集落の最長老(92才)に、こんにゃくの作り方を教えてもらいました。その覚書(詳しく見たい方は写真の方を見てね)。
材料
2 時間茹でた後のこんにゃく芋 1 ㎏強(5 年物)
※茹で具合は、芋に箸が通れば大丈夫。昔はワラすべが通る
ほど炊いたが、今はミキサーがあるのでそこまでしなくとも
良い。
※生芋の皮を掃除して(切って)から炊く方法もあるが、その
方法だと捨てる部分が出やすいので、先に生芋を炊いてから
皮掃除している。
一升瓶、バケツ、包丁、まな板、タライ、ミキサー
※これらは全て日常使用の物を分けた方が良い。塩気が残っていたら絶対だめ
作業
・皮を手で剥く、腐り部分の除去
・灰汁づくり(使用剤:無水炭酸ナトリウム。薬局で購入)
剥いた生芋 1 ㎏に対して 15g 使用。
空き一升瓶に入れて、湯で溶かす(水だと×)。湯量は5合程度。
※灰汁づくりは前日までに行っていても良い。使う時に冷えていても良い。
予備も含めて一升瓶2本分作った。
・芋を小さく切る
・お湯を入れてミキサーでなめらかにする。芋は6分目、お湯は7分目くらいまで?
・なめらかになったら、タライにあける。
たぶんミキサーは2回くらい回す。ミキサーに残った液体もお湯で洗ってタライへ。
・その状態のこんにゃく液をそのまま手でよくこねる。
・作った灰汁液を一本分(5合)全部入れて、再度手でよくこねる。
よく混ぜて、丸い塊が手で作れるくらいで完成。
※この作業後、夜まで放置しておくと良いが、今回は教えるためにそのまま作業
・タライに手で平らに伸ばす
・もう一本の灰汁液を使って少しずつ、表面が十分ひたるくらいまで入れる
・こんにゃくをタライの中で包丁でカットする。(あるいは成形したい型に詰める)
タライをゆすってこんにゃくを互いに分離させると共に、切り口に灰汁液をなじませる?
・鍋に湯を沸かして置く(沸騰状態までもっていく)
こんにゃくを一つずつ入れていく
※まとめて入れない。まとめて入れると中でくっつく。
・そのまま炊く。 固くなったら大丈夫
鍋を火元から外し、鍋ごと冷ます(煮汁は捨てないでそのまま)と長持ちする。
完成。