いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【ここで問題です、何の菜の花でしょうか?】

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先日道端に生えていたカラシナのほぼ全草(花、茎、葉)をかじってみたら美味しかったので、同じアブラナ科の菜の花を同時に食べ比べてみました。

ブロッコリー早生、ブロッコリー晩生、ダイコン、ナバナ(品種名です)が生えてたので頂いてかじってみたら、ブロッコリーの晩生(おくて)以外は全部美味しかった!

菜の花部分を食べただけですが、それぞれのスーパーで売っている部分の味(辛み、苦味、甘味)がして品種ごとの違いがはっきりと感じられて面白いです。
特にブロッコリー早生(わせ)の菜の花は甘くて美味しかった。

農家さん曰く「ブロッコリーは(普通は小さなつぼみが密生してひとつの大きな固まりなったものを収穫する)塊のつぼみの中に一つでも花が咲いていたり、咲きそうになっているものは売れないんだよ」と教えてくれました。

花が咲いていても、茎の部分でも、美味しいのになー。
もったいない。

 

あ、写真はその美味しいブロッコリー早生でした~。

 

#田舎で暮らすと味わえるもの #収穫後の野菜本体も美味しい #ブロッコリーが苦手でも美味しい #未利用資源

【梅イベント受付状況5/19時点】

無農薬無化学肥料の南高梅もぎ体験、5月は5/28に実施します。
 
空きはあと4名くらい、です~。
お申込はお早めに(イベントページの参加ボタンクリックでは押し間違いの可能性もあるので受付になりません<(_ _)>)
 
 

【一泊二日でいなか体験イベントするよ~6月と8月】

 
5000円でお泊り付きで「山奥の暮らし」、感じられます。
地元のお母さんからご当地料理も学べます。6月は市場に出回らないミョウガタケ(通称タコナ)も料理します。
ミョウガスキーさん大歓迎。

山奥暮らしと自然を感じるツアー6月分@筒香 (フェイスブックイベントページ)

 

詳細は上記リンク先か下部をご覧くださいm(__)m。 

#山奥の暮らし #いなか体験 #いなか暮らし #一泊二日 #ご当地料理 #郷土料理 #地元のお母さんと料理 #ミョウガが特産品 #6月は珍しいミョウガタケ #まだ準備中ですが他では出来ない貴重な体験プログラムも検討中 #和歌山県 #高野町
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8月も同地で開催。
 
 
ーーー以下、イベント詳細ですーーーーーーー

現場の筒香(つつが)地区は世界遺産高野山のある和歌山高野町の山奥の集落で、過疎や高齢化の課題もありますが、住民の方々は元気でまだまだ畑仕事されたりして暮らしています。
マチでは非日常の世界を見てもらい、楽しんで触れて頂けたらいいなぁと思います。
※日常的な山村の風景も感じて頂きたいので、現地で実際に行われている作業体験も含まれています。完全なおもてなしプログラムではありません。

【日時】 2回実施し、2回とも一泊二日です。
第一回目 6/24~6/25
第二回目 8/5~8/6
※川遊びも含むので雨天中止。

【イベントの目玉!】。
第一回目 6月には、市場に出回らない上に季節限定の「ミョウガタケ(地域名タコナ)」を使った地元料理体験
第二回目 8月には、特産品のミョウガを使った地元料理体験+のんびり川床あそび


【当日の流れ(予定)】
一日目
10:30    現地集合
~昼過ぎまで   6月、8月それぞれの時期の田舎らしい作業体験(カヤ刈り、ミョウガ収穫作業等を予定)
お昼~夕方前まで  旧小学校校舎を改修したコミュニティ施設でフリータイム。地元食堂のお弁当提供。 
  のんびりして頂いても良いですし、歩いて1分の所にある川遊び(非常に浅いです。)や七輪やBBQなども可能です。後の作業に影響しない範囲で昼間からアルコールを飲んで頂いても構いません。8月開催時は水温も上がり、自家製川床を設置予定。  
夕方~夜  コミュニティ施設内で地元の方とみんなで夕食づくり。地元の特産品であるミョウガタケ(6月限定)や地元ならではのミョウガ料理、その他ご当地いなか料理などを、一緒に調理。
※参加人数が多ければ手作り豆腐担当チームを編成して、作って頂こうか検討中。
そのままみんなで夕ご飯。 
夜、食後 「暗闇さんぽ」ツアー(6月はホタルが見れるかも。)
20:00くらい~ コミュニティ施設内のシャワー室で入浴してから、元気があれば交流タイム。
宿泊場所に移動、就寝。

二日目
8:00 現地集合 (早起きした参加者には朝食の具材用に摘み草体験を検討中)
8:00~9:00   参加者のみで簡単な朝食共同調理。 
9:00~お昼まで  6月、8月それぞれの時期の田舎らしい作業体験(稲作ではありません)
終了後、シャワー、着替え、イベント終了、現地解散
         現地の隣の地区にお昼ご飯を食べれるカフェが2店舗ほどあります。(ただし、要事前申し込みのため、帰りに寄りたい方はご相談下さい)
         ※もっと中山間地が見たい方にはオプションで集落をぐるっとご案内します(当日帰りまでに要申込)

【集合場所】
10時半に現地集合。
集合場所:よりより広場(旧筒香小学校:和歌山県伊都郡高野町中筒香244)。お手数ですが、本当に山奥に在りますので、Googleで事前に調べてからお越し頂いた方が無難です。カーナビには表示されないかもしれません
※公共交通手段はバスがありますが便数が少なすぎて使えません。
※車がない方で「参加したい!」という方がおられたら、ご相談下さい。

【定員】10名前後
【参加費】
当日の宿泊場所はコミュニティ施設及び民家になります。布団の数も限られるので料金に差を設けております。
①宿泊用寝袋持参の方→ 各回4700円 (参加費、保険料、初日昼食・夕食、翌日朝食、宿泊含む)
②宿泊用寝袋を持参しない方→ 各回5400円(同上)


【お問合せ・お申込み】
いなか伝承社代表、兼高野町地域おこし協力隊 田中 メールsaikoro3@gmail.com、電話090-7486-1139
※山奥に出掛けて繋がらない場合もあるので、なるべくメールでお申込み頂けると助かります。

【準備物】
汚れても良い格好(長袖長ズボン)、着替え、帽子、長靴、エプロン(料理体験用)、虫よけスプレー
その他、遊ぶのに使うもの(虫捕りあみ?)、お泊りに必要なもの
BBQしたい方はBBQセットや七輪など(食材含めて)をご持参下さい。

【その他】
・種類は少ないですが現地でお昼や夜の食事時にジュースやアルコール類を販売予定(自販機はほぼ無いですよ~)
・アレルギーのある食材のある方は必ず事前にお申し出ください。

主催:地域おこし協力隊 田中、協力:筒香寄合会、いなか伝承社

 

【アナグマさん】

アナグマさんの皮をいただきました。

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冬場の皮は脂肪の層があるのでむきやすいですが、今の時期は脂肪の層が薄く、それにより皮が薄いので刃が貫通しそうでむきづらかったです。
この後保存して暇が出来たら皮なめし作業します。

このアナグマは近所で捕ったものではないですが、通りすがりのご近所の方々に「捕まえてくれてありがとう」「困ってたんだ」とお礼を言われてしまいました。シカやイノシシ以外の獣害でも困っているようです。

#アナグマ #皮 #皮も地域資源 #解体は技術 #皮をなめすのも技術 

裏のおしごと

代表の田中が高野町で地域おこし協力隊としてやっている活動をまとめた、「協力隊通信」的なものをつくりました。

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 最近いなか伝承社としての「子育て支援や広域での活動量」が減っているのは、高野町でこんなことをしているからです。
去年までやっていたことを持続的に今年も色々と仕掛けたいのですがマンパワーが追いつかず減ってしまってすみません。

田舎の地域おこししたい人もっと集まれ~

【今の時代に過疎地や限界集落の学校に通うメリットデメリットの一例】

 
私が現在住んでいる地域(和歌山県高野町富貴地区)は山村であり、若者が少なく人口の50%以上が65歳以上の高齢者の限界集落です。
コンビニもスーパーもガソリンスタンドもありません。
地区内に小学校と中学校がありますが現在小学生はおらず、中学生もわずかに全校で2人のみ。
マチの人にそのことを話すと、第一声として「友達少なくて可哀相」といったご意見を頂いたりします。
 
そんな地域ですが、じゃあ逆に今この時代、マチの学校では先生の不祥事、モンスターペアレンツ不登校や無気力な生徒、PTAの存在意義などが問題化している中で、「過疎地や限界集落と呼ばれている地域の学校に通う価値」って何があるのだろうと思い、地元の学校を訪れて先生方から直接お話を伺ってきたのをまとめました(公表許可済み)。

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【メリット】
・元々地元に住んでいた子供の場合、少人数が日常の普通なことなので卒業後のハンディーにはならないのではないか。
・少人数なので一人一人に合わせた教育ができる。
・生徒の人数が少ないからこそ、子供一人ひとりの存在感が大きくなる
  →個性が埋もれない。それぞれのたくさんの役割が与えられる
  →「自分」がしなければならない事が多い
  →「できるように」考えて一生懸命考えて行動しようとする。前向きになる
  →縮こまることがない
・学校行事で地域の人と接することが多い
  →人前で大人に伝えることができる
  →司会や発表などの役割が必ず本人に回ってくる
  →緊張にも慣れている
・学校生活全体を通して学習&社会生活の面で適応能力が高くなる
 
【デメリット】
・同年代の大勢にもまれる、大勢で討論する、大勢の中で自分を出す、という経験は少ない
・体育など人数が必要なことは難しい。
・放課後の部活は今は一つ。卓球部のみ。
 
ーーーお話を伺って、私が思ったことーーー
・山村の小規模校メリットキーワード ⇒小規模性×学校教育×地域住民参加×自然環境
 
・マチの子供たちは親や周囲の大人が働いている現場を見る機会が少ないが、当地の子供たちは、学校行事での地域住民との絡みだけでなく、普段から周辺の朝早くから勤勉に働いている大人の姿(農作業含めて)、共同で地域のために活動している大人の姿を見て育っているのも、良い影響を与えているのかもしれない。

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今後は、実際に当地の学校を卒業し、数年経て振り返れる年齢になった卒業生の方(やその保護者)にインタビューしたいと考えています。
 
※上記内容は日本国内の未だ学校の残っている過疎地に当てはまる部分が多々あると思っていますが、あくまでも当地の学校での聞き取りです。
記事を読んでもし何か他に聞いてみたいことがあったり、見学してみたい場合はご迷惑になるといけないので直接学校に問い合わせはせず、一度私の方にご連絡下さい。
宜しくお願いいたします。
 
#山奥 #山村での学校教育 #メリットデメリット #過疎地 #限界集落 #教育 #友達 #学校で学べること #大人との関わり #地域が子供を育てる  

【民間療法:カマキリ煎じて熱冷まし】

 

山の中で地域の方の農作業をお手伝いしながら聞き取り。

秋のうちにカマキリを捕まえて干しておいて、熱が出たときに甘草?と一緒に煎じて飲むと良く効いたらしい(教えてくれた方は実体験済み)

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その場に居た他の方も服用経験があるようで、そのうちもう少し詳しく伺う予定。
調べてみたら記録として残っているようで、和歌山では結構あったことなのかもしれない。

#民間療法 #昆虫食 #カマキリ #熱冷まし #和歌山県 #高野町