いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【骨董・古物市での販売商品について】

今月末に主催する古物市に並べる商品は、現時点で600点以上になりそうです。
初開催するイベントとしては結構な商品数になってしまった・・・。

 

現時点の数
 漆器 150点以上 数えるの止めました。
 酒器 160点
  (おちょこ・ぐい呑み・盃 123点、徳利 37点)
 茶碗・お椀 91点
 豆皿・小皿  48点
 ティーカップ・コップ 40点
 ガラス食器 38点
 図録 23点
 花器 7点 
 +絵画 (まだこれは手をつけられておらず)

※陳列テーブルが足らないので、全部を一気に陳列はしません。


はしもと骨董・古物市  第1回

3/30(土) 10時半~21時、31(日) 10時半~16時

和歌山県橋本市隅田町下兵庫562-7 
   (JR下兵庫駅から徒歩10分。駐車場もあり)

詳細はコチラ
https://www.facebook.com/events/839374107955495/

はしもと骨董・古物市 ~本物を見て・触って・育んで~ 第1回

お楽しみに~。


#骨董 #骨董市 #古物 #アンティーク #レトロ #昭和 #大正 #アートイベント #触れるアート #漆器 #社会教育 #和歌山 #橋本市 #いなか伝承社

【骨董・古物市イベント 正式告知@和歌山県橋本市】

いなか伝承社初の骨董・古物市やります。
2カ月かけて準備していますが、地域で使われていた道具が捨てられていくのがもったいないからと、それを見てもらうための場所探しからはじめて、なかなか準備が終わらず、告知が遅くなってしまいすみません。

当初の見込みより作品点数が大幅に増えて、会議テーブルの上に並べようと思っていましたが、数が足らず、床にブルーシートしいて直置きになりそう・・・。

 

イベント名

はしもと骨董・古物市 本物を見て・触って・育んで~ 第1回 

 

・すべての作品を(大切に)触ってOK‼

・展示販売形式ですが、買わずとも、ガラス・金属・木の肌感や絵画の本物の作品を間近で見て、触って、ご家族やお友達と対話しながら、様々な視点から美的感覚・感性・情緒を育む体験のアートの場としてご活用ください。

※絵画は額縁から外してキャンバスだけにし、触れる状態にしてあります。そのため、絵画の表面は剥きだしなので、優しく触って頂けたら。

※和歌山には紀州漆器や根来塗の漆芸の長い歴史があります。

本物の漆器(100年以上前のものも展示販売)を見て触って、漆器を身近に感じて頂いて、「ものを大切にする」「ものを使いつづける」サステナブルな生活がもっと身近になればと思います。

 

開催日: 3/30(土) 10時半~21時、31(日) 10時半~16時 

場所: 和歌山県橋本市隅田町下兵庫562-7 (JR下兵庫駅から徒歩10分)

※駐車スペースには限りがあります。入れない場合は時間差でお越しください

※暖房設備は無いので、来られる方は暖かい格好でお越しください。

※大きいモノを買っても、徒歩5分のクロネコヤマトから出荷できます

(出荷作業はご購入者様の方でお願い致します)

※お隣の株式会社リブウェルヤマザキ様と場所のお間違いないようお願いします

 

  • 取り扱い作品

漆器、昭和のガラス・陶磁器食器、酒器(徳利、ぐい呑み、おちょこ)、絵画メイン。その他豆皿系、小型の花瓶、展示会図録など。

※全部で600点以上あります(キャパの都合により全て同時に会場には並びません、入れ替えます)

パステルカラーの新作漆器も売ります。

※民具はありません

※ご購入の場合は現金のみ取り扱い。

※持ち帰りについては、地域のおばあちゃんが制作した「(江戸時代のエコバッグ)あずま袋」あり。梱包資材も環境に優しい取り組みを推進します。

※商品サイズにより持ち帰り用袋は無い場合がございます。来られる方は念のため何らかの袋をご持参ください

 

※現在進行形で販売作品を整理・手洗いしながら準備を進めており、進捗や一部販売商品の写真は随時フェイスブックhttps://www.facebook.com/inakadss/)にてご案内いたします。また、個別の販売価格についてはそこまで手が回らないため質問されても私自身も直前まで分かりません。

 

主催 いなか伝承社

協力 アンティーク李古

お問合せ saikoro3+event@gmail.com

 

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【貴重な大深当帰の湯もみ作業 見学】

ここでしか栽培されていない貴重な大深当帰(オブカトウキ、オオブカトウキ)の貴重な湯もみ作業を見学させていただきました。

※当帰とは
薬用植物、日本薬局方に収載されている生薬。根が漢方原料。
生薬の国産化を推し進めていた徳川吉宗にも栽培を奨励されていた。
漢方では、補血、強壮、鎮痛、鎮静などの目的で処方に配剤され、四物湯、当帰芍薬散、当帰建中湯、補中益気湯、紫雲膏、当帰湯などの漢方方剤に使われる。日本各地のご当地当帰の中でも非常に寒い当地で育つ大深当帰は最高品質と言われる一方、生産者数はほぼ居ません、絶滅寸前。よく間違えられますが大和当帰とは異なります。

去年末にはぜ架けして干しておいた株を下ろし、高めのお湯をかけて先に柔らかくし、中程度のお湯に浸しながら単純な機械で揉んで泥を落としながら絡まった根をほぐし、お湯から上げて有効成分を高めるために手で最後の揉み仕上を行う。そしてまたはぜ架けしなおしてしばらく干す。
ほんの数日間だけ行われる作業。



外気温は非常に冷たいものの、現場では非常に良い爽やかな香りが立ち込め、お湯からの蒸気に含まれる当帰成分のおかげで作業しているお母さんの手は農家さんにもかかわらずスベスベツヤツヤ、そして色が白い!
「夏場は農作業で日に当たるから黒くなるよー」と言われていたけれど、春から秋にかけての毎年の強い紫外線を浴びているにもかかわらず肌が黒くなったままにならず、冬には美肌に戻っているのがスゴイ。
それだけ見ても分かる大深当帰のスゴさ。

※その大深当帰の葉を販売しているので、欲しい方はご連絡ください。

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【江戸時代の高野山の医僧が書いた治療の文献を読み解く】

高野山の医僧が2種類の文献を書いていると思っていたら、よくよく調べたら、中医学の治療法解説書1種、生薬について2種、鍼灸について1種の4種類も医学書を書いていました。

 

そのうちの生薬についてと治療法についての本を入手したので読んでいますが、筆者は江戸時代初期の方のようで、まだまだ中国医学をそのまま日本の治療に用いることが多かった時代なので、和方は含まれておらず、中医学ベースの文献でした。
どうやら一般の医家向けに書いているようで、高野山ならではの治療法は無さそう。ちょっと残念。

とはいえ、高野山のお坊さんが書いた医書が当時日本中のたくさんの人に読まれたというのは驚きましたが、読んでみたら非常に丁寧に症状を解説されていたのでそれも納得。

令和の今でも普通に使われている漢方薬名も載っていました。

 

漢字ばかりの文を読むのは目が疲れますね。
高校時代に漢文をもっとまじめに勉強しておけば良かった・・・。

 

ところで、最近また「古文・漢文不要論争」が起こっているようですが、人生でいつ必要になるか分からないし、ゼロから取り組むよりも学校教育レベルの最低限の知識があればどう読めばいいかの進め方を考えられるので、学校時代には「なんで勉強するんだろう」と思いますが、古文・漢文も必修にしておいた方が良いと思います。

 

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【 社会教育士になりました 】

元々これまで様々な体験コンテンツを創って実践してきましたが、それらは(告知文に直接書かない時もありますが)単なる「楽しかったねー」イベントで終わらず、すべてに意図的に何らかの『地域性』や『学び』を必ず織り込んできました。

そんな経緯もあり、自身の10年間やってきたことが「社会教育」に相当すると気付いたので、この度文部科学省の一般人向けの社会教育に関わる称号「社会教育士」を修得しました。

本来の運用で連携する相手の地方行政の担当者にすら知られてない称号なので、これを取ったから何かが変わるものではありませんが、今後も社会教育の提供を頑張ります。

※社会教育とは 
「学校の教育課程として行われる教育活動を除き、主として青少年及び成人に対して行われる組織的な教育活動(体育及びレクリエーシヨンの活動を含む。)」

※社会教育士とは
私たちのまち、暮らしには、さまざまな課題が山積しています。たとえば、コミュニティの希薄化、空き店舗が増える商店街、子育てや介護が生む孤立、居場所や出番がない子ども・若者、災害から命を守る防災の備え、国籍の違いや障害の有無などによる分断など・・・。地域全体で、地域の抱える課題を解決し続けていくためには、
○地域の課題に対する当事者意識を持って、
○より多くの人々や活動が協働しながら、
○これまでの経験や学んだ成果を活かし、工夫しながら参加できる地域活動や市民活動を豊かにしていくこと
が求められています。

地域を面白くしたい、新たな人ともっと出会いたい、多様な人ともっとつながりながら活動したい、という前向きな気持ちになれるきっかけが、地域にたくさん存在していなければ、大人も子どもも、そして地域も成長していくことはできません。
このきっかけにあたる取組を、人々の自由で自発的な学習活動を支援する社会教育という分野では、「学び」と呼んでいます。こうした「学び」を社会のいたるところにたくさん仕掛け、豊かな地域づくりへの展開を支援する専門人材が、社会教育士です。(文科省HPより)

#社会教育 #社会教育士 #文部科学省 #地域おこし #地域づくり #いなか伝承社 #学びの提供


【美肌効果もある鯨油。使ってみたいひとー?】

前回イベントでメイン素材として使った『鯨油』。
明かりでも良し、食べても良しな素材でしたが、お肌にも良いみたい。
(マヨネーズには向いてなかったけど)

 

鯨油はオメガ3脂肪酸の「DHA」「EPA」「DPA(ドコサペンタエン酸)」が豊富で、肌なじみが良く、ヒトの皮脂に含まれ馬油にも豊富なパルミトオレイン酸が鯨油には馬油の2倍近くも含まれることがわかり、化粧品原料として改めて注目を集めています。

また、美肌の特効薬とも例えられる「質の高いオレイン酸」、潤い補給・油脂調整・保護作用を促す「パルミチン酸」などもタップリ含まれているそう。

 

鯨油の美味しい摂取方法は前回のイベントで分かったので、今回は直接お肌に美肌効果をもたらしてもらおうと鯨油ハンドクリームを作成。
鯨油本来の力を見たかったので、精油やワセリン、シアバターなどは使わず、材料は蜜蝋と鯨油のみ。

使ってみたら、よく伸びて、皮膚に浸透していきました(男性の自分に分かるのはここまで💦)。

 

ちなみに使っている鯨油は精製されていないので独特の臭いがあり、常温では鼻を近づけたら臭うくらい、加熱して揚げ物をしたら食欲を無くすくらいの臭い(揚げたものは美味しい)ですが、ハンドクリームにしたら顔を近づけたら臭うくらいの元の油のままレベルになりました。
さらに、市販の油脂と異なり、私の手持ちの鯨油は臭うけれど精製されていない分余計な添加物も無ければ、本来の機能性成分も除去されていないので、よりお肌にいいと思います。

 

といっても、普段ハンドクリーム塗らない自分にはお肌への違いや化粧との相性が分からないので、例えばイベントとして「私は鯨油を提供するので、参加者が各自自分の道具を使って好きな柔らかさのハンドクリームを作る場」を提供したら来たい参加者いますか?@和歌山県橋本市

 

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【初見でシビンに見えた古物。古物整理中】

初めて見た時は子供用の尿瓶か、変わった一輪挿しの花器かと思っていましたが、全然違いました。

「鳩徳利」「鳩カン」と呼ばれる酒器で、尖ったところを囲炉裏の灰に差し込んで、炭火で温めて使う昔からの道具です。
マニアックだ😧

今ではこれを直接ガス火で燗付けする人もいるようですが、炭火の遠赤外線で温めた方が美味しいお酒に変化する気がする。

まだまだ自分の知らない古物に出会うと楽しいですね。

酒飲みでも酒器コレクターでもない自分にはこれまでご縁がありませんでしたが、もともと古物で中古品だし、自宅に長火鉢ならあるし、まだ寒いし、燗に使ってみようかな。

これも何個か出てきたので、3/30、31の私の主宰する古物イベントで販売します@橋本市
超限定な使い道なので売れ残るかもしれませんが、それはそれで自分のイベントに使っても楽しそう( 〃▽〃)

何回か見て目が慣れてくると、この独特なフォルムが格好良く見えてくるから不思議。

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