いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【予告:10/22に何でも食べるイベント(昆虫含む)第10弾やります】

7月に行った「採って食べる(昆虫含む)」イベント、野食倶楽部第9回にて、運営側でお手伝いしてくれた中学生の男の子から世にも珍しいリクエストがありました。
「あの(色んなものを採って食べる)イベントをまたやりたい」と。


「えー、虫なんか食べるのー?」と言っていた彼が、みんなで生き物採集して、みんなで調理して、みんなで食べるのが楽しかったらしく、興味をずっと持ってくれていたようです。
なので、「よーし、代表がんばっちゃうぞー٩( 'ω' )و 」ということでイベント化します。

10/22に、いつもよりバージョンUPして朝から晩までの長丁場で色々と捕獲しつつ、調理して賞味できればと思います。
※ただ、10月下旬に同様のイベントをしたことがないので何が採れるか全然不明。事前採集にはそれほど力を入れない予定です。
もう少ししたら内容をUPするので、良かったらお越し下さい<(_ _)>。調理場所はいつもの和歌山県紀の川市です。
今回は長丁場にしたので、興味のある採集場所があればそこに出掛けてみようと思うので、リクエストあったら書き込み下さい。

 

ちなみに前回の食材一覧は以下の通り(差し入れ含む)
・セミ(アブラ、クマ、ニイニイ、ヒグラシ)
・セミの殻
・バッタ類(ショウリョウ、トノサマ、オンブ、キリギリス)
スズメバチ
シオカラトンボ
ゴマダラカミキリ
・キアゲハ幼虫
カメムシクサギ、アカスジ、ホシハラビロヘリ、マル、他)
・ドブガイ
・マルタニシ
・カエル(ウシ、トノサマ)
・オタマジャクシ
アメリカザリガニ
・何かのヤゴ
・川魚(オイカワ、カワムツ、フナ、ドジョウ、ニゴイ、
モツゴ、エビほか)
・野草(クズ、スベリヒユ、クワ、ギシギシ、イタドリ、タデ、イチョウ、ススキみたいなの)
カナヘビ

 画像に含まれている可能性があるもの:座ってる(複数の人)、食べ物

 

朝日新聞で載せて頂いた記事リンク

withnews.jp

#何でも食べてみる会 #身近な生き物 #昆虫食 #食べられる野草 #薬草 #みんながハンター #共同調理 #好奇心 #持込み歓迎

【初恋の味のドリンク、できました】

 
 
そんなものを作ろうと思ったわけではないのですが、山にあるもので色々実験していたら、何と初恋の味のするドリンクができました。

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両方の色は天然色素です。
 
ただ、2日後にはもう味が変わっていたので皆様に提供するのはまだまだ難しい。儚い・・・。
 
#地域資源の活用 #いなか暮らし #自然を活かす #初恋の味
 

【味噌の仕込み完了~】

地域おこしの支援をするにあたって、短絡的で表面的なサポートをしても地域のためにはならないので、基本的に自ら経験できることは何でもやって実際の経験に基づいたアドバイスができるようにしています。
 
今回は手作り「味噌」の実践。
 
麦味噌と豆味噌を仕込みましたv

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これで事務所には現在3種類の味噌が仕込んであります。
さむーい当地ではどんな味になってくれるかな。おいしくなーれー。
 
#味噌作り #発酵食品 #手仕事 #麦味噌 #豆味噌 #地域おこし #山奥暮らし #いなか暮らし
 

【気づかれないけど、職人の作品です@和歌山市】

高野町の職人が作る伝統工芸品「薄板」を和歌山市の飲食店で使って頂いています。

薄板とは、松の木を薄く削って乾燥させたもの(写真は乾燥させている風景。近くでみると壮観です。)

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松は抗菌作用を持ち、板が水分を吸収するので食品の下敷きなどに使われており、あまり注目はされていませんが実は日本料理と共に存在してきた「縁の下の力持ち」なのです。
ただ、現在は材料となる松の木はマツクイムシ被害のため良い材の入手が難しい上に、時代の流れで多くがナイロン等に取って代わられて、日本全国で見ても薄板職人さんはほとんど居られず貴重な存在となってしまいました。

その職人さんが作った「薄板」を、色んなご縁を通して和歌山市の食堂ことぶき(旧ti.po)様のところで使って頂けることになりました。
写真は実際の料理で使われている様子です。魚料理の下敷きにお使い頂いていました。

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薄板を敷くことで余分な水分を取り、松のほのかな香りがより料理を引き立ててくれるようでした(職人さん談)。
料理が提供された時に素材や器に目が奪われると思いますが、実はさり気ないところに職人の作品が隠れています。
和歌山のものが和歌山で使われています。
良かったら一度足を運んでご覧下さい<(_ _)>。

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《食堂ことぶき》
住所:和歌山県和歌山市畑屋敷葛屋丁22
電話:073-422-0559
営業時間
月〜水曜日:10:30〜16:30 (L.O. 15:30)
金〜日曜日:10:30〜22:30 (L.O. 21:30)
祝祭日:10:30〜21:30 (L.O. 20:30)
※木曜日定休

薄板職人さんの何がすごいか?というと、松はヤニの多い植物なのでその部分を避けて材を切り出し、松脂が出ないように薄くカンナがけするのも凄いし、木目を考えてカンナがけするのも凄いし、その日の湿度に合わせて乾燥具合を調節する技術も凄いのですが、それよりももっと驚いたことは、何十年も前から使い続けている古い古い機械が今はしょっちゅう故障(職人さん曰く「言うことを聞かなくなる」)しており、もはや現在交換するような部品は販売していないにも関わらず知恵と工夫で乗り切り、一つ一つ同じ品質(見た目は当然違う)の作品を作り出せる、ということです。
本当にすごいと思います。

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#薄板 #高野町 #伝統工芸 #生活用品 #日本料理 #抗菌 #地産地消 #職人 

【マルシェに参加して考えるコト】

昨日大阪の難波神社で行われたマルシェに参加してきました~。
※写真撮り忘れたのでナシ。

今回は男ばっかり3人で、農家さん2人と参加。
コーディネーター+売り子としての参加ですが、企画作業に加えて思いっきり収穫+洗浄+袋詰め+荷造り作業をイベント前日の夜まで毎回頑張ってます(ただ、今回イチジクの準備量が少なくて午後から買いに来られた方ご迷惑をおかけしました。すみません)。

当然旬のものを持って行くので、農家さん的には繁忙期で農家さん本人が出店なんかしている余裕は無いのですが、そこはあえて対面販売してもらって、生産者と消費者の方がつながって交流することで、お互いにたくさんの得られるものが生まれ、さらにそれが次の良いモノを作ることにつながると思ってコーディネートしています。

今回はなんと20歳の農家の青年(金髪なので気付かなかった人もいるかもしれませんが・・・)と一緒に参加!!
イベントへ参加することでそれだけで色んな体験をして、現場で感じて、現場で学んで、自分なりの課題を見つけて、それをクリアする方法を考えて・・・と自主的にどんどん吸収していってくれているようでした。
いつもは農山村のじーちゃんばーちゃん世代と絡むことが多いのですが、時々和歌山の田舎を担う「次世代育成もがんばってます」、っと。

コーディネーター側としても、和歌山のコダワリの農産物や職人の手作り品がマチの人にはどうやったら届けられるのか・伝わるのか毎回勉強させて頂いています。
そして、そこらへんのスーパーには並ばない変わった産物を探して見つけて持って行って、お客さんの反応を見るのも楽しかったりします。粗末に扱われている物にも、捨てられちゃう部分にも、一般には商品ではないと思われている物にも、実は色んな価値の姿があると思います。

と、そんなネタも仕込んでいるのでどうしてもイベント参加やイベント開催の告知が遅くなってしまいますが、良かったらフェイスブックhttps://www.facebook.com/inakadss/)をチェックして遊びにお越しくださいm(__)m

 

#コーディネーター #対面販売 #現場で実践 #人材育成 #和歌山 #いなか伝承社

【明日9/9、大阪の難波に和歌山のいいもの&レアモノ持っていきまーす】

明日大阪の難波で行われる「ぐりぐりマルシェ」様に出店いたします。マルシェHP→ https://green39.jimdo.com/

 

和歌山から、
・無農薬の樹上完熟イチジク(皮ごと使って頂けます)
 以下同じく全部無農薬の、
・マクワウリ
・完熟トマト(ほんとに完熟しているので加工に向いています)
・サツマイモ
・紫シシトウ
・フルーツみたいなシシトウ
・セクシーナース(写真2枚目参照。1点限り)
・ピーマン
・タマネギ
・和カボチャ
スベリヒユ(オメガ3脂肪酸日本一の野草)
高野山の水で作った手作りコンニャク
高野山の水で仕込んだ金山寺味噌
・日本で唯一の職人が作った手作りヒノキヒモと薄板(これはサンプル)
ほか

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とゆー他には無い豪華なラインナップで持って行きます。

ぜーんぶ本日8日採りたて、作りたてです。
作っている本人の農家さんにも来て頂くので、思う存分聞きたいことを聞いて下さい。

オススメはスーパーには並ばない樹上完熟イチジクを持って行くのでお楽しみに~
(本当は中身がまるでジャムのような超完熟イチジクも持って行きたかったのですが、やはりまだまだ暑いので衛生上の問題で断念しました。楽しみにして頂いていた方には大変申し訳ありません。和歌山まで来てもらえると食べられるかも・・・)

#和歌山産 #無農薬 #自然農 #完熟 #イチジク #手作り #手仕事 #高野山

【25年前の梅干しとまたたび酒とアロエと・・・】

古いものを色々と集めていることを知ったご近所の方が、所有している空き家(古民家)の中を見せてくれました。

その空き家探検の中で、所有者の方から色々とプレゼント。
・25年以上前の梅干し
・25年以上前のまたたび酒
・25年以上前のアロエ
・10年以上前のピーチジュース
・12年以上前のまぐろフレーク缶
頂きました!

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何て楽しそうなラインナップ・・・。
超熟成なのか、熟成をすぎてマズいのか、色々と気になるところです。

好奇心には勝てず、数がたくさんあった梅干しだけ味見してみました。壺の中にはキレイな状態で梅干しと紫蘇が保存されており、この状態を長期間保つためには昔ながらの20%近くの塩分濃度だったのかと思います。その高塩分は時間と共にまろやかになっていましたが、残念ながら味の方はちょっと古臭さが出ていて、それほど美味しいものではありませんでした(それでも貴重なので、食べたい人はリクエスト下さい)

残りは、アルコールが入っている(もしかしたら酢になってるかも)のもあるので、事務所(和歌山県高野町)に遊びに来てくれた方で泊まれる方居たら一緒に試飲試食しましょう。 
旅は道連れv

#古民家 #残り物 #保存食 #薬酒 #熟成 #山奥暮らし #いなか暮らし