いなか伝承社(地域活性化支援)のブログ

和歌山県内各所の農山漁村のファンを作り、土地も含めた「慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識」の次世代への伝承を目的とする団体のブログです。  https://tsuku2.jp/inakadss 

【椿の実と漆の木が生えてたら教えて下さい@和歌山奈良】

椿の実→油を搾ります

漆の木→ウルシを採ります

和歌山県紀北、紀中エリア、奈良県吉野地方あたり
・椿の実を大量に採集可能な場所(スーパーの袋いっぱい以上)
※地面に落ちた種でも可。だいたい12月~4月くらいに花が咲きます。
※よく似た花や実にサザンカがあり、年内に咲いている花はサザンカの可能性があります。
・漆の木は太ももサイズ以上。

※採集を目的にしているので、危険な場所に生えている木は扱えません。

がありましたらご連絡下さい。

場所によっては、地元の方と組んでイベント化も検討しております。

情報ありましたら、宜しくお願い致します

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#漆 #ウルシ #漆掻き #漆器 #漆芸 #根来塗 #和歌山 #椿 #ツバキ #椿油 #つばき油 #搾油 #油絞り #非加熱 #油 #植物油 #体験プログラム #地域資源 #いなか伝承社

 

【ワイン用ブドウ農家さん、探しています!日本全国】

 

色々ユニークなものを発酵させていたらワイナリーさんと繋がりましたv
その相談案件です。

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まだまだ小さなワイナリーで、
現在行っている国産ワイン事業でのブドウの安定供給のため、
生産者の方を継続的に探しています。

◆ワイン専用品種だけでなく、生食兼用ブドウ農家さんも含めて探しています
◆1生産者あたり最低1トン以上の生産量希望
◆栽培地は日本全国が対象
◆現在の調達分は購入ベース(将来的には、契約栽培へ)

作り手さん居られましたら、良ければ一度ご連絡ください。
一緒に美味しいワインを作っていければと思っています。f:id:inakadss:20201112145203j:image

#ワイン #ワイナリー #醸造 #発酵 #ブドウ #葡萄 #農家 #いなか伝承社

【30代くらいの角度かな?】

近所のじいちゃんから「卵が割れた」「中から何か出てきた!」と通報があったので見に来てみたら、スッポンタケでした。

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森の中で球の状態で見つけて、「何かな~」と楽しみにして家まで持ち帰ったみたい。
好奇心旺盛なじーちゃんだ(*´∇`)。

玉から出てきたのは、うん、アレにそっくり。
何か生き物が出てくるんじゃないかと期待したじーちゃんはちょっとガッカリしてました(*´・ω・)。

#山村暮らし

【カラタチ酒仕込み】

今年も野生のカラタチの実を拾ってきて果実酒づくり~。f:id:inakadss:20201102224858j:image
非常に香りが良くて、飲みやすい素晴らしいお酒になります。

 

以下、Wikipediaから引用。

カラタチ果実からつくる生薬は、果実を採って、輪切りで天日干しして調製したもので、芳香性の健胃作用、利尿作用、発汗作用、去痰作用があるとされる。胃腸の熱を冷ます薬草で、妊婦、冷え性、虚弱体質に人への服用は禁忌とされる。民間では、皮膚を美しく保つ効果もあるとされており、果実や枝葉を随時浴湯料として風呂に入れると、皮膚をきれいにして、体を温め、発汗、去痰を促すといわれている。

近年の研究により、機能性成分の一つである、オーラプテンを高濃度に含有することが明らかになっている。オーラプテンはその他にも発ガン抑制作用や抗炎症作用、脂質代謝改善効果やメタボリックシンドロームに伴う炎症反応の緩和効果等を持つ。

 

#カラタチ #ミカン #みかん #柑橘 #果実酒 #薬木 #生薬

【高校生と職人をコーディネート】

近隣市町村の高校の生徒さんが、職人の取材をしたいということでコーディネート。

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国産の松から「薄板」(経木)を作られている、和歌山県では唯一、関西でも5人いるかどうかの職人さん。

一見さんにはかなりシャイで口数が多くはない方なので、時々横から職人のどこが凄いのか・何が違うのかを捕捉ツッコミや解説します。

製品は問屋を通じてのみ全国に届くので、一般の方には全く知られることのない職人の存在。
昭和という時代の一角を支えた食品包装資材。
その裏には確かな技術で木一本ごとに異なる状態から日々同じものを作り提供しつづける努力が隠れています。

高校生レベルだと、「エコ」や「環境問題」という一面的な切り口での観察でも良いのですが、大人の方を案内するときは、産業としての課題、仕事としての課題、地域の課題それぞれが複雑に重なって衰退しているということをご紹介しています。

 

せっかく来たからには貪欲に学んで欲しいなぁ

 

#薄板 #経木 #伝統産業 #消耗品 #てまひま #手作り #高校生

ほかの人が提供していないコトを職人とやっています。

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従来の金継ぎでは、5つパーツがあれば、一気にまとめては継げずに小さな塊をまず作るので、それだけで乾くのに大変時間がかかり、こんな複数パーツに割れた器の継ぎだと一か月以上かかりますが、現在提供している体験プログラムだと、本物の漆のみを接着剤に使いながら、参加者の方に体験していただきながら、半日で終わります!

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実はめっちゃスゴイの。
ほかの人が提供していないコトを職人とやっています。

リンク先の「紀州根来塗 初根工房」応援よろしくお願いいたしますm(__)m

https://www.facebook.com/106581387742066/

#旅する職人 #根来塗 #根来 #朱漆器 #漆 #塗師 #職人 #漆芸 #漆器 #金継ぎ #焼継ぎ #使い続ける #体験プログラム #和歌山県 #岩出市 #出張 #地域資源 #地域資源の掘り起こし #可視化 #いなか伝承社 #紀州根来塗 #SDGs

【地魚で魚醤作って、料理試作しました~2】

「発酵はオモシロイ。試食編:

   ~プロと一緒に有田産『魚醤』の可能性を探る~

10/28@和歌山県有田市」イベントを行いました!。

先日、漁協に協力していただいて、

朝採りの新鮮な「スーパーには並ばない、ご当地魚」を発酵させて魚醤を作りました! 

それを使って2人の料理人(この日はラオス料理の料理人)にお越しいただいてご当地魚醤の可能性をみんなで探ります。

▼背景

・未利用魚や未利用部位を活用したい

・低利用魚の活用方法を探りたい

有田市で何か面白いことを仕掛けたい

・発酵はまだまだ可能性がある

・市販の魚醤は材料に一種類の魚しか使っていないものがほとんど。複数魚種使えば複雑な旨味が出て面白いのでは?

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▼試作の魚醤について

今回使った魚醤の材料

(捨てられちゃう)アジ、サバ、マイワシネンブツダイ、クロムツ、ヒイラギのブレンド仕込み

▼作った料理

小松聖児 講師 

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 京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科に所属中に3年間に渡ってラオス渡航。合計8ヶ月滞在しながら淡水魚を中心とした淡水水産資源利用について研究を行う。

 滞在中に気づいたラオス料理の美味しさを再現すべく、帰国後に独学でラオス料理を習得し、現在は水産卸売会社勤務の傍らで出張料理人 ・イベント出展の形態でラオス料理を振る舞う「小松亭タマサート」を主宰し、ラオス料理と淡水魚食の普及を目指している。

現在のメインの活動は、琵琶湖で漁獲される天然淡水魚のうちの未利用魚をラオス料理にして人に食べて頂く事。

 ラオス料理を作る上で欠かせない調味料である、淡水魚を原料としたラオス版魚醤油(パデーク)の自作にも5年前から取り組み、昨年ついに満足のいくものが完成した。

 現在は月に一回、滋賀県で開催される青空市場(マルシェ)で琵琶湖の漁師から分けてもらった魚のラオス料理をふるまうことがメインになっている。

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ラオス風スープ

ラオスなめろう

ラオス風蒸し魚

ラオス風サラダ

・タイ風つみれ揚げ

アナグマサラダ

ベトナムとタイとラオスと今回の自家製魚醤の味比べ

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▼まとめ(試したコト及びアドバイス頂いたことの両方含む)

・原液は発酵5ヶ月目、美味しい。

・濾過した液体だけだと、東南アジア料理にはちょっと大人しすぎる

・濾過時に残った固形分も「魚醤」と言う

・濾過時に残った固形分で、ダシがとれる

(今回仕込んだ魚醤の材料が小魚だったのでペースト化もしやすかった。中型以上だと骨が固いので難しそう)

・生魚臭さは無い(独特のフレーバーは有る)

・海外の魚醤は、そもそもそのまま原液で使わないらしい。

(日本の醤油のように原液をそのままかけない)

・スープに使えば魚醤をたっぷり使っても塩辛くならない。

・ハーブやレモン/ライムと今回の魚醤の相性がかなり良い

・何にでも合う。使い方次第

アナグマ美味しい

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▼個人的な感想

・魚醤ペーストを使ったピリ辛タレが、見た目の色は土色でなんだけれども、食べてビックリとても美味しかった。和歌山の様々なフルーツとコラボさせて応用できるかも~v

・今回の参加者の皆様は。東南アジアの旅行経験や美食家の方が多かったのですが、自家製魚醤自体の味も美味しいと言っていただいて、自信が付きました!

 

▼今後

有田市及び有田郡(広川町、湯浅町有田川町)の役に立てる形を探りながら進めていく予定です。

魚醤の可能性はまだまだありそうなので、面白そう、関わりたい!、とビビっときた方は地域問わずご連絡下さいm(_ _)m。

 

▼次回のご案内

12月に魚醤を仕込むイベントをするかも(お持ち帰り頂いて発酵・熟成させて使えるのは来年秋かな)。

ただ、冬は水揚げ量が全般的に減るので、捨てられてしまう魚の量も比例して減少し、イベント化するほどの量が確保できるかはまだ不明。漁師さんと相談しながら進めます。

 

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