いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【おばあちゃんの台所@高知】

今回、高知県北川村の地域資源調査でお世話になったおばあちゃんちの台所。

様々な調理道具が並ぶ。

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断捨離して何も置いていない「キッチン」よりも、人の暮らしが伝わる「台所」が素敵。

そんな75歳のおばあちゃんの普段の朝食は、
カフェオレを淹れてから、
チーズを挟んだ焼いたお餅を海苔で巻いて、オリーブ油+醤油タレに付けて頂くのがマイブームらしい。

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びっくり!Σ( ̄□ ̄;)

単に洋風化した食事ではなく、和食の延長としての今回の朝ご飯がありました。

昔ながらの郷土料理についてもお話を伺ったので後程まとめる予定(一部公開)

#高知 #北川村 #山村 #暮らし #料理 #台所 #地域資源 #調査

【むろと廃校水族館】

高知に行ったついでに、廃校活用の事例としてちょっと覗いてきました。

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魚についても勉強できますが、見せ方が素敵で、
廃校を使った「アトラクション」感が強いです。
なので親子でも楽しめるし、大人一人で入っても面白かったです。

【まにあっく高知5】「田舎寿司の片隅にいるヤツ」

旅先で片寄った視点と個人的興味で惹かれたものをご紹介。

5回目は「田舎寿司の片隅にいるヤツ」

田舎寿司は酢飯に柚子酢を効かせ、りゅうきゅう(ハスイモ)、しいたけ、みょうがなどをネタにしたにぎり寿司や、たけのこ・こんにゃくなどの詰め寿司など山里の食材を用いて盛り合わせた山間部に伝わる郷土料理です。

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高知県のどの直売所に行ってもだいたい売られている、統一感のある商品(味はちょっとずつ異なる)で、見た目は地味なんだけれど、どこで買ってもハズレの無い美味しさ。

その田舎寿司の中に必ず入っているのが羊羮(最近は代わりに寒天)。
高知県外で一般的な寿司パックにはガリが入っていますが、高知だと羊羮。
甘党には嬉しい( 〃▽〃)。

#高知県 #郷土料理 #ローカルフード #寿司

【まにあっく高知4】 「カシ豆腐(かしきり豆腐)」

旅先で片寄った視点と個人的興味で惹かれたものをご紹介。

4回目は「カシ豆腐(かしきり豆腐)」

かしきりと言うのは、ドングリ(カシ)の実で作る豆腐のこと。f:id:inakadss:20210211210040j:image

作り方
1. あらかしの実を日に干し、外皮がはじけたら木臼でついて外皮を除く。
2. 外皮を除いた実をミキサーで粗くひき、木綿袋に入れて二昼夜流水にさらして渋を抜く。
3. 渋を抜いた実を再びミキサーで細かくひき、水を加えて煮つめ、煮汁を型に入れて固める。
4. 固まったら、適当に切り分け、ぬたをかけて食べる。
*伝統的なぬたはにんにく葉をすりこんだ味噌にゆず酢や砂糖を加えて、練りこんだもの。

 

非常に手間のかかる郷土料理が、味わえます。
しかも冬限定。

食べられて良かった( 〃▽〃)

※当団体主宰の「でんぷん祭」に参加された方はご存じのあんな感じの塊がおかずになってます。


#高知県 #安芸市 #郷土料理 #伝統 #ローカルフード #ドングリ #デンプン

【まにあっく高知3】

旅先で片寄った視点と個人的興味で惹かれたものをご紹介。

3回目は「怪談 七人ミサキ」

災害や事故、特に海で溺死した人間の死霊。その名の通り常に7人組で、主に海や川などの水辺に現れるとされる。

七人ミサキに遭った人間は高熱に見舞われ、死んでしまう。1人を取り殺すと七人ミサキの内の霊の1人が成仏し、替わって取り殺された者が七人ミサキの内の1人となる。そのために七人ミサキの人数は常に7人組で、増減することはないという(by wikipedia)。

と、ここまでは私も知っていたのですが、
たまたま別の調べものをしていたら、その名も「七人御崎神社」という神社がありました。

神社名の由来は、やはり上記の七人ミサキの実話が元になって祭られたようです。
(※ウィキに掲載されている吉良神社ではありません。検索しても出てきません)

面白いものを見つけてしまった。
ただ、これを地域資源として活用すると現地を荒らす輩が絶対出てきて地域に迷惑をかけかねないので、そっと胸の中にシマイマシタ(*´・ω・)

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#高知県 #怪談 #ローカル #神社

【まにあっく高知2】

 

旅先で片寄った視点と個人的興味で惹かれたものをご紹介。

2回目は「バタークリームケーキ」

今の時代ケーキと言えば生クリームの乗ったケーキですが、昭和のケーキといえば、バタークリームケーキでした。

(以下、ネット上のコピペ)
 クリスマスにケーキを食べる習慣が広まったのは、終戦からようやく徐々に世の中が落ち着き、乳製品や砂糖の価格統制が解かれた1950年ごろからだと言われる。進駐軍の影響で、クリスマス文化が浸透したことに加えて、「ギブミーチョコレート」ではないが、日本人が甘いモノに飢えていた時代だった。

 そんなムードを敏感に察知した不二家は1952年、クリスマスセールを開始。洋菓子店の軒先などでサンタクロース姿の店員がケーキを売りさばいたのである。

 が、ここで売られていたのは「苺と生クリームがのっかったデコレーションケーキ」ではない。バタークリームのケーキだった。

 なぜかというと、当時はケーキといえば、常温でも日持ちするバタークリームを使うのがお約束だったからだ。

ただ、バタークリームには、「重くて、くどくて、おいしくない」と、悪いイメージを持たれた時期があった。とくに軽くふんわりした生クリームやムースのケーキが主流になってからは、「古臭い」とみなされるようになっていた。

 これには、わかりやすい理由があり、
昔は、バターの品質があまりよくなかったことがひとつ。
ふたつめは、価格をおさえるために植物性のショートニングやマーガリンを混ぜて作っていたこと。

 理由の三つめは、家庭での保存が悪かったこと。
かりに本物のバターを使っていたとしても、バタークリームは酸化が早く、外からの匂いを吸着しやすいのが特徴。それなのに、何日も冷蔵庫に入れていたり、逆に室温で長く置いておいたりと、劣化した状態で食べることが多かったのだ。
(コピペ終わり)

そのため、ソフトクリームのブームといった生クリーム文化の浸透と共に作られることの無くなっていったバタークリームケーキ。

バタークリームケーキの存在に気づいて意識して食べてみたいと思っていても、ほとんど目にすることが無くなり、かといってバタークリームケーキを復刻させているお店まで行くのもなぁと思っていたら、旅先でたまたま見つけました。

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昭和感あふれるデコレーションと、もったりしたバタークリームの味。
高級感は無いのだけれど、しあわせ~😋

#高知県 #安田町 #食べたかってん #ローカル #昭和 #スイーツ #バタークリームケーキ

#ちゃんと地域資源調査もしてます