いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【カラスウリデンプン、取り出し完了】

去年から継続作業している、カラスウリからのデンプン取り出しが全部やっと乾燥しおえました。

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2ヶ月かけて、バケツ2杯の根っこから、最終的に採れたのは250g。
効率悪い高価なデンプン( ・3・)

やってみると、いつもお安い片栗粉やコーンスターチの有り難さがよくわかる。

#デンプン #カラスウリ #薬草 #ハーブ #天花粉 #ベビーパウダー #植物 #実験 #いなか伝承社

【ニュース和歌山に掲載されました】

プロジェクト設計のお手伝いしている『紀州根来塗 初根工房』さまと新しく始めた「出張金継ぎ体験プログラム」について、地域情報誌のニュース和歌山に掲載していただきました~。

(当団体は裏方なので名前は出ていませんが・・・)


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次は関西の皆さまに知って頂けるよう頑張ろう。

#旅する職人 #おうちで根来塗 #根来塗 #根来 #朱漆器 #漆 #塗師 #職人 #漆芸 #漆器 #金継ぎ #焼継ぎ #使い続ける #体験プログラム #和歌山県 #岩出市 #出張 #技術の可視化 #紀州根来塗 #SDGs

https://www.facebook.com/紀州根来塗-初根工房-106581387742066/

【仕事スタイル:足で情報を稼ぐ】

群馬県で関わらせていただいているプロジェクトで、代表田中が企画して進めている案件について、
コロナと緊急事態宣言で現地に行きづらくなってしまい、企画内容はかつての日本各地で行われていたことだったので、とりあえず近所の(和歌山県高野山)生き字引のじーちゃんに相談・聞き取り。f:id:inakadss:20210129184141j:image

予想通り近所でも行われていた模様\(^o^)/
使える情報が集まりました。

 

基本的に現地のヒト・モノから情報収集して企画づくりに役立てるスタイルなのですが、行けないからと待っているのがもったいないのでとりあえず動く。

和歌山でいま出来ることをして、企画の実現化に向けて準備。

 

#地域資源の掘り起こし #体験プログラム #企画 #いなか伝承社 
#聞き取りはだいたい1人2時間くらいかかります

【カラスウリわらび餅できた!】

 

まだカラスウリのデンプンの取り出しを継続作業中なのですが、
純白な部分を取り出す時に出来る三等品(皮の部分など不純物混ざってるもの)が貯まってきたのでそれを使ってわらび餅を作ってみました。

純粋にカラスウリわらび餅の味を知りたいのですが、白砂糖だと不純物のアクに負けそうなのでキビ砂糖を使用。

そのため薄茶色のわらび餅が完成!

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食感はむっちり。
味は(イベント参加者には分かる)どんぐりデンプンの苦味をかなり薄めた感じ。主張はそんなに無い。

総合:美味しい( 〃▽〃)。やって良かった

そのままでは食べられないカラスウリ
デンプンにすると美味しく頂けました。

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※写真は一等品のカラスウリデンプンです。

#カラスウリ #デンプン #澱粉 #わらび餅 #地域資源 #天花粉 #ベビーパウダー #薬草 #いなか伝承社

【純白のデンプンに向けて】

去年から作業しているカラスウリからのデンプンの取り出し。


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掘って、砕いて、すりつぶして、濾して濾して濾して濾して濾して、やっと佳境。

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ただ、まだまだデンプンと同じサイズの夾雑物が表層と下部に混じっているのでそれの除去しなきゃ。
たぶんコイツらが苦い原因。

今年のでんぷん祭2021には真っ白なカラスウリデンプンを持っていけるかなぁ。
色々試したいから、残るかなぁ(* ̄∇ ̄)

#カラスウリ #ベビーパウダー #天花粉 #デンプン #澱粉 #薬草 #いなか伝承社 #体験 #地域資源

【ここにしか無い魚醤の仕込みを行いました】

去年から引き続いて、2021年新年一発目の魚醤を仕込んできました!f:id:inakadss:20210121073954j:image

地域の港では、元々冬の漁獲量が非常に少ないので、その中から捨てられている魚を頂いて仕込み。
(なので、毎月/毎日/毎回仕込む魚種は変わります)

今回はたまたま、ほぼヒイラギでした。

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標準和名は「ヒイラギ」、西日本各地で多種多様な地方名で呼ばれ、食用にされていたり、外道として嫌われていたり。

ギチ(東京)、ギラ(千葉)、ジンダ(ジンダベラとも)、ネコゴロシ(ネコマタギとも)(静岡)、ゼンメ(愛知)、ネコナカセ(浜名湖)、ギンタ(和歌山)、ネラギ(大阪)、ダイチョオ(兵庫)、ネコクワズ(淡路島)、エノハ(鳥取)、ギギ、ゲッケ(岡山)、ギンギン、ギンガー(広島)、カガミトリ(山口)、ニイラギ(愛媛)、ニロギ(高知)、トンマ、トンバ(福岡)、ヒイラギ(長崎)、シイバ・シイノフタ(熊本)、ネコクワズ(徳島)、ハナタレエバ (宮崎) 、ネコマタギ、イタイタなど byウィキペディア

※食べると美味しいようですが、今回は料理に回す分がなく、食べれず。

オッサンズ4人で夜明け前から昼まで小さな小さな魚と格闘しながら、魚醤のより良い仕込み方を探るために5種類漬け込みました~。


ウィキペディアで調べたら、「食道に発光バクテリアを共生させ、暗所で発光もする」らしい。大量に漬けたから魚醤も発光しないかしら(* ̄∇ ̄)


ご興味ある方、お待ちしておりまーす。

※地域おこしの仕掛けの1つとしての「魚醤」と考えて動いており、ただ作って終わり、売れるようにして終わり、という考えでは動いていません。
企画をじっくり育てながら仲間を増やしながら、地域に還元するにはどうしたら良いか、地域と外を繋ぐにはどうしたら良いか、
常に考えながら、実際に自分たちで試作も重ねながら動いています。


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