いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【田舎の年寄りの本当の姿】

ある時は日本最後のヒノキヒモ職人、ある時は無農薬米農家、ある時は花咲か爺さん、ある時は井戸掘り、そして今日は自分たちで水道工事!

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穴を掘って水道管を交換してた・・・

その実態は何でもできる田舎のスーパー夫婦(*´∇`)ノ。

#職人 #ときどき農家 #ときどき土建屋 #ときどき茶飲み友達

【野食イベント無事終了しました、17回目】

7月の前回に続いて天気が怪しかったですが、ギリギリ台風も過ぎて無事にイベント開催できました。

虫採って~、山菜採って~、果実もいで~、山の景色みて~、地域の人と会話して~
材料とってきたら、みんなで調理。

元少年たちの全員オッサンズが、みんなでがんばって作りました!
今回のメイン食材は虫は少なめで、野草山菜が中心。
チャレンジ料理は先月に続いて「アリの香辛料としての可能性調査」「野生化したモモで遊んでみた」
感想と写真は後半で~。

以下、今回のメニュー一覧(全28品目)

メイン
・植物の天ぷら7種(コゴミ、ミョウガ、赤シソ、ヨモギ、野生モモ、某珍しい植物、タマネギ)
テナガエビの素焼き
テナガエビの素揚げ
・虫の素揚げ(キリギリス、アブラゼミ、コオロギ、ツマグロバッタ、何らかのバッタ)
・イナゴ&バッタ類の素揚げのせあんかけ皿うどん
・アリの山椒ちりめん風(使用のアリは山椒フレーバー)
・厚揚げのアリ味噌田楽(使用のアリは山椒フレーバー)
・焼きナスのアリ味噌田楽(使用のアリは山椒フレーバー)
・アリ入り味噌ラーメン鍋(天ぷら残りとモモも入れてみた)
・花ニラのチヂミ風
・青ミズのごまだれ
スベリヒユのたたき
・モロヘイヤのたたき
クサギのお浸し

酒のあて
・北海道 利尻島産のカレイの干したもの

スイーツ
カメムシ羹(青いヤツです。使用のカメムシは青りんごフレーバー)
・昆虫発酵調味料イナゴソース使用のアリキャンディ
・食用ホオズキ
・野生化したモモ

飲み物
・ニホンハッカ茶
・青ゆず+ニホンハッカ+レモンバーム
マツタケ

メニューは以上。
やってみればどんな食材でも形になるもんです。

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味の感想としては、
・アリ、特に特定の場所で採れるアリは山椒フレーバーが強く、山椒ちりめん風料理、山椒味噌風料理のどちらもアリのフレーバーが効いていて、非常においしい!
・虫の素揚げと皿うどんの硬い触感を活かした料理を作ろうと思いましたが、イけそうなんだけどこれはちょっと改良の余地あり。3センチくらいの虫を集めたら食べやすいかも。
テナガエビ美味しい
・アリ入り味噌ラーメン鍋。ほんとに闇鍋状態でいろんな残り物をぶちこんでみた鍋。出来てみたら美味しくてビックリ!
・アリキャンディ。ちょっと固め方が甘かったけれど、自団体で醸造している昆虫発酵調味料イナゴソースを使ったので、味は甘じょっぱいベッコウ飴で、時々アリが効いてる。美味しい。
カメムシ羹。ナチュラル素材(カメムシ)のエキスたっぷり使用。ちょっとケミカルな青りんご味で、これもちょっと改良したら更に美味しくなりそう
・野生化したモモ。食感はリンゴ、味はほんのり甘くて加熱すると酸味が現れる。スイーツ作りにピッタリ!
・新鮮採りたての生葉を使ったニホンハッカ茶はやはり美味しい。
・他の料理は安定の美味しさでした。

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【白山ろく 旧白峰村にて感じたこと 郷土食】

トチ餅はどこで食べても風味が美味しいなぁ。

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白峰村ではシコクビエを使ったオヤツも提供していました(はったいこor麦こがし風、といえば何となく伝わるかな)

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食べるものがいっぱいある現代だから、食材を日本中から選ぶことができる今こそ、色々な食の多様性を知ることは面白いなぁと思います。

漁村の料理、農村の料理、山村の料理、飢饉のときに食べた救荒食、神事仏事の時だけ作られたお膳、それぞれの地域のこども達のオヤツ・・・文献上は非常に多様な食材や料理が記録されています。

ただ、実際に現代に残っているのはその一部。
「わざわざそんなものを探して食べなくても」
「美味しくないから残っていないんでしょう」
という声も時々頂きますが、そんなものは実際食べてみないと分かりません。
食べずに先入観だけで味を決めるのはもったいない!

なので、どんな食材(昆虫含む)も料理でも、食べてから考えます。
作り手によっても味が変わる(例えばトチ餅のあんこが砂糖入りのところもあれば、塩+砂糖で塩強め、などのところもありました)ので、可能ならば複数の作り手が料理したものを比較するようにしています。

その感想としては、昔の文献に載る食材や料理って基本的にマズいものは無いと思います。
その時代の人が美味しく工夫して調理してるし、食材のあく抜きが「技術」として代々受け継がれてきた時代。おいしさのランク差はあっても、マズいものは載っていません。

ほんのちょびっと調査した程度ですが、白山ろくの旧白峰村には、非常に厳しい山村の暮らしを背景にした「雑穀とトチの文化」「保存食の文化」がありました。
昔の人が雑穀を身近にある素材でどう下処理し、どう調理し、どう食べていたのか、もっと知りたいなぁ。保存食も、どう下処理して、どう漬けて、どう戻して、どう調理したのか、詳細も知りたいなぁ。
今の高齢者が亡くなる前に文化をもっと記録しないと・・・。

【北海道の盆菓子は豪華だった!】

稚内のローカルスーパーにて撮影。

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同じ店舗内なのに三ヶ所も盆菓子コーナーを設けていて、しかも商品数がかなり多いし、色鮮やか!Σ( ̄□ ̄;)
びっくりしたー。
上から吊るすお菓子(甘くはない)もありました。

 

北海道のご先祖さまはみんな甘いモノが大好きなのかな( ・3・)
写真4枚目の桃のお供えは和の素材で作られているんだけれども固めのマシュマロみたいで美味でしたv。

 

#地域性を楽しむ #お盆 #お供え #お菓子 #北海道 #特別な日 #地域を比べる #地域を観察する

自然まるごと採って食べるイベント、もうちょっと参加者募集中~ 8/17~18開催

自然まるごと(昆虫食含む)採って食べるイベント、もうちょっと参加者募集中~ 8/17~18開催

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詳細はリンク先をご覧ください

昆虫食イベントの募集中。8月分@和歌山県高野町

#何でも食べてみる会 #身近な生き物 #昆虫食 #食べられる野草 #薬草 #食べられるとは何か #みんながハンター #共同調理 #好奇心 #持込み歓迎 #和歌山 #自然 #廃校 #高野町 #高野山

【こども店長プロジェクト始めます、募集開始@和歌山県岩出市】

他の方々と一緒に、中期的なこども(今回は小学4~6年)人材育成プロジェクト開始します。良かったら応募してね~
本日のわかやま新報さんにも掲載されています。

 

内容
こどもが自ら考え、それを実践し、成功や失敗を第一目的にせず、そのプロセスを学び、成長できる場を作る。

現場
2020年4月に行われる第5回上岩出神社の春祭りで、自分の考えるブースを出店(物販や演奏、体験プログラム、紹介など基本的に何でも可)し、準備から運営、振り返りまでを一貫して行う
※なお、祭り当日までのプログラム参加費は基本的には頂きませんが、当日出店費用は徴収します。

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プログラム内容
9月から月に1~2回の企画会議に親子で毎回参加して頂き、本番まで打合せを重ねていきます。

条件
・上岩出神社実行委員会の会議(夕方~)に参加し、運営全体のサポートにも携われること
・親の強制ではないこと
・選考あります、まずは申込みの意思表明のメール下さい

対象
岩出市または近隣の小学4~6年

定員
親子3組程度
 
応募締め切り 8月末くらい?

問い合わせ
inakadss@gmail.com  田中

主催
上岩出神社春祭り実行委員会

協力
上岩出神社ほか

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