今片付けてる事務所の近くの風景。非常に高い9段もあるハゼ掛け(収穫した稲を天日で乾燥させる)。
もはや農業遺産と呼んでも良いくらいの今となっては貴重な風景です。
平野部と比べて日当たりの乏しい山間部に特徴の、日照量の少なさを補うために高さをあげて太陽がたっぷり当たって乾くようにした工夫です。
積んでいくだけでも大変で、人口減少や高齢化と共に機械乾燥になったり、米作自体が減ったりしてこの風景もかなり無くなってきています。
暮らしと共に生まれてくる景観なので、当地の昔ながらの暮らしが無くなってしまえば、この景観も消えてしまいます。
なので地域特性を残すためには移住してもらうだけではなくて、「土地土地の暮らし」を伝えていかねば・・・。