いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【いなか伝承社 2019年イベント予定表】

2/18 昆虫発酵調味料イナゴソース改の出展販売@京都市
2/23 昆虫発酵調味料イナゴソース改の試飲試食販売会@東京
3月上中旬 外来昆虫を捕って食べて駆除ツアー@三重県
3月 昆虫発酵調味料イナゴソース改の試飲試食販売会@和歌山、
3月 昆虫発酵調味料イナゴソース改の試飲試食販売会@大阪
3月ごろ  地域おこし協力隊 県またぎ交流会2@和歌山県内? 
4月 地域おこし協力隊活動報告会@和歌山県橋本市 (協力予定)
4/13 野食倶楽部「自然まるごとみんなで採って、味わう 海に特化」@和歌山市
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できればやりたいけれど、まだ未定なもの
・暗闇レストラン「くらがり茶寮」@和歌山県橋本市
・タライ舟でぷかぷか一寸法師
・野食倶楽部「自然まるごとみんなで採って、味わう」(昆虫食も有り)
・廃校ツアー
・日本の薬草で体験プログラム
・無農薬 完熟イチジク狩り 
・その他自然を活用した体験プログラム
 など
※予定は変更する可能性があります。
※自然を活かして、自然に合わせてイベント化するので日程は近づかないと確定しません。

※いなか体験プログラムをコーディネート可能なので、やりたい体験があればリクエスト承ります(有料)。

#ここだけの体験 #日本でただ1つ #和歌山 #地域資源の活用 #農山村が舞台

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【昆虫発酵調味料イナゴソース 仕上げ中~】

さむーいさむーい季節ですが、つめたーい作業頑張ってます。
自団体で醸造している「昆虫発酵調味料イナゴソース」について、3年間の発酵・熟成を経て、現在製品化のための仕上げ作業に入っています。

<材料(多い順)>
イナゴ、麹(醤油麹+米麹or米麹 2種類醸造)、塩
<作り方>
保健所の許可を得た施設内で混ぜながら発酵・熟成させて3年かけて醸造

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<元々の特徴>
・日本で初めての昆虫発酵調味料製品
・日本で初めての液体昆虫食製品

<以前販売したモノからの変更点>
①前回の発酵・熟成期間は10ヶ月。今回は36ヶ月
 ※これにより塩の角が取れまろやかになる
②前回は醤油麹で発酵させたものと米麹で発酵させたものを販売。今回は醤油麹+米麹で発酵させたものと米麹で発酵させたものを販売予定
 ※これにより醤油麹だけのものより甘みが出るようになる
③瓶詰めの際の加熱過程を無くす(一般的な醤油でいうところの「生醤油」のようなもの)。
 ※これにより昆虫発酵調味料本来の味をお楽しみ頂けるようになります。
と、このようにバージョンupさせているのでお楽しみに~。

ただ、ポタリポタリと一滴ずつ自然落下させて濾過作業(しかも4回)しているので、1日かけても20瓶くらいしか作れません。実は超手間ヒマかけた貴重な作品。

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#昆虫発酵調味料 #イナゴソース #イナゴ #昆虫食 #発酵 #熟成 #麹 #醸造 #未利用資源の活用 #地域資源 #和歌山は醤油発祥の地 

価値の見える化 その2。もう一人の「木と会話する職人」さんともツナグ

前回は「ヒノキヒモ」職人さんとクリエイティブな方をつないだ記事を書きましたが、今回は「薄板」という製品の職人さんのお話。
「経木」とも呼ばれている、昔からの食材を包む薄い板です(昔に材料が他に無かったから包むために使われていた訳ではなく、松には抗菌作用があるので生肉を包んでも衛生的に問題ないから使われていました)。
前述のヒノキヒモとセットで昔は使われることも多かったようです。

松の銘木からヤニや黒ずみの無い部分だけを使って、大型のカンナで削り出します。
しゅるしゅると出てきた出来たてのウェットな薄板は大変柔らかく、割れることなくどんな形にも成り、材料が木であることを忘れしまうくらい。そして松の爽やかないい香りが広がります。

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そんな薄板も今では発泡スチロールのトレイやビニール袋などに取って替わられて国内全体でも極わずかな数になり、当地の職人さんも後継者はおらず、少なくとも和歌山では最後の職人さんとなってしまいました。
そこで自然の木から作るので一枚一枚表情の異なる薄板を使って何か仕掛けられないかと探っていたら、お堅い職業だけど頭の中はクリエイティブな方!とつないでみたら、手作業で世界に一つだけのこんな作品を作ってくれました。

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たくさんヒラヒラさせたいなぁ・・・。

※ヒノキヒモも薄板も基本的には卸や既存の販売先に直送されてしまうのですが、色々な挑戦したい人が居られたら「いなか伝承社」までご連絡下さい。こちらから頼んで作って頂き、お分けします。

#薄板 #経木 #包装資材 #職人 #木と会話する #伝統産業 #エコ #手仕事 #和歌山県高野町 #地域資源見える化 

【価値の見える化、してもらいました】

先日、クリエイティブな方々に山奥の集落まで来て頂いて、「ヒノキヒモ」職人さんとつなげました。

ヒノキヒモはその名の通りヒノキをうすーく削って作ったヒモです。
ビニールが出てくるまでは日本中で使われていましたが、時代の流れと共に取って代わられて、今では日本に極わずかな件数(たぶん片手も無い)の職人さんが残るだけとなってしまいました。

その職人さんの作るヒノキヒモはやっぱりスゴいです。
どうスゴいのかは作る前から始まっていて、ヒノキの80年以上の銘木を探し出し、それを地下蔵で乾燥させて、ある程度の水分量になったら、木の目に併せて全て同じ幅で手作業でカンナで挽く。その薄さ最少で0.02mm。機械では無理な職人技。

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でも、それが今消えようとしている(後継者はいません)ので、何とか爪跡だけでも残せないかと思って動いています。
ただの包装資材の1本のヒモではなく、今はもうこの1本1本が職人さんの作る顔の違う作品です。
その価値を分かる方に来て頂いて、工房で現場を見て頂いて、つながって、ヒノキヒモを使った何か新しい価値のものが出来ないだろうか、と思って活動していたら、その価値を伝えられる作品をクリエイティブな方々が作ってくれました(写真はごく一部です、他にも作ってくれています)

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見える化してもらえて、写真をデータでもらって、職人さんにそれを見せて、喜んでもらえて、職人さんのやりがいにつながって・・・コーディネート冥利に尽きます。

※最近も職人さんのところに行ったら、「乾燥させている木が完成したから来月から削り始めるよー」と教えてくれました。「木を見てどこで削るタイミングかどうか決めているの?」と聞いたところ、職人さん曰く「木の声を聞くと分かるんだよー」とのこと。ぜひとも木の声の聞き方、これをデータ化(見える化)して残したいなぁ。

#職人 #ヒノキヒモ #絶滅寸前 #少量生産 #和歌山県高野町 #アート 

【和歌山県×奈良県の地域おこし協力隊交流会 開催しました。】

「県をまたいで、自主的な地域おこし協力隊交流会 第一回」を無事終了しました。

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先日橋本市和歌山県奈良県両県の地域おこし協力隊隊員の方に集まって頂いて「交流会」を実施させて頂きました。
両県から総勢22名の参加者となり、ただ「交流する」だけではなく、「スキルシェア」「課題共有」「協力隊達による大型自主イベントの提案」などを行って、アンケート結果を見るとリップサービスもあるとは思いますが、気づきや学びを少しでも持って帰っていただき、今後の協力隊活動へとつなげることができたかなぁと感じております。
みんなで大きな動きにつながりそうなテーマも決まり、やってよかったと感じています。

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第二回県またぎ交流会は3月下旬予定です。場所は未定。

※場所も内容も超手作りイベントでゆるーくやっていたら、世にも斬新な「寝そべりながらワーク」していたり、アコーディオン奏者の生演奏がジングルだったりという素敵な時間がありましたv

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※山都物語LLPの吉村さま、長時間のファシリテートありがとうございましたm(_ _)m。

 

#地域おこし協力隊 #交流会 #和歌山県 #奈良県 #農山漁村 #連携 #協働 #スキルシェア #人材育成 #つながり作りから一歩先へ #本当にためになる会にしたい

【希少な、ほぼ無農薬ミカンの販売開始しました@和歌山】

お世話になっている農家さんのところで貴重な「ほぼ無農薬ミカン」があったので販売します。
・ほぼ無農薬(昨年1月にその時期の害虫駆除用に幹に消毒を1回だけ実施、以降ずっと農薬不使用)
有機肥料で栽培
・品種:宮川晩生
・樹上で完熟済み(なので酸味はあんまり無い)
・甘い
・ほぼ無農薬のため、皮に傷あり。皮も食べたら美味しかった。
・販売量 500kg(但し、最低販売量は5kgから)
・販売価格 キロ500円、送料別
・全国発送可能(農家さんちから直送)
和歌山県紀の川沿いのつながりのある方だと、直接手渡し可能かも。要相談。
・頼んで無農薬で作ってもらっているので、完売したら来年も無農薬ミカンの栽培が可能になります。応援してもらえたらありがたいです。
お申込:inakadss@gmail.com
 
#ほぼ無農薬 #みかん #皮も食べられる #頼んで作ってもらっています #樹上で完熟 #美味しい

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ほぼ無農薬ミカン

【廃校で撮影会3】

地域おこしで関わっている廃校で三回目の撮影会を実施しました~。
今回は遠く京都や兵庫からお越しいただいて、学校を活用して頂きました。

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前々回や前回の方はサバイバルゲーム風だったり、浴衣姿だったりと運営側の想定外の格好で撮影されていてビックリしましたが、今回は学園モノ風の学校らしい撮影風景でした。
現場に到着されて着替えるまで「テーマ」が分からないので、毎回ワクワクしながら「今日はどんな使われ方かなー」と覗きに行きますV

興味のある方いたら連絡おまちしてまーす(いなか伝承社まで inakadss@gmail.com )。

#廃校活用 #小学校 #撮影会 #地域資源 #撮りたい人募集中 #和歌山県高野町 #山村