5年前から、自分の薬草の師匠に言われて、今まで誰にも言わずにそこそこレアな薬草「トチバニンジン」(生薬名:チクセツニンジン)の群落をゆるやかに守っています。
狭いエリアに数多くのトチバニンジンが生育していて、師匠いわく、紀伊半島の中でも「非常に貴重な場所」と言われました。
※貴重なエリアということで、過去に行政に相談したけれど、なしのつぶて。
薬草イベントする上で実際に生えている姿を見てもらいたいと思うものの、この植物だけに限らないのですが各地で植物の窃盗・盗掘が相次いでおり、泥棒が発生しないとも言えないし、他人の土地なので柵をするわけにいかず、ずっと見守れる場所でもありません。
さらに、この植物は根が生薬材料になるのですが1年でわずか1センチしか成長しない非常に生育の遅い植物なので、盗掘されると本当に全滅してしまいます。
人に知らせず守ってきて体験プログラムにも使っていないので全くお金にもならず、どうしようかなぁと悩み中(゜_゜)。
エコツーリズムと保護の境界が難しい。
※写真はトチバニンジンの今年の若葉