いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【クリエイティブ性で表彰、頂きました~】

 

『関西圏を中心とした創造的な活動』について評価する「Creative Award Kansai」において、当団体の取り組み(昆虫発酵調味料イナゴソース)を取り上げて頂き、表彰していただきました。

 

当該企画は和歌山で眠っている未利用地域資源・低利用地域資源の活用を目的として、醤油醸造の技術を再デザインして通常はタンパク源として使う大豆の代わりに昆虫を当てはめて麹菌等により発酵・熟成させた調味料です。昨年から販売しております(万人が使いこなせるものではないとは思いますが、美味しい調味料・美味しくする調味料です。詳細⇒ https://goo.gl/o6WlvF )。

 

日頃は水面下での活動が多く、イベント開催時においても基本的にイナカの協力してくれる方をメインにして地域の方と参加者のお互いが交流できる範囲の人数(10~20人位)で行うのでそれほど目立つこともないので、このような場で表彰頂いて大変有難く感じております。

今後もクリエイティブ性を磨きつつも、日本の田舎の伝統的な技術や知恵、自然をベースにして応用した仕掛けで「地域づくりの仕掛け団体」として頑張って行きたいと思いますm(__)m

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【森のようちえん講演会、修了しました~】

 

先進地である鳥取県智頭町の森のようちえん「まるたんぼう」の西村氏を講師としてお招きし、県内の子育て・森のようちえん・行政関係者等の方々が子育て支援・移住施策も含めた様々な角度から森のようちえんの仕掛け方を学ぶ場として企画した「森のようちえん」の始め方・活かし方 講演会が無事終了しました。

※森のようちえんとは
北欧で始まったとされる乳幼児対象の野外保育活動の総称。自然体験を軸に大人はできるだけ「見守り」に徹する保育を行います。「森の」と付きますが、自然全てが活動フィールドです。

当日は和歌山県内外から官民学の様々な方にお越し頂き、2部構成の長丁場にもかかわらず最後まで熱心に聞き入って頂いて、改めて「森のようちえん」のニーズや機運を感じると共に、講演を通じて和歌山でやっていくために乗り越えなければいけない様々な課題について当団体にとっても大変勉強になりました。

是非今後は県内の自然環境を活かした子どもたちの生きる力を育む場を作り、幼稚園・保育所と並ぶ選択肢の一つとして和歌山に本格的な森のようちえんが広がることを願っております(もちろん、当団体でも未就学児の支援に関して、出来ることをやります)

 

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【サンタさんから五右衛門風呂のフタもらいました】

今現在、引越した山奥の事務所内にある五右衛門風呂はまだ使える状態ではありませんが、近所のおばーちゃんズに修繕の進捗も兼ねて「釜のフタがない」と世間話で言ってたら、不在の間に一足早くサンタさんが家の脇に置いて行ってくれていました。

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どうやら事務所の裏のおばーちゃんサンタからのプレゼントのようですv。

ありがとうサンタさん

#いなか暮らし #中山間地 #山村 #高野町

【キツネもらって皮なめし(写真注意。生皮です)】

 

「何でも食べるよー」と地域の方に言っていたら(好き嫌いが無い、と言う意味ではなく本当に虫から木の実から野草も何でも食べます)、地域の方から畑を荒らしていて駆除されたキツネ一頭まるごとの差し入れ頂きました。

お亡くなり状態だったので、肉は使わず、毛皮だけ自分で剥いだのが写真の状態です。
もったいないので、なめして革にする予定。

※基本的に有害駆除された動物のうちイノシシやシカは一部食用にされますが、それ以外の動物は全部とは言いませんが「生ゴミ」として処分されます。
ただただ生ゴミ扱いで処理されるのであれば有効利用した方が「命をつないでいく」という点において良いのではないか?と考えているので、肉の部分や皮の部分を出来る範囲で活用していく予定です。
 その活用においても、野生動物なので、解体中の血液感染やダニによる感染症の重大リスクを自己責任で負いながらやっています。決して遊びでやっているわけではありません。

 

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※忙しくて全然更新できていませんでしたが、色々地域づくりの仕掛けの準備やってまーす。

【地域おこし協力隊 導入サポート完了しました】


テレビ番組「ボンビーガール」でも活躍されていますが、かつらぎ町山崎地区にて、当団体がサポートして募集していた「地域おこし協力隊」1名の内定が無事決まりました。


ゼロからお手伝いして、地域の方と共に、
・地域での協力隊制度の説明
・地元団体の立ち上げ
・住み家の確保
・地域住民への説明
・役場との折衝
・外から来た協力隊員が十分能力が発揮できるように町の規定の変更依頼
・募集内容打合せ
・募集要項づくり
・告知
・見学立会い、他etc・・・。長かった。


1年半かけて動き、やっと一つのめどがつきました~。

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【あしもとみーつけた!】

あぜ道を歩いていてふと足元を見たら、珍しい野菊が咲いていました。

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一つの株から白と紫の両方の花が咲いていました。

 

ドライにしたらキレイかな?と一瞬思いましたが、ハイブリッドな個体は3個体くらいしか生えておらず、来年も見たいのでそっとしておきました。

【ひのき紐、帽子に編んでくれる人いないかな?】

 
山間部で、夫婦二人で全部手作業で作っている薄さ約0.02mmのヒノキのヒモ。
今では日本中のほとんどが中国産に変わってしまい失われる寸前の光景を見学させていただきました。

 

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樹齢80年~100年のヒノキの中でも銘木のみを使って、うすーく、うすーく、しかも均一にカンナで削ります。
お父さんが削って、お母さんがキャッチ。二人でひとつ。
 
出来上がったヒモからは良い匂いがしました。
 
このヒモ、ほとんどが「結ぶ」ために使われているようです。
ただ、それだけでは職人さんが作ったはこのモノの良さは伝わりづらいので、何かカタチのあるものに楽しみながら仕上げてくれる人がいないか探しています。
 
かつて実際には、このひのき紐をよじって細いヒモにして編んで帽子を作っていたそうなので帽子は作れると思います。
他にも、何か作れそう、作ってみたいという方おられたら是非ご連絡くださいm(__)m