いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【地域とデザインと、これから。について】

▼デザインするのは何のためか?

デザインは、地域の産物や地域自体のブランド価値を高め、外に発信するためのツールとしての役割。

かといって都会に媚びるデザインは必要ない。

サービスエリアで売っている、どこにでもあるようなパッケージと中身の商品の価値は何ですか?。

それに力を入れている限り、これから先はしぼんでいく一方。

地域の風景や住んでいる人、作っている人の顔が浮かぶようなデザインが大事(内面の話で、見た目を模写するとかいう話ではない)。

 

里山の風景は、人々の営みの結果から生まれる。

風景は一次産業が創り出している。

農林漁業にこのデザインで経済力を与える。一次産業に価値を持たせれば、価値が増えれば、おのずと農林漁業や風景は存続できる。

デザインを通して、地域の資源が自然な形でカネを生み出す仕組みを構築していく。

 

 

▼デザインの考え方について

「おまんのモノサシで生きよ」

都会でやっていること、他の地方でやっていることを二番煎じで地方がおっかけても生き残りには繋がらない。

 自分のものさし、地域のものさし、どこにも無いこの地域だけの未来への考え方のものさしを作って実行する。それが大事。

地域の独自性を守ることこそ、時代の最先端、未来へつながる道である

行政も地域も、「地域をどうするか」という考え方を常に持って動いてほしい。

 ※この考え方は、行政の机上の空論で作られた中身の薄い長期総合計画を指しているわけではない

 

 

▼デザインの手法について

ものの見方をほんの少し変えるだけで新しい発想が生まれる、新しい価値が生まれる。

そして、10年やり続ければそれは新しい文化になる。

ちょっとナナメからモノを見る、ということは私の専門であり、得意分野なので、そこは任せて下さい。

いつもと変わらない農山村の景色、あしもとにある自然、そこに住む住民のみなさん、蔵にしまい込んだ古道具、誰も住んでいないボロい古民家、そんな見過ごされている風景の中で見方を変えれば1つ1つが非常に価値がある可能性があります。そのムラにしか無い希少な何かがある可能性があります。

「無いものは無い」「あるものを活かす」それによって地域の伝統や文化、一次産業を守りつつ、経済性も確保し、持続可能な地域を目指す。その土地の日常の暮らし、ローカルを突き詰めることが大事。

イナカから新しい価値を皆様と伴走しながら生み出したい、新しい価値を発信したい。そう思って今回のイベントを企画しています。気になる方は是非参加してみてください。

(今回の会場は橋本市ですが、橋本市の人だけに限定していません。今後、ヤル気ある人と「実際に」動きたい)

 

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