いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【薬草栽培を見学】

事務所の裏手に、様々な漢方に使われる薬草「トウキ(当帰)」の畑がありました。

もう少ししたら収穫するようで、畑に近づくとカラダに効きそうな匂いがしています。

なかなか漢方薬栽培を間近で見ることはないので、この後の出荷までの作業もどんなことをするのか楽しみ。

 

この事務所のある当地高野町富貴のトウキは、ウィキを見ると、中でも最高の品らしい。

ーーーーートウキ情報 byウィキーーーーー
江戸時代、全国各地域の藩により、特産品・製薬材料の商業品種として栽培が推奨された。8代将軍徳川吉宗の、薬種業の振興政策により全国各所に派遣された幕府奥御庭方で本草学者の植村左平次(植村政勝)および随行の大和国で代々続く吉野葛生産者で本草学者の森野藤助(森野通貞)らに大和国奈良県)で見出され、森野により栽培加工法が確立された「大和当帰」(主な生産地・宇陀郡)が優れた品種であるとされ、中でも奈良県五條市大深、和歌山県高野町富貴で生産される「大深当帰」が最高の品である、とされた。

薬用植物として根は血液循環を高める作用があり、充血によって生じる痛みの緩和に有効。膿を出し、肉芽形成作用があるとされている。四物湯、当帰芍薬散、当帰建中湯、補中益気湯、紫雲膏、当帰湯などの漢方方剤に使われる。

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#薬草 #漢方 #トウキ #当帰 #栽培

【柿酢づくり1か月経過】

 
 
柿酢を仕込んでから一カ月経ちました。
先月は仕込んでいる空間全体が非常にツンツンしてとがった酸味のある香りに満ちていましたが、最近になって発酵が落ち着いてきたようで、匂い自体がまろやかな酢の香りになってきました。
無事成功。
あとは熟成モード。

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#捨てられる柿 #柿酢 #手作り  #発酵食品

【なんと稲のハゼ掛け9段!】

今片付けてる事務所の近くの風景。非常に高い9段もあるハゼ掛け(収穫した稲を天日で乾燥させる)。

もはや農業遺産と呼んでも良いくらいの今となっては貴重な風景です。

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平野部と比べて日当たりの乏しい山間部に特徴の、日照量の少なさを補うために高さをあげて太陽がたっぷり当たって乾くようにした工夫です。

 

積んでいくだけでも大変で、人口減少や高齢化と共に機械乾燥になったり、米作自体が減ったりしてこの風景もかなり無くなってきています。

暮らしと共に生まれてくる景観なので、当地の昔ながらの暮らしが無くなってしまえば、この景観も消えてしまいます。
なので地域特性を残すためには移住してもらうだけではなくて、「土地土地の暮らし」を伝えていかねば・・・。

【ログハウス作りを学びたい方へ】

和歌山県日高川町の山間地にて、ログハウスを「山から丸太を切り出すところから」始める方がおられます。

キットではなく、本格的なログハウスです。

もし、「近い将来ログハウスを建てたいなー」「ログハウスを勉強したいなー」というやる気のある方おられたらご連絡ください。
つなぎます。

 

年内は丸太の切り出し、来春ごろから家作りになる予定で、一年くらいかけて建設するそうです。

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#丸太の切り出しから #ログハウス #手作り #実践的に学べる #日高川町

【新ワラの座り心地チェック】

 
無農薬米を稲刈りして、ハゼ掛け(刈り取った後に束ねて天日に干す作業)のお手伝いをしてきました。
 
途中、刈り取って干すために一輪車に積んでいたワラ塊に農園の社長(ねこ)が出現!
ワレワレの働きぶりを見守りつつ、新ワラの寝心地を確認するおしごとをしていましたv
気持ちが良いのか、そのうちマジ寝をしちゃってましたが、最後に社長の腹で暖めたワラも干して無事完了。

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新米まであと少し。
 
#熟睡 #触り放題 #肉球も大丈夫

【森のおさんぽ会 11月分募集開始@広川町11/5】

森のおさんぽ会は毎月欠かさず実施して、来月で20回目になります!

20回目は、初開催地の広川町にて、シーズン中にもかかわらず地元のカンキツ農家さんにご協力頂いて、みかん山で季節の柑橘をもいだり、食べたり、もぎたて果汁でポン酢作りなど、行います。
 ※森のおさんぽ会とは、未就学児を対象にした当団体の野外保育の活動名称です。毎月開催。

 

詳細は以下のイベント情報をご覧くださいm(__)mf:id:inakadss:20161018112546j:plain

 

#森のおさんぽ会 森のようちえん #未就学児 #自然 #野外保育 #広川町 #みかん狩り #柚子 #手作りポン酢

 

第20回 森のおさんぽ会@広川11/5。ミカンを狩って手作りポン酢

★みんなが主体的に行動し、その上で「子供を見守る」保育です
★預かり型ではありません。親子参加の未就学児を対象にした自主保育です(将来的には地域の方も巻き込みたいと思っています)。 ※兄弟などで小学生以上のお子さんが参加されるのも大歓迎
★目的地に行くのが目的ではありません、その過程を、変化を五感で感じてもらうのが目的の一つです。
★場所は随時季節や諸条件に合わせて変更します。

<子育てされている皆様へのメッセージ>
本来子どもたちは、自然に育まれながら育つ力を自ら持っています。 
自然の中は一日として同じ状況ではありません。変化に富んだ自然の中で体を動かし、挑戦し、迷い、考え、発見し、助け合いながら、経験とともに一日一日子どもたちは成長していきます。
そして、子供たちの成長に必要なものが何でもある自然の中で、大人たちが極力介入せず子ども達を信じて成長を見守る保育が、北欧から始まった「森のようちえん」という“仕組み”です。

当団体では、子供が自然の中で活動する機会の提供を行うために、「森のようちえん」という仕組みを実践しております。
「森のようちえん」では自然そのものが遊び道具です。季節の変化や景色も楽しみます。裸足で走り回ってもかまいません。雨が降っていても、子供は自分で考えて大人が思いつかないような内容で雨の日も楽しみます。そこでは決められたカリキュラムをこなすのではなく、お散歩とお散歩から生まれる行動が基本になりますが、時には自分たちで刃物を使って調理も行わせたりします(今後の予定)。また、和歌山ならではの体験も取り入れる予定です。
 また、この会においては子ども達だけではなく関わる全ての人の交流の場にもしたいと思っています。

なお、当団体の主催する「森のようちえん」では、大人の方には子どもたちに本当に危険が迫っているとき以外は見守りに徹するようお願いしています。
 実はこれが非常に難しいことなのですが、「あぶない!」「ダメ!」「きたない(汚れる)!」は子ども達にはNGワード。結果として、子ども同士のケンカが起きたり、小さな擦り傷・切り傷ができたり、服が汚れたり、といったことがあると思いますがご理解の上ご参加くださいますようお願いします。

※上記に色々と固く文言を書きましたが、現場では柔軟に対応致します。

 

日時:11/5(土)9時30分集合、別の場所へ車で移動して10時頃開始。終わりは未定、夕方ごろ?。お弁当は各自持参ください。現地集合、終了後は自由解散。
※雨天中止

 

現場:広川町のミカン山とその周辺
集合場所:「広川町役場水道事務所」(広川町井関241番地)付近の高速高架下スペース。※水道事務所は地図アプリで出てきます、これしか目標物はありません。
※付近に分かる用に運営側で立っていようと思いますが、誰もいない場合はそばの高台にある「井関稲荷神社」(地図アプリでは出ません)の駐車場にお止め下さい。(困った時は:090-7486-1139 田中まで)

 

内容:現地のみかん農家さんにご協力頂いており、
午前中⇒みんなで段々畑のミカン山でミカン狩り(こだわりミカン、こだわりユズ、ジャバラ等も有るよ)、
※食べ放題・もぎ放題のミカンもあります。
お昼⇒各自でお弁当を食べて頂き、
午後⇒あぜ道さんぽ、もぎたて果実でカンキツ農家さん直伝の「手作りポン酢」作り。
※手作りポン酢を楽しむための試食は用意しないので、出来立てを試したい方はお弁当と共に何かかける食材をご持参ください~。

 

定員:10家族(最少催行数:3家族以上)程度+α

参加費:一家族2500円、を当日頂きます。
(ミカン狩り、ポン酢作りワークショップ、保険料含む。ミカン狩りはお持ち帰り分含む。ポン酢作りは1家族1つを予定していますが、別途事前申込みで追加も可能です。ポン酢の材料の調味料は良いものを使います。)
※今後、持続的な仕組みづくりのために参加費は変動する予定です。
※事前に材料準備と参加者の保険手続きを行い保険料を支払うので、3日前以降のキャンセルについてはキャンセル料として参加費分を請求させて頂きます。

 

申込み・問合せ先:いなか伝承社のフェイスブックページ(https://www.facebook.com/inakadss)から直接メール頂くか、直接(inakadss@gmail.com) 代表の田中までご連絡下さい。フェイスブック上のイベント参加ボタンをクリックだけされても確定にはなりません。
※なお、ご連絡の際はなるべく携帯メールはおやめください。返信が届かない恐れがあります。

 

準備物:飲み物、帽子、軍手、長袖長ズボン(ヤブがあります)、歩きやすい靴、タオル、着替え、虫よけグッズ、お弁当、お弁当時用のブルーシート的なもの、ミカンを持って帰る入れ物(バケツなど破けない物)、ポン酢作りに使うボウル、ポン酢作りに使う計量カップ
 *荷物はリュックなど、両手のあくカバンに入れてお持ちください。
 *ハチの被害を避けるため、黒っぽい服装は避けてください。
 *お腹がもたなさそうならオヤツもご用意ください。

 

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最後に・・・以下は読み飛ばして頂いても構いません。
<主催者側の目的>
和歌山県北部の地域資源や人材を活用し、未就学児を対象に、自然体験活動、野外活動、環境教育など広く自然の中で、自然体験活動を基軸とした幼児教育に関する事業を行い、直接的には自然体験活動を通した幼児の健全育成や専門的な指導者の育成に資すると共に、広域での持続的な森のようちえんの仕組みを形成し、森と共に生きてきた高齢者も絡めたいなかの知恵や技術の継承も行いながら、地域まるごとを知ってもらい郷土愛を持つコミュニティーの創造に寄与することを目的としています。