロの料理人の方が居てくれたので、投げました♪
魚醤のクセと当帰のクセがどうなるのかさっぱり分かりませんでしたが、大変美味しい鍋でした!
鍋の2回目は味変して摘んできたノビルたっぷり鍋に変身。これもまた美味でした。
食べ過ぎたー。
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※当帰葉は販売もしているので、欲しい方おられたらご連絡ください~