和歌山県のとある廃医院の中から、当時使われていた手書きの「処方簿」が出て来ました。
記載時期ははっきりとは書かれていませんでしたが、私が調べたところ終戦の年の1945年のようです。
メーカー製の薬を渡されるだけの今の薬局とは違い、当時は1から薬材を組み合わせて1つ1つ院内で調合し、加えて検査用の試薬も院内で調合して検査していたのがこの文献を見ると分かり、丁寧な文字で記録されています。
76年前に書かれた地方の1医院の処方簿ではありますが、当時の地域の医療状況が反映された「生きた歴史書」としても価値があるのではないかと考えるのですが、たぶん他の地域の処方簿と比べたりして価値が出るかと思うので、そういった医薬処方の歴史に詳しい方がおられたら相談したいので何でも情報欲しいです
良かったら拡散してもらえたらありがだいです。
宜しくお願い致します。
※なお、地域おこしの仕掛けとして書いてある中身を使えないかを調べるため持ち主より預かってこれから読むところです。
私の得意な生薬系があれば良かったのですが、この本には生薬はごく一部しか掲載されておりませんでした。「処方簿1」と背表紙には書いてあるので、処方簿2に生薬系の処方が掲載されていたかもしれないのですが、そちらは行方不明です( ;∀;)
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