いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【ログハウス作りを学びたい方へ】

和歌山県日高川町の山間地にて、ログハウスを「山から丸太を切り出すところから」始める方がおられます。

キットではなく、本格的なログハウスです。

もし、「近い将来ログハウスを建てたいなー」「ログハウスを勉強したいなー」というやる気のある方おられたらご連絡ください。
つなぎます。

 

年内は丸太の切り出し、来春ごろから家作りになる予定で、一年くらいかけて建設するそうです。

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#丸太の切り出しから #ログハウス #手作り #実践的に学べる #日高川町

【新ワラの座り心地チェック】

 
無農薬米を稲刈りして、ハゼ掛け(刈り取った後に束ねて天日に干す作業)のお手伝いをしてきました。
 
途中、刈り取って干すために一輪車に積んでいたワラ塊に農園の社長(ねこ)が出現!
ワレワレの働きぶりを見守りつつ、新ワラの寝心地を確認するおしごとをしていましたv
気持ちが良いのか、そのうちマジ寝をしちゃってましたが、最後に社長の腹で暖めたワラも干して無事完了。

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新米まであと少し。
 
#熟睡 #触り放題 #肉球も大丈夫

【森のおさんぽ会 11月分募集開始@広川町11/5】

森のおさんぽ会は毎月欠かさず実施して、来月で20回目になります!

20回目は、初開催地の広川町にて、シーズン中にもかかわらず地元のカンキツ農家さんにご協力頂いて、みかん山で季節の柑橘をもいだり、食べたり、もぎたて果汁でポン酢作りなど、行います。
 ※森のおさんぽ会とは、未就学児を対象にした当団体の野外保育の活動名称です。毎月開催。

 

詳細は以下のイベント情報をご覧くださいm(__)mf:id:inakadss:20161018112546j:plain

 

#森のおさんぽ会 森のようちえん #未就学児 #自然 #野外保育 #広川町 #みかん狩り #柚子 #手作りポン酢

 

第20回 森のおさんぽ会@広川11/5。ミカンを狩って手作りポン酢

★みんなが主体的に行動し、その上で「子供を見守る」保育です
★預かり型ではありません。親子参加の未就学児を対象にした自主保育です(将来的には地域の方も巻き込みたいと思っています)。 ※兄弟などで小学生以上のお子さんが参加されるのも大歓迎
★目的地に行くのが目的ではありません、その過程を、変化を五感で感じてもらうのが目的の一つです。
★場所は随時季節や諸条件に合わせて変更します。

<子育てされている皆様へのメッセージ>
本来子どもたちは、自然に育まれながら育つ力を自ら持っています。 
自然の中は一日として同じ状況ではありません。変化に富んだ自然の中で体を動かし、挑戦し、迷い、考え、発見し、助け合いながら、経験とともに一日一日子どもたちは成長していきます。
そして、子供たちの成長に必要なものが何でもある自然の中で、大人たちが極力介入せず子ども達を信じて成長を見守る保育が、北欧から始まった「森のようちえん」という“仕組み”です。

当団体では、子供が自然の中で活動する機会の提供を行うために、「森のようちえん」という仕組みを実践しております。
「森のようちえん」では自然そのものが遊び道具です。季節の変化や景色も楽しみます。裸足で走り回ってもかまいません。雨が降っていても、子供は自分で考えて大人が思いつかないような内容で雨の日も楽しみます。そこでは決められたカリキュラムをこなすのではなく、お散歩とお散歩から生まれる行動が基本になりますが、時には自分たちで刃物を使って調理も行わせたりします(今後の予定)。また、和歌山ならではの体験も取り入れる予定です。
 また、この会においては子ども達だけではなく関わる全ての人の交流の場にもしたいと思っています。

なお、当団体の主催する「森のようちえん」では、大人の方には子どもたちに本当に危険が迫っているとき以外は見守りに徹するようお願いしています。
 実はこれが非常に難しいことなのですが、「あぶない!」「ダメ!」「きたない(汚れる)!」は子ども達にはNGワード。結果として、子ども同士のケンカが起きたり、小さな擦り傷・切り傷ができたり、服が汚れたり、といったことがあると思いますがご理解の上ご参加くださいますようお願いします。

※上記に色々と固く文言を書きましたが、現場では柔軟に対応致します。

 

日時:11/5(土)9時30分集合、別の場所へ車で移動して10時頃開始。終わりは未定、夕方ごろ?。お弁当は各自持参ください。現地集合、終了後は自由解散。
※雨天中止

 

現場:広川町のミカン山とその周辺
集合場所:「広川町役場水道事務所」(広川町井関241番地)付近の高速高架下スペース。※水道事務所は地図アプリで出てきます、これしか目標物はありません。
※付近に分かる用に運営側で立っていようと思いますが、誰もいない場合はそばの高台にある「井関稲荷神社」(地図アプリでは出ません)の駐車場にお止め下さい。(困った時は:090-7486-1139 田中まで)

 

内容:現地のみかん農家さんにご協力頂いており、
午前中⇒みんなで段々畑のミカン山でミカン狩り(こだわりミカン、こだわりユズ、ジャバラ等も有るよ)、
※食べ放題・もぎ放題のミカンもあります。
お昼⇒各自でお弁当を食べて頂き、
午後⇒あぜ道さんぽ、もぎたて果実でカンキツ農家さん直伝の「手作りポン酢」作り。
※手作りポン酢を楽しむための試食は用意しないので、出来立てを試したい方はお弁当と共に何かかける食材をご持参ください~。

 

定員:10家族(最少催行数:3家族以上)程度+α

参加費:一家族2500円、を当日頂きます。
(ミカン狩り、ポン酢作りワークショップ、保険料含む。ミカン狩りはお持ち帰り分含む。ポン酢作りは1家族1つを予定していますが、別途事前申込みで追加も可能です。ポン酢の材料の調味料は良いものを使います。)
※今後、持続的な仕組みづくりのために参加費は変動する予定です。
※事前に材料準備と参加者の保険手続きを行い保険料を支払うので、3日前以降のキャンセルについてはキャンセル料として参加費分を請求させて頂きます。

 

申込み・問合せ先:いなか伝承社のフェイスブックページ(https://www.facebook.com/inakadss)から直接メール頂くか、直接(inakadss@gmail.com) 代表の田中までご連絡下さい。フェイスブック上のイベント参加ボタンをクリックだけされても確定にはなりません。
※なお、ご連絡の際はなるべく携帯メールはおやめください。返信が届かない恐れがあります。

 

準備物:飲み物、帽子、軍手、長袖長ズボン(ヤブがあります)、歩きやすい靴、タオル、着替え、虫よけグッズ、お弁当、お弁当時用のブルーシート的なもの、ミカンを持って帰る入れ物(バケツなど破けない物)、ポン酢作りに使うボウル、ポン酢作りに使う計量カップ
 *荷物はリュックなど、両手のあくカバンに入れてお持ちください。
 *ハチの被害を避けるため、黒っぽい服装は避けてください。
 *お腹がもたなさそうならオヤツもご用意ください。

 

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最後に・・・以下は読み飛ばして頂いても構いません。
<主催者側の目的>
和歌山県北部の地域資源や人材を活用し、未就学児を対象に、自然体験活動、野外活動、環境教育など広く自然の中で、自然体験活動を基軸とした幼児教育に関する事業を行い、直接的には自然体験活動を通した幼児の健全育成や専門的な指導者の育成に資すると共に、広域での持続的な森のようちえんの仕組みを形成し、森と共に生きてきた高齢者も絡めたいなかの知恵や技術の継承も行いながら、地域まるごとを知ってもらい郷土愛を持つコミュニティーの創造に寄与することを目的としています。

【今月の森のおさんぽ会 終了しました@かつらぎ町】

今月のおさんぽ会は、かつらぎ町天野にて行いました。
ちびっこにとっては全然関係ありませんが、世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道」上をてくてくお散歩してきました(写真は後半)。
※森のおさんぽ会とは、未就学児を対象にした当団体の野外保育の活動名称です。毎月開催。


あぜ道歩いて、里山歩いて、山道あるいて、途中長くてまっすぐなツルをみんなで取って電車ゴッコしたり、枯れてスポンジ状になった木をトランポリンにして遊んだり、落ち葉スベリしたり、鶏の出産ゴッコしてたり、綱引きや相撲をとったり、と在るモノを活かして子供たちの創造力でたくさんの遊び場が生まれていました。


今回は体験プログラムを組まずに実施したので本当におさんぽ中心でしたが、与えられた目の前の目的に向かう姿ではなく、ゆるーいおさんぽ姿を見ることができ、おかげでリピーターで来て頂いているお子さんが1年ごとにどんどん成長していっているなぁと感じることもできました。


11月のおさんぽ会は11/5に広川町で、ソコでしかできないカンキツで楽しむ体験を行いますので、良かったらお越しくださいm(__)m(後でイベント記事上げます)。

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#森のおさんぽ会 #森のようちえん #未就学児 #自然 #野外保育 #かつらぎ町

【朝日新聞和歌山版 載りました】

 

もう見た人はおられると思いますが、10/13付けの朝日新聞和歌山版にて、当団体醸造の昆虫発酵調味料イナゴソースを取り上げて頂きました。

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こんな感じで、和歌山にある「もったいないなー」と思う未利用地域資源・低利用地域資源の活用方法をいつも模索しています。
現在も、同時並行で何種類か試作していますが、楽しむ分には全然良いのですが商品化するのはとても難しい。

 

ちなみに、今の時期限定商品では「クリの多品種食べ比べセット」を扱っているので、良かったらお買い上げくださいm(__)m
https://www.facebook.com/inakadss/photos/a.717531271606628.1073741825.716506278375794/1506005549425859/?type=3&theater

 

【イナゴソース、ボーイスカウトの集会で紹介@仙台】

当団体で醸造している昆虫発酵調味料イナゴソースを、仙台のボーイスカウト活動内で紹介いただきました。

通常だと販売したら購入者の方にお好きなように使われて終わりますが、今回は国連宮城県の昆虫食の背景・イナゴソース醸造の背景とともに周辺情報も含めて子供たち、大人の方々に紹介していただきました。

その報告を頂き、掲載許可も出たので原文ママで紹介します


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送っていただきましたイナゴソース、小さなタレビンに小分けにして、子供たちに味見させました。反応は様々でしたが、どちらかというと大人のほうが食いついていました。

東北地方ではこの時期、川原やキャンプ場などで芋煮会といって職場や町内などの集まりで里芋の入った鍋料理をつくって食べる習慣があります。

私たち名取第1団カブ隊でも郷土の料理に親しむこと、野外での調理や火起こしの経験を深めることなどを目的に10月の隊集会は芋煮会を行いました。その席でイナゴの紹介も行いました。

宮城県は米どころなのでカブスカウト世代である小学3~5年生の親はかろうじてイナゴの佃煮を食べたことがあります。スカウトの祖父母世代は学校の活動として児童生徒が一斉につかまえたイナゴを業者に売って、そのお金でピアノや鉄棒を買ったりしていました。とくにそうしたおじいちゃんおばあちゃんと会話を弾ませられるよう、イナゴの佃煮も配布しました。(イナゴの佃煮は宮城県内のスーパーでは比較的容易に手に入ります)。

名取1団カブ隊は27名のスカウトがいますが、これが6~7名の組に分かれています。それぞれの組にイナゴの佃煮40グラムとタレビン1本づつを配布し、芋煮とおにぎりを食べている昼食時に一緒に試食しました。

子供たちは思いのほか抵抗なくイナゴの佃煮を食べていました。8月の夏キャンプで全年代が虫と親しんでいたこと、2年前最上級生が新入生だった時にやったイナゴとりと佃煮づくりの活動を覚えていて、率先してぱくついていたことなどもあり、ほとんどの子がイナゴを食べたということは(好き嫌いは分かれましたが)、大人たちには少し驚きでした。

イナゴソースは、指先に取ってなめてみたり、おにぎりにかけてみたりして味わっていました。スカウトたちも大人たちも普通においしいのが驚きのようでした。

また、イナゴソースプロジェクトのページをプリントアウトしたものも1部づつ各組に配りました。

むろん小学5年生にも少し難しい内容なので、あくまでも一緒に来た親用です。名取1団はほかの団に比べて活動への保護者の参加率が高いので、ほとんどの保護者が試食していたと思います。タレビンも興味ある大人がもってゆきました。ただ、すぐには反応が返ってこないので、また改めて保護者の皆さんの反応をお知らせしたいと思います。

昆虫食に関して、イナゴが郷土食であること、国連が各国に研究を勧めている未来食でもあること、イナゴソースは郷土の英知とこの未来への流れを融合したものであることなどを紹介したスピーチをスカウトたちにしましたが、食事中でしかもイナゴの佃煮をだれが食べるのかにものすごく盛り上がっていた彼らの耳にどれだけ届いていたかちょっと疑問です。この点に関しては改めて文章にまとめてスカウト通信の読み物としてくばるつもりです。

2年前にイナゴを取って子供たちに調理させたときも、子供たちの反応は「またやりたい!」でしたが、親たちは「(できれば)もうやめてくれ」でした。親世代には、スーパーで売っているしそもそも無農薬でないと育たないので安全、国連も推している、宮城の郷土食でそのまた親世代も食べていた、と理詰めで話してもあまり効果がない感じでした。それより親に何名か子供のころに食べたことがあるという話が出たり、子供たちで上級生たちが「わたしイナゴ食べられるよ!」と楽しそうに自慢したのが興味を引いたりという、感情に訴求するできごとがあったおかげで今回のイナゴとイナゴソース試食は実現したように思います。試食した後も、彼らの経験が価値のある正しいものだったという援護射撃というか、理論上の補強が来年以降にも続けていくためには必要だなと思っています。

ひとまず、10月2日の活動についてお知らせ申し上げました。

ーーーーーーーーーーーー以上ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


加納さま、ありがとうございました。

日本各地にイナゴを食べる文化が過去にありましたが、もはや現在「郷土料理」と呼べるほども残っている地域はほとんどなく、「郷土の(忘れられている)歴史の1ページ」となってしまいましたが、このような機会を通じて地域の子どもたちに学んでもらえると大変うれしいです。

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#昆虫食 #イナゴ #昆虫発酵調味料 #イナゴソース #郷土の食文化を伝える #ボーイスカウト