最近は全然upしておりませんが、自家醸造所で昆虫発酵調味料の醸造はずーっと継続しています(現在はイナゴのみ)。
昨年は仕込みから2年醸造したものを作ってみたところ、やはり2年間寝かせたものの方が塩の角も取れ、うまみが強く美味しかったです。
そこで、今年は2年寝かせたもの(醤油麹醸造と米麹醸造)のうち、醤油麹で醸造した「もろみ」に、麹を変更して米麹を追加して(多少のイナゴも追加して)再発酵させたらどうなるかを調査予定。イメージは再仕込み醤油のような感じです。どうなるかな・・・。
春を待っている雪の下の若草を摘んで、邪気を祓い、一年の無事を祈ります。
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ーーーーーーイベント詳細ーーーーーーー
「摘むところから! 旧暦『七草粥』楽しもう!」
本来の七草粥とは旧暦の一月七日に、春を前にして芽生えた若草を摘み、邪気を祓い、一年の無事を祈るために七草粥を食べる行事でした。
日本文化の季節を愛でる・楽しむ・味わう、という観点からすると、新暦の1/7に七草粥を頂くのは単に旧暦の日付を新暦に移行しただけで、季節感を無視した暦の上だけの行事になってしまっています。
そこで今回、旧暦一月七日に、身近にある若草を摘んで頂く「七草粥」体験を行います。
※現地の生態系と積雪の関係で、いわゆる春の七草である、芹(せり)、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、繁縷(はこべら)、仏の座(ほとけのざ)、菘(すずな)、蘿蔔(すずしろ)が全部揃うかどうかは分かりません。ただ、他にも若草を摘むので七草粥が六草粥になったり十草粥になると思います。
日時:2/22(木) 11時~14時。早く終わる可能性もアリ。
場所:いなか伝承社 事務所 (和歌山県伊都郡高野町東富貴519-2)
内容:現地周辺で山村を散策しながら若草を摘んで、七草粥を作って頂く。
参加費:1000円
定員:5名
アクセス:車かコミュニティバスでお越し下さい。ただし、
積雪や路面凍結が見込まれるので車はスタッドレスタイヤかチェーン携行必須。
コミュニティバスは、平日4便しか運行がないため、間に合うのは以下の便のみです。
行き JR隅田駅前8:28発⇒中富貴バス停9:14着。降りて徒歩数分
帰り 中富貴バス停15:56発⇒JR隅田駅前16:42着。 片道600円
準備物:長靴、軍手、暖かく汚れても良い格好。七草粥で足らなそうな方は小腹を満たすもの
※申し訳ありませんが現場の台所は狭いのでたいした調理はできません。
※要事前申込
※現地は標高が高く、かなり寒いので着重ねしてお越し下さい。
【お申込・お問合せ】
inakadss@gmail.com
※携帯アドレスだとお申込受付メールや連絡事項の返信が迷惑メール扱いされる可能性が多かったので、できれば普段見られるパソコンアドレスで送って頂けると助かります。
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フェイスブックイベントページ↓
https://www.facebook.com/events/1467394720054282/
昨年は様々な方にご協力いただいて、クローズドのイベントを含めて40回程度の体験プログラムや説明会などを開催することができました。ありがとうございます。
本年もいなかの現場で走り回る予定ですので、皆さま宜しくお願いいたします<(_ _)>。
今年の大テーマ(予定)
・これまでに無い体験プログラム作りと提供
・移住希望者用の空き家の確保
・ユニークなご当地商品開発を何点か
・「泊まってさわれる」民俗資料館な宿の運営
・ちびっこがガッツリ自然と触れ合えるイベント企画
を考えております。
※冬場は訪問者もおらず寂しいのですが、事務所に仲間が増えましたv
古道を片道2時間半てくてく歩いて山越えして、お隣の山奥の集落の正月飾りを調査してきました~。
今の時期だけの飾り付けから地域性を掘り起こします。
写真を撮らせて頂いたこちらでは、玄関飾りに、サカキ+松+ツツジの枝で作った餅ならし+しめ縄、そして下部に和紙で包んだお供え物セット(小餅2つ+小ミカン+葉付き柑子“コウジ”+串柿)を飾るそうです。今は写真で見ると上に乗っかりそうにない柑橘2種ですが、かつては小餅ももっと大きくて、ミカンと柑子の両方を上に乗せることが出来たらしい。
さらに、床の間を見せて頂いたら興味深いものを発見!
三宝の上にワンカップ清酒がありますが、本番ではその横(写真の青い部分)に現金を封筒に入れて飾るようです。現金を飾る風習は初めて聞きましたが、こちらではずっと行われているようです。
お話を伺わせていただいた88歳のおばあちゃんにお正月の一番の楽しみは何でしたか?と聞いたら、
「正月3が日だけは、白飯と白餅が食べられた。それが一番のご馳走だったよ」とのこと。
この地域では山の中の急な斜面に家も畑もあり、お米はほとんど作れずいつも麦飯ばかり、餅もキビ餅・アワ餅のような雑穀餅やヨモギ餅のようなかさ増ししたお餅(方言では「ヤクザな餅」)ばかりで、白いご飯、白いお餅が大変貴重で正月しか食べる機会がなかったようです。
他にも、正月過ぎて7日まで包丁を使うことを禁止されていたそうで、調理が大変だったみたい。昔はどこでも大家族ということもあり、日持ちするおせち料理(といっても山の中の集落なので地味です)をたーーくさん作って、大晦日のうちに下準備しておいたそう。
今と昔を感じつつ、他のお宅も聞き取りさせてもらって、また2時間歩いて帰宅しました。
#お正月 #正月飾り #風習 #縁起物 #地域性 #地域おこし協力隊
※集落内でも家庭によって飾りつけが異なります。
徳川家康が愛した薬酒で、紀州藩御用達のブランド銘酒でもあった(けれど途絶えてしまった)「忍冬酒」の高野版を作ってみました。
1.メイン材料は、忍冬:スイカズラ。
スイカズラ生つる 「忍冬」解熱、解毒、美肌、神経痛、疼痛
以下、副材料です。カッコ内は対応する生薬名と効能。
2.南天生実 「南天実」咳止め、視力回復、解毒
3.南天生葉 「南天竹葉」咳止め、視力回復、解毒
4.マタタビ乾燥葉 「天木蔓」強心、利尿、冷え性、強壮、美容
5.マタタビ乾燥実 「天木実」強心、利尿、冷え性、強壮、美容
6.シシウド乾燥茎 根は「独活」鎮痛、鎮静、神経痛、冷え性、抗酸化
7.シシウド乾燥種子 根は「独活」鎮痛、鎮静、神経痛、冷え性、抗酸化
8.ビワ生葉 「枇杷葉」咳止め、去痰、利尿、健胃
9.カリン生 「木瓜」咳止め、利尿、鎮静、美容、疲労回復
10.クロモジ半乾燥幹や枝 「烏樟」鎮静、清涼剤、去痰
11.ノイバラ生実 「営実」利尿、下剤、強壮、美容
12.クマザサ生葉 「隈笹」喘息、去痰、潰瘍、免疫
13.赤松生葉 「松葉」低血圧、冷え性、食欲不振、血液浄化、清涼剤
14.氷砂糖
全ての植物素材は高野山のふもとの自然の中を歩いて採集したものです。
それらの素材からアルコールで抽出。抽出法は簡便なホワイトリカーで漬け込むものと、昔のやり方で漬け込むものと2種類で抽出。
飲めるのは3ヶ月後~。
どんなものが出来上がるのか楽しみです!
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※写真のボトルは、和歌山の酒造メーカー「吉村秀雄商店」さんがアレンジして再現された忍冬酒です。これは飲みやすく、美味しいので忍冬酒が気になる方は飲んでみて下さい。