もはや遠い時代になった昭和のこどものおやつ「ニッキ」の根。
シナモンと香りは似ていますが、シナモンは甘い香りが強いのに対して、ニッキは味も匂いもスパイシーさがより強いです。
(なので、昔のニッキ水のボトルはちょっとずつしか飲めないように真ん中がくぼんだヒョウタン型だったりします。)
今回は遠くからもご参加頂いて、ニッキ掘りしたり、かじったり、薬草茶飲んでもらったり、管理人のおばあちゃんと交流したり、おやつ食べたり、オマケで駄菓子屋さん行ったりしました。
ニッキの根は掘っているそばから良い香りが漂ってきて、一緒に参加してくれていたチビっ子達も楽しみながら掘ってくれていました。子供には匂いどうかな?と思いましたが良い匂いだったみたい。
あ、チビッ子達は学校を休んで参加してくれていました。確かにうちでやるイベントは何らかの学びを必ず織り込んでいるので「学校では教えてくれない学び」が色々あるかも。
あとは、受け入れて頂いた地域のおばあちゃんが85歳とご高齢なので、イベントが負担にならないようにと思ってプログラム組んでいたのですが、御本人も楽しかったみたいで予定以上に関わって頂き、アップルパウンドケーキ焼いてくれたり、待ち時間に子ども達に折り紙で鶴の折り方を教えてくれたりと、みなさんと交流されてました。プレッシャーにならなくて良かった(人 •͈ᴗ•͈)。
今回の薬草茶は、掘ったニッキ、大深当帰、クロモジ、ヨモギ、クコ、テンダイウヤクの6種類。ぜーんぶ地元産、自家採集。ほぼ全員強壮作用あるので元気になるお茶になりました。
ここだけの話、参加する子ども達は現場の近所に駄菓子屋さんがあるのを知っていたようで、それが今日の一番の楽しみだったらどうしようと不安でしたが、イベント自体も楽しんでくれていたようでした。(´▽`) ホッ。
★ニッキとは・・・
和の薬草&スパイスのニッキ。ニッケイ、肉桂とも呼ばれます。
現在は京都土産の「生八ツ橋」などが一番身近な存在かなと思いますが、江戸時代には根は薬として扱われ、かつて和歌山県は大正・昭和時代にはニッキ根の一大生産地で医薬品原料として輸出もしていたほどでした。
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