いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【会場で販売するなかなかレアな「新品6作品」のご紹介】

3/30,31の骨董・古物市&アート展が目下迫ってきましたが、まだ準備に追われております。

1100点くらいまで商品数をカウントしていましたが、それ以上はもうカウントするのやめました。 何かは皆さまのお気に召すものがあればいいなぁと思っています。

 

その中で、基本的には時間の経過しているモノがほとんどを占めていますが、一部新品もあります。

直前になってしまいましたが、本日はその子たちをご紹介。

 

・あずま袋

→私のお気に入りの和の道具です。エコバッグ代わりに風呂敷を持ち歩いていた時期もありましたが、日常の買い物レベルではあずま袋の方が断然楽に扱えます。地元のおばあちゃんが作られていて、もっと知ってもらいたいと思って扱います。当日は商品のお持ち帰り用にもご検討ください。

 

・ワラ草履

→実用に耐えるワラ草履を売りたくて、作れる何人かの方に相談したのですが皆さん「うちのは飾り程度の強度だから」と謙遜なのか本音なのかそうおっしゃられて中々実用的なワラ草履の作り手を見つけられなかったのですが、2年かけて「うちのは実用!」と作って頂けるお爺ちゃんと出会えたので作って頂いています。これまで販売していませんでしたが、今回初出品。

 

・タンコロリン

平安時代から使われている、油を燃料にして火をともす道具(灯火器)です。今回持っていくもののデザイン自体は江戸時代に普及し、そのデザインを再現して頂いています。古物では流通していても新品ではめったに見ないレアです。燃焼させる際の芯になるイグサ「灯芯」もセットで販売しますので、江戸時代の灯りを体験したい方はお買い求めください。

 

・吉野漆器

→奈良の職人さんが吉野杉をベースに作っている漆器です。朱色や黒の重いイメージのある伝統的な色ではなく、現代風の、明るいけれど優しい色使いの和にも洋にも合う漆器です。食器や小物置きとしてお使いください。今回のイベントもそうなのですが、伝統文化である漆器が日常生活の中に取り入れられたらいいなと思って扱わせて頂いています。

 

・吉野杉 面皮細工アクセサリー

→こちらも奈良県の別の女性職人さんが、吉野杉の年輪を剥いだ「面皮」というものを使って作られています。男性の私はアクセサリーを身に着けないのでうまく商品の魅力をお伝えできないのがもどかしいのですが、現場で見て頂ければと思います。



・大深当帰葉茶

→薬草茶です。大深当帰というここにしか無い薬草で、生薬としては根を婦人病の漢方薬(当帰芍薬散、命の母など)として処方されていて、歴史と医学的エビデンスのある薬草です。その葉のお茶です。からだポカポカ。50gの少量販売でお試し商品サイズ。他にもたくさん薬草は扱っているのですが、今回は薬草のイベントではないのでこれだけ持参します(包装資材が間に合わないかもしれない💦)。会場には当帰の現物も間に合えば持参しようと思うので、和の薬草に興味のある方は現場で聞いてください。

 

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―――イベント詳細―――

はしもと骨董・古物市 ~本物を見て・触って・育んで~ 第1回 

 

開催日: 

3/30(土) 10時半~21時 ←土曜は夜まで営業!

31(日) 10時半~16時 

 

場所: 和歌山県橋本市隅田町下兵庫562-7 (JR下兵庫駅から徒歩10分)

※駐車スペースには限りがあります。入れない場合は時間差でお越しください

※暖房設備は無いので、夕方以降来られる方は暖かい格好でお越しください。

 

  • 取り扱い作品

漆器、昭和のガラス・陶磁器食器、酒器(徳利、ぐい呑み、おちょこ)、絵画、豆皿・小皿、小型の花瓶など。

※1100点以上準備(展示スペースの都合上、一気に全部陳列はしません。入れ替え予定)

※今回民具はありません

※ご購入の場合は現金のみ取り扱い。

※持ち帰りについては、地域のおばあちゃんが制作した「(江戸時代のエコバッグ)あずま袋」あり。梱包資材も環境に優しい取り組みを推進します。

 

 

主催 いなか伝承社

協力 アンティーク李古

お問合せ saikoro3+event@gmail.com