いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【マニアックな刃物を研いでくれる人を紹介してください】

 

現在関わっている漆器作りについて、
その根源である漆の樹液を採集する(「漆かき」)道具を買いました。f:id:inakadss:20200812143830j:image
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ただ、サビサビなのと、形が独特で通常の研ぎでは対応できないので、こういう道具を研げる方を紹介して欲しいです。

実際に漆から樹液をとる体験プログラムか見学コースを将来的に和歌山で作る方向で動いており、宜しくお願い致します

※同じような漆に関する道具があったらご連絡ください。ミニ資料館も検討中。

#漆 #漆かき #刃物 #研ぎ #漆器 #いなか伝承社

【魚醤イベント準備中~】

8/22の魚醤作りワークショップで、参加者の皆さまにより魚醤を好きになってもらうべく、男二人で魚醤を使った試作品作り~。f:id:inakadss:20200811231058j:image

写真の日付の通りに、朝の5時から夕方まで魚醤と魚にひたすら向き合う時間でした。

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魚醤、美味しい( 〃▽〃)

ちなみに魚のさばけない男二人だったので、朝どれ漁港直送(というか直接港に行って手配)の鮮魚だけは、現場近所の奥様に出張してもらって、おろして頂きました( ´ ▽ ` )ノ

#魚醤 #体験 #ワークショップ #発酵 #熟成 #和歌山県 #有田市 #漁師町 #未利用魚 #地域資源 #イノベーションを思考する #いなか伝承社

【残りあと1名、ご当地魚で魚醤づくりWS 第一回@和歌山県有田市】

 

漁港直送の新鮮な魚で、この町だから獲れる魚を複数種ブレンドした「オリジナル魚醤:有田の8月の味」作りやります。
『発酵はオモシロイ。お魚編』

割りといろんな方にお申し込み頂いて、残りあと1名です。
お申し込みはお早めに~。

8/22(土曜) 午前中~夕方まで。
※早朝から来れる人は一緒に漁港に行き見学+お手伝いして頂きます。
朝6時すぎ集合。
※漬け込み作業は調理スペースを借りて建物内で行います。

漁協に協力していただいて、
朝採りの新鮮な「スーパーには並ばない、ご当地魚」を発酵させてみんなで魚醤を作ります! 
興味のある方は日程開けておいてください~

集合場所:
和歌山県有田市 JR 初島駅付近に9時。
(詳細な集合場所は後日連絡)
電車の方も来れるように、JR 駅から歩ける場所です。
※早朝から来れる人は一緒に漁港に行き見学+お手伝いして頂きます。
朝6時すぎ集合。
※お持ち帰り出来ない場合はヤマトから配送も可。
※前泊される方は必ず事前連絡ください。

当日の流れ:
(前泊組及び早朝集合者)
朝6時過ぎから行動、漁の水揚げ見学及び当日利用分の買い付けし、材料は一度港で冷蔵保管(量的に調理場所オープンまで持ち歩けないので)

調理場所オープン時間9時まで副食材探し(摘み草)

9時 到着組と合流し、全員集合。
全員で再度港へ向かい、食材回収し、調理場所へ移動。

魚醤の仕込み作業
途中落ち着いてきたら分担して昼食づくり(たぶん魚づくし)

仕込み完成後、昼食
移動して地域の直売所見学(オープン仕立て)

駅で解散

背景:
・未利用魚や未利用部位を活用したい
・低利用魚の活用方法を探りたい
有田市で何か面白いことを仕掛けたい
・発酵はまだまだ可能性がある
・市販の魚醤は材料に一種類の魚しか使っていないものがほとんど。複数魚種使えば複雑な旨味が出て面白いのでは?

※漁は当日なので、当日の天候に大きく左右されます。念のために前日の魚も確保をお願いする予定。
どんな魚が使えるかは当日にならないと主催者にも分かりません( ・3・)。お楽しみに~。
※本物を作るので、発酵や熟成にも時間がかかり、仕込んでからすぐ使えるものではありません。待って育てるモノです。

定員 10名

--参加申込について--
基本参加費3500円(5キロ樽2個お持ち帰り分、昼食代も含む)
以下のリンクからチケット制でご購入下さい。

漬けタル付き
 →https://ticket.tsuku2.jp/eventsDetail.php?ecd=20477710102224
漬けタル無し(割引済)
 →https://ticket.tsuku2.jp/eventsDetail.php?ecd=40022027100279

※現地払いを必ずお選び下さい
※タルが不要な方は1000円引き2500円(要事前連絡)
※もっと漬けたい方は別途容器をお持ち込み頂いたり、現地で材料をお買い求め下さい(朝からその分も含めて漁師さんと交渉が必要なので、要事前連絡。当日の仕込み量追加は材料調達の点からキビシイです。追加材料費は自己負担です)
※当日は天日塩や漬物塩は使いません。含まれるマグネシウムやカルシウムは組織を凝固させる作用があり、組織の分解/発酵を目的とした魚醤づくりには不向きなので、それらが含まれずサラサラで仕込みやすい並塩を使います。

※容器や魚の確保のため、事前申込み制。
キャンセルは19日まで。以降はキャンセル料頂きます。

※自然を活用したマニアックなイベント情報が欲しい方はメルマガ登録もご検討下さい。登録はコチラ↓
https://tsuku2.jp/mlReg/?scd=0000069181

#魚醤 #体験 #ワークショップ #発酵 #熟成 #和歌山県 #有田市 #漁師町 #未利用魚 #地域資源 #イノベーションを思考する #いなか伝承社

【ニッキ水フレーバーの・・・・・・カメムシ見つけた】

食欲をそそる爽やかな香り。
駄菓子屋さんに置いてあるひょうたん型の(ちょっとケミカルな)ニッキ水にそっくりな味!
(「おたべ」のニッキ感とは少し違う)

めっちゃ遊べる可能性あるから数を集めたかったんだけれど、たまたま目の前にいただけみたいで、周りには同類が一匹もおらず残念。


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100匹くらい欲しいなぁ。

ちなみに、近所には素敵な青リンゴフレーバーのカメムシが既にいます。

※画像をキラキラさせてみたけれど、虫は虫だったのでモザイクしました

#地域資源 #昆虫食 #カメムシ #ニッキ水

【お金の支援下さい!。 自然と文化を残しながらの持続的開発、創造的地域おこしに繋げます@石川県】

 

昨年から石川県白山市にある白峰地区に関わらせて頂いており、
地元の金沢工業大学が進める「白峰ボーディングスクール」の講師として動いています。

金沢工業大学とは?
初めは全然聞いたことも無く、県外の国公立大に落ちた地元高校生の受け皿の私立大学かな?と勝手にイメージしていましたが、全然違う!
朝日新聞出版「[AERAムック]大学ランキング2021年版」で学長からの評価「教育面で注目」全国1位(4年連続)、「研究面で注目」全国10位、高校からの評価「総合評価」全国6位になるなど、各方面で高い評価を受けています。
要するに日本中の有名大学を差し置いて、日本中の大学学長が理想とする「教育環境」や「研究環境」を実践しているスゴい大学が石川県にありました。
大学の目標を見ても、
『「自ら考え行動する技術者の育成」が教育目標です。
金沢工業大学は、「チームであいまいな問題に取り組み、解決すべき課題を明確にして、制約条件のもとで解決策を創出し、実施する」教育プログラムをカリキュラム全体で実施しています。
一人ひとりの学生が世界水準の教育を実践することで、「イノベーション力」を身につけたグローバル人材を目指します。』
とHP に書いている通りに、実践型教育で運営されていました。

そんなゴリゴリの「工業」系の大学に、「生物」「食べ物」「民俗」「地域おこし」が専門のいなか伝承社 田中が関わっています。
普通は交わることの無い関係性です。

実はいま、金沢工業大学は、
人口700名程度の山村である白山市白峰地域全体を、地域の若者を巻き込んで教育先端都市「白峰ボーディングスクール」(一言でいうと、「地域まるごと学校化」)へとトランスフォームさせようとしています。

課題山積みの過疎化の進む山村ではなく、田舎が都市を引っ張り上げ、日本の発展に寄与する山村のあり方を、ここ白峰から示していきたいと考えています。

経済に偏った価値観に陥らず、豊かな自然環境と地域の暖かいコミュニティをリソースに、Art、Science、Engineering、Designといった分野を融合した学びの場を、子どもから大人まで、幅広い人材に提供してまいります。霊峰白山の歴史的な文化や様々な教育事業に取り組んできた背景を踏まえ、「教育(学び)」をテーマに、経済発展都市と山村地域の新たな関係性を構築します。

IT・IoTの専門家
バイオの専門家
建築の専門家
電機の専門家
建築の専門家
インフラの専門家
イノベーション支援の専門家
シェアリングエコノミーの実践者
表現の専門家
エコツーリズムの実践者
他専門家が増えていく予定
白峰地域の皆さま

+私たなか(地域資源の掘り起こし、教育的プランニング、実践、住民と外を繋ぐ)

様々な専門家(変態/変人)の方々が集まって、大学・企業の横断的な専門性を活かし、有機的に繋がる複数領域を同時に開拓し、これまでに無い取り組みをやろうと動いています。

私たなかはその一部を担わせて頂いていますが、豊かな文化や自然の残る現地を見て、この話を伺って、普段関わらないような領域の方々ともつながり、今はとても面白そうでワクワクしています。
この石川県で今後経験させて頂くことは私の大きな学びとなり、ふるさとの和歌山県始め他の日本中の田舎にも水平展開できるスキームとなり、持続的な農山魚村のコミュニティ作りに役に立てると思います。

なので是非ご支援お願い致します。

目下は、
空き家等の活用を含めたインフラ面の整備です。これら古民家リノベーションなどにかかる経費や、オープンに先行してこの秋から走り出す各プログラムの段階的な運用の準備にかかる経費をご支援頂きたく、クラウドファンディングプロジェクトが立ち上がりました。

https://camp-fire.jp/projects/view/301207

どうぞ宜しくお願い致します

【ローカル体験プログラムの創り方、アドバイスしてきました~その2】

 

長崎で「体験プログラムも提供する通訳ガイド」をやりたい事業主のサポートの2回目に行ってきました。


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今回アポ無しでたまたま訪れた長崎の人、めっちゃいい人ばかりでした(*´∇`)ノ

「体験プログラムを作る」お手伝い。
といっても周りにあるようなものの二番煎じの体験プログラム、どこにでもありそうな体験プログラムは当団体では作りません。
「作る」のではなく「創る」ことを行います。
地域起こしにも役立つことを裏テーマとしているので、バス客のような多人数を対象にした消費されるだけのプログラムではなく、少人数で複数回行うユニークな体験を創り出し、地域住民も絡めて地域情報の発信や地域課題の解決にもつながるプログラムを提供することを目的にしています。

そのため、普段から自主的に地域資源を掘り起こして創造的な体験プログラムを色々企画して一部はイベントという形で実践しているのですが、普段の姿を見て頂いていない他人に「企画を作れるようになる」ところまで教えるのはなかなか難しい。
かといって、地域おこし系のよくあるセミナーみたいにしてしまうと「話を聞いて満足して帰る」だけになり、実践にはつながらない。
また、2、3時間話をしただけでは多少理解しただけで終わってしまう。

ということで、当団体が体験プログラムをアドバイスする場合は基本的には、座学とフィールドワークをセットでご案内するようにしています。

▼座学
・前回の振り返り
・よい企画とは?
・あなたのできること
・あなたのやりたいこと
・あなたの考える対象地域の課題やニーズとは?
・体験プログラムの創り方
・現実化に向けた打合せ

▼フィールドワーク/実践
地域資源の掘り起こし方を指導
①文献から
→観光パンフやガイドから表面的な資源の確認
→ご当地の図書館にてローカル資源の調査
※ご当地らしさとは何か?どれか?どこを読めば把握できるか?を指導
②モノから
→直売所を訪問して農産物、海産物、お惣菜、手作り日用品などをチェック。

③ヒトから
→お店の人から聞き取り

④モノやコトから
→現地で今あるモノ、見えているコトから他にはないプログラムも創り出す。ロールプレイング。

(当団体自ら調査するときは、今見えていないモノやコトからも体験プログラムを作ります)

③と④を何回も何ヵ所も行い、プログラム化できるネタを探る。
ネタが見つかれば、それをブラッシュアップ。
「どこに価値を置くのか?わざわざココまで来たくなる価値はどこにあるのか?」

その後、カタチが見えてきたら体験プログラムのテスト。
またブラッシュアップ。の繰り返し。

とまあ、やる方も知らない土地で事前に根回しされていない環境で実施するので、現場で協力してもらえないこともたまにあり、かなり難易度高めのワークになるのですが、上記を何回かやればそこにしかない地域資源を掘り起こして体験化するスキルは確実に身に付きます。

★興味ある個人の方や事業者の方はお気軽にご連絡下さい~。
今回は中小企業庁経由で事業者の負担なくサポートに行っています。

#地域資源 #地域資源の掘り起こし #地域資源の可視化 #体験プログラム #創造 #クリエイティブ #ガイド #中小企業庁 #専門家 #いなか伝承社 #地域の差別化

【漆器職人の工房の冷蔵庫に入っているものとは?】

個人的に気になるので調査して(覗いて)みた。

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本漆と、米糊と、砥の粉(とのこ) が入っていました。
漆って冷やして保管するものなんですねぇ( ・3・)。

 

ということで、
根来塗の塗師から優しく?厳しく?教わる漆塗、根来塗、漆芸に触れられる体験プログラム、長らくお待たせしておりますがもうすぐ動き始めます。

お楽しみに~

------根来塗 解説-------------

根来塗とは
根来塗(ねごろぬり)とは、塗装技法の一種で、黒漆による下塗りに朱漆塗りを施す漆器です。名称は和歌山県根来寺に由来しています。根来寺(根來寺)は高野山金剛峯寺座主でもあった覚鑁(かくばん)上人によって開創された新義真言宗の総本山です。

根来塗の歴史
鎌倉時代高野山における対立により紀伊国根来寺和歌山県岩出市)に本拠を移した新義真言宗の僧徒が、最盛期には二千余院を擁する大寺院として山内で使用するために製作した漆器が始まりとされています。特に朱漆器が「根来塗」と呼ばれるようになったとされています。
輪島塗、会津漆器紀州漆器と日本三大産地の起源はいずれも根来塗と考えられ、豊臣秀吉紀州征伐で職人達が根来から全国へ移り住み、それぞれの地で漆器文化を開花させました。


根来塗の特徴
木地は堅牢で長年の用に耐え、幾重にも塗り重ねて仕上げられた漆は使うほどにツヤを増していき、長年の擦れ摩擦による朱の上塗りに浮かぶ中塗りの黒が味わい深い趣を出現させる。

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メルマガの方ではクローズドなのでもう少し話せるかなぁと思うのと、先行しての体験プログラムモニター(有料だけどちょっと安くします)の募集はメルマガ会員に先行案内する予定です。

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