コンビニもスーパーもガソリンスタンドもありません。
地区内に小学校と中学校がありますが現在小学生はおらず、中学生もわずかに全校で2人のみ。
マチの人にそのことを話すと、第一声として「友達少なくて可哀相」といったご意見を頂いたりします。
そんな地域ですが、じゃあ逆に今この時代、マチの学校では先生の不祥事、モンスターペアレンツ、不登校や無気力な生徒、PTAの存在意義などが問題化している中で、「過疎地や限界集落と呼ばれている地域の学校に通う価値」って何があるのだろうと思い、地元の学校を訪れて先生方から直接お話を伺ってきたのをまとめました(公表許可済み)。
・元々地元に住んでいた子供の場合、少人数が日常の普通なことなので卒業後のハンディーにはならないのではないか。
・生徒の人数が少ないからこそ、子供一人ひとりの存在感が大きくなる
→個性が埋もれない。それぞれのたくさんの役割が与えられる
→「できるように」考えて一生懸命考えて行動しようとする。前向きになる
・学校生活全体を通して学習&社会生活の面で適応能力が高くなる
・同年代の大勢にもまれる、大勢で討論する、大勢の中で自分を出す、という経験は少ない
・山村の小規模校メリットキーワード ⇒小規模性×学校教育×地域住民参加×自然環境
・マチの子供たちは親や周囲の大人が働いている現場を見る機会が少ないが、当地の子供たちは、学校行事での地域住民との絡みだけでなく、普段から周辺の朝早くから勤勉に働いている大人の姿(農作業含めて)、共同で地域のために活動している大人の姿を見て育っているのも、良い影響を与えているのかもしれない。
今後は、実際に当地の学校を卒業し、数年経て振り返れる年齢になった卒業生の方(やその保護者)にインタビューしたいと考えています。
※上記内容は日本国内の未だ学校の残っている過疎地に当てはまる部分が多々あると思っていますが、あくまでも当地の学校での聞き取りです。
記事を読んでもし何か他に聞いてみたいことがあったり、見学してみたい場合はご迷惑になるといけないので直接学校に問い合わせはせず、一度私の方にご連絡下さい。
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